雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

EOS10D続き

書き残したことと試し撮り

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結構気に入ってます。

まあまあ気に入ったCanonEOS10D。

なかなかエエ感じです。

この時分の標準的な仕様「600万画素・APSーCセンサー」を採用した中では最良の出来じゃないでしょうか?なんてって言ったら褒め過ぎかな。

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適当に甥っ子を撮影

実際、書き込みの時間や起動時のタイムラグなど時代相応に待たされますが、昔持ってたPENTAXist-Dに比べるとRAWで何枚も撮れるのは革新的です。

あっちは一枚撮る毎に数秒待たされましたからね。

操作性では雲泥の差です。

一応、人物撮るのも表情狙えますし、EOSR6と相性の悪いタムロンのズボラズームと組み合わせても問題無く動きます。

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ズボラズームとの相性も悪くないです

操作性雲に云々とは関係のない所ですが、カメラの時計用電池に使われているCR2025電池が簡単に取り換えできるようになっている最期の機種だったりします。

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この方式で時計用電池が入るのはこれが最後だったと思います

後継機のEOS20Dからは、どうやって買えたらいいのかわからないところに電池が格納されるようになってます。まあ、交換する機会も無いんですけどね。

気になったところ

そういえばこのEOS10D、シャッター速度の最高速度が1/4000sec止まりなんですよね。

なので、屋外で単焦点填めて絞り開放で…ってするとちょっと足りないことになります。

最近は1/8000secが切れることを前提に撮影したりしますからね。APS-Cセンサーなんでもうちょっと頑張れたんじゃないかと思うところです。フルサイズよりセンサー小さい分、一段速くシャッター切れますからね。

まあ、そんなこんなで不満点が無い事も無いんですが、便利な機材に慣れてしまった今日この頃なんで、初心に帰るにはいい切っ掛けです。

便利なのに慣れると創意工夫をしなくなりますからね。

大切です。

DEPTH

話が行ったり来たりしますが、このカメラには懐かしの「オートデプスモード」が搭載されてます。

デプスモードってのは、遠景と近景を測距してその測距した両方が被写界深度内に収まるように絞りとフォーカス位置を自動で制御してくれる機能です。

内容を聞くとすごく使えそうな機能です。

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懐かしのデプスモード

EOS初代からのウリ的なモードで当時は大々的に喧伝していたような気がしますが、いつの間にやら今のカメラから無くなってるなぁと思ってました。

ただEOS10Dが最後の搭載機ではないようで、この後のEOS40Dぐらいまでは搭載されてたみたいです。

でも、EOS5D系列には初代の5Dから非搭載なんですよね。

確かに使ったことなかったなぁ…なんでだろう?

この機会に使ってみるか…

 

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CanonEOS10D ハイエンドとまでは行かなかったけど…

「10」の名づけに相応しい?

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昔は憧れのカメラでした

ついつい出来心で買っちゃったCanonEOS10D。

当時はEOS-1系列以外でやっとまともな一眼レフが出たと評判でした。

普及機とか言っても当時のお値段は20万円程。

結構しますよね。

加えてAPS-Cセンサーなんで、当時はお安くなかった超広角レンズも購入しないと画角が狭くて使い勝手がすこぶる悪かったのです。

なので予算としては30万円程。

最近はそこそこ高額な機器の値段にも慣れてしまった感がありますが、当時フィルムカメラのハイエンドである素のEOS-1nが18万円台だったことを考えたら、なかなか手が出しにくいお値段でした。

とはいえ、前のモデルのEOS-D30やらEOS-D60なんかに比べると、驚くほどつやいやすくなったうえに安くなるという、新時代を感じさせるに足るカメラ。

D30とか一眼レフとしちゃまだまだ粗削りで使い難いですからね。

blog.kobephotomic.work

 

blog.kobephotomic.workなんでEOS-D30やら同20DをR6の生贄にしといて、今更EOS10Dなんぞに手を出したのかというと、懐かしかったからってのが大きいですね。
当時のあこがれ的な機種が2000円しないなんて…買っちゃいますよね。

 

 発売当初は…

この時期になると思い出すんですが、EOS-10Dが発売された当時は地方の専門新聞社で記者やってました。

で、お役所って4月1日付で人事異動しますよね。

業界に関連性あるお役所の新年度人事異動ってのは、業界紙にとって結構大切なニュースです。挨拶とか行かないといけませんからね。

人事異動は1日付なんですが、3月末には異動内容は決定しているので広報課に行って人事異動の資料を貰って予め記事にします。今でこそメールで済むようなことを当時はわざわざ役場の広報課まで出向き、ペーパーの資料とデータの入った3.5インチのフロッピーディスクを貰っていました。時代ですね。

人名の漢字間違いとか結構やりがちなミスなので、データを貰えるとありがたいんですよね。ペーパー資料はチェック用みたいな価値しかないのに嵩張って困ります。

さて、フロッピーに入ってるデータってのはExcelの表だけでなくて、エライさんの顔写真なんかも入ってます。上長は顔写真を掲載しますからね。

私は仕事中なのにいらんところに好奇心が向くタイプなんで、データを貰うとEXIF情報なんかもチェックしてしまうんです。

だいたいの写真は適当なコンパクトデジカメで撮られたデータなんですが、某地方自治体のデータがこのEOS10Dで撮られたデータでした。

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「10D」のロゴが誇らし気

発売からそれほど立ってなかった頃です。

いや、お役所ってスゲェなーって思いましたね。

当初はNikonがD70とか売ってた時代で、ちょっと後に本格的な普及期であるEOS-KissDIGITALが登場しますが、まだまだ一眼レフは高嶺の花。社内にもデジタル一眼レフはありませんでした。それはそれで別の問題ですが…

それなりな高級感

さて、EOS10Dですが、なんだかんだ言っても20万円する機械なんで、それなりに高級感と安心感が欲しいところです。

その点、EOS10Dのボディはステンレスの骨格にマグネシウム合金製外装を被せたもので、ライバルだったNikonのD70よりも良い塩梅に仕上がってました。

メーカーロゴがプリントなのは気になりましたが、メーカーロゴが消えたところで困るのは中古で売る時ぐらいのモノなので無問題。当時のEOS-1DもCanonのロゴはプリントでしたしね。

そんなことよりも加水分解して崩壊する端子カバーや表記部分が接着剤で止めてあるだけなので上部パネルが外れてしまうモードダイヤル等々にお金をかけてほしい所です。

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案の定加水分解を起こしかけているゴム部分

ダイヤルやボタンをはじめとした各部の動きはしっかりしていて、長く使えそうな雰囲気。Canonがそこそこ力を入れて開発した感じがします。

この機種まで内蔵ストロボのポップアップがモーター駆動のような動きで好ましいです。コレ以降の機種になると内蔵ストロボの留め金が外れてスプリングでポンと上がる感じで安っぽい動き。まあ、機能には全く関係ない所ですが懐古趣味的には電動で上がる方がポイント高いです。できればEOS750みたいに光り終わった後には電動で収納してほしい位ですが、要らない機能を望みすぎですね。

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モーター駆動のストロボポップアップがイイ感じです

そうそう機能的な話

そんなことよりも肝心なのが機能的なお話。

肝心の撮像素子は、630万画素のCMOSセンサーを採用。この機種からはキヤノン独自の映像エンジン「DIGIC」を搭載したので驚くほど外すことは無くなってます。

AFの測距点は7点。

連続撮影は約3コマ/secで最大9コマ。

ISO感度レンジはISO100~1600相当(ISO3200 相当の感度拡張可能)と、今のカメラに慣れた身からすると色々物足りないものの、我慢できないこともない感じです。

記録メディアもCFカードなんで、最近CFは余裕が出来ているので助かります。

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CFカードってのは助かります

あと、このテのカメラで困ることの多い電源も汎用性の高いBP511なんで使いまわしも効いてイイ感じ。

ただし、起動は驚くほど遅くて数秒待たなきゃいけません。スリープからの復活も遅くてシャッターチャンスを逃がしかねない所作です。

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液晶に「EOS」って出てからしばらくしないと起動しません

ミラーレスみたいに撮る直前にスイッチを入れて…なんてできないぐらいにモッサリした動きが残念ポイントですね。

まあ、電池に余裕もあるんで1~2個予備電池を持ち歩けば大丈夫でしょうけどね。

それなりに不満点はありますがCanon使ってたら迷うことの無いインターフェイスはやっぱり使いやすく、当時のオーバー気味な高級感が入り混じったバランスのイイカメラじゃないかと思います。

色々と足りないところがデジタル一眼レフを買えなかった頃のことを思い出して初心に戻れそうな感じなので、当時の気持ちを思い出してみようかなと思う今日この頃です。

まあ、何よりもテスト撮影しないといけません。

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とりあえず使ってみないと

 

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自粛期間

土曜日20時半の神戸南京町です

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週末の午後8時なんですが…

コロナ騒動が始まってから、何度目かの自粛期間。

自粛に次ぐ自粛なんですが、皆さん自粛慣れした様子で潮が引くように人が居なくなる繁華街が何となく怖いです。

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「一棟貸」ってところがなんとも…

ただ、長期化する自粛要請に耐えきれなくなるお店があるのも確かで、だんだんと空き店舗が目立ってきています。

恐ろしいものがじわじわと迫ってきているようでゾッとしますね。

はやくこの騒動が収まることを願ってやみません。

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時計が3時間ほど進んだみたいに疎らな人出です

你好!谢谢!!

PanasonicDMC LC1 動作確認

PanasonicDMC LC1再始動です

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動くと動かないでは雲泥の差です



以前にヤフオクで落としたものの、電池が無くて動がすことができなかったPanasonicLUMIX LC-1。

blog.kobephotomic.work

そこそこしたのに動かないなんて…と途方に暮れてたんですが、このほど同じ電池を使う下位互換機のLC5を入手したので動作確認をとることが出来ました。

 

blog.kobephotomic.work

電池自体は過去記事で紹介した通り、小型で接点の同じ電池にカバーを付けたものみたいだったんですが電池自体に細工はしていないので安心です。

まあ、小さいって事は容量が小さいって事になるのが残念ポイントですが、其処は電池の性能向上で相殺されてれば嬉しいなと微かな希望を抱いておりました。

電源を入れてみたらなんとまあ、なんとまあ動くではありませんか…!

文鎮からカメラに昇格した瞬間です。

掴まされたり思ったより状態がよくなかったりと失敗続きのヤフオクで久しぶりの嬉しい出来事でした。

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LUMIX」ロゴよりも「Panasonic」ロゴの方が好ましいです

時代相応

動いたのはいいものの、持ち出すとなると意外とデカいのが気になります。

「カメラ」って考えたら標準的な大きさなんですが、デカいと感じていたPowerShotの初代らへん(G1~G5)よりもデカいんですよね。

チョット驚きでした。

デザイン的に「シュッとしてる」ので、もっと小さいのかと思ってましたが、なかなか」カバンの中でゴロゴロする大きさです。

GRにしてもなんにしても最近の小さいカメラに目が慣れたんで、言いようのない違和感を少し感じました。

あと、前時代的だなと思ったのが内蔵ストロボもとい内臓フラッシュの存在。

この時代のPanasonicは内蔵のストロボでもバウンス出来るように2段階でポップアップするようになってます。

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二段階式の内蔵ストロボ

感度が低い時代には大変有効なやり方ですが、高感度が当たり前な昨今ではあんまりストロボ使いませんよね。改造電池の容量も小さそうなんで出先ではあんまり使いたくないところです。

あと、マニュアルフォーカスが出来るのもポイントですが、残念ながらフォーカスピーキングは無くて中央部を拡大するのみです。

フォーカスピーキングあったらものすごく便利なんですが、本機は小型のCCDで焦点距離も短くボケない為、この程度で十分と言えば十分。寧ろ専用のフォーカスリングがオーバースペック過ぎるのかもしれません。

所謂「持つヨロコビ」ってのを満たすには必須な機能なのかもしれませんが。

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風格的には十二分です

充電ができない…

まあ色々とケチ付けましたが、概ね気に入ったのでバンバン使おうかと思ったんですが、困ったことが2点ありました。

1点目は記録メディアはSDカードなのにSDHCが使えないこと。
今売ってるSDカードって漏れなくSDHCかその上の規格のSDXCなんですよね。

先日メモリーが安い神戸の風見鶏さんで探したんですが、適当な2GB程度のSDカードが無かったので結局買わず仕舞いでした。

特売品とかで良いのを探さないといけません。

そして何よりも問題なのが、「付属していた充電器で受電できないこと」

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直接カメラに電源をつないで充電する方式みたいなんですが…

致命傷です。

だんだん減っていく容量に焦りながら撮ってたんですが、ろくに試せてないまま電池がレッドゾーンに突入してしまいました。

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気付いたら電池容量がヤバいことに…

こちらも充電器を探さないといけません。

普通に使えるようになるまで問題山積・前途多難です。

  

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シャッター幕ってヤツは…

デジタルになってから現物拝むことなくなりましたね

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jamったシャッター幕…悲しい

そういえば先日の大失敗、故障したOM707。

最大の故障箇所としてシャッター幕がJAMってましたが、ああなったらカメラって終わりですよね。

何しろ露光をコントロールできないんですから、いくら他の機能がピンピンしていたところでなんの意味もありません。

車で言い換えたらエンジン部分がイカれてるのに等しいです。

残念なことにOM707はダメでしたが、最近ジャンク漁りしていてシャッター幕がだめになった個体が多いことに気が付きました。

おおっ!ってなるのを見つけても裏蓋を開けるとシャッターがJAMってたり、縦走シャッター幕の羽根間に隙間が出来ていたりと何らかの疾患がある場合が多いです。

今日見つけた4800円のCONTAXRTSⅢも「ひょっとしたらイケるかも」なんて期待して弄ってみたら盛大にシャッター幕がJAMってました。

フィルム時代のシャッター幕

オッサンなもんで昔話になっちゃいますが、フィルム時代はフィルムが入るスペースとシャッター幕ってところはアンタッチャブルな不可侵領域でした。

新品で買ったらご丁寧にもシャッター幕のところに誤って触ることのないように紙が被せてあって「触っちゃダメ」感を強く醸し出していました。

使ってるときも、シャッター幕のある辺りには感光材であるフィルムを入れるので、極力短時間しか開けないようにしていましたし、フィルムを装填してしまったらシャッター幕の上にはフィルムが覆いかぶさって要るので物理的に触れなくなります。

撮影前の点検でストロボとシンクロしているかどうかチェックするときが一番危険でしたが、其処は慣れというか誤って触る事故なんてのを聞いたことがありません。

まあ、そんな感じで皆がシャッター幕ってパーツに気を使ってました。

度胸試し

とか思ってたんですが、高校時代は空シャッターのというか、バルブにしてシャッター幕を開けて指を突っ込む「度胸試し」がアホな写真部内で流行ってました。

流石に「1/8000secに挑戦や」なんてアホ過ぎることはしませんでしたが、先輩が失敗したけどPENTAXのSPは横走り布幕のシャッターだったからなのか無事だったとかなんとか聞いた気がします。

いつの時代もアホな事する人は一定数いますね。私もその一人でしたが…

デジタル化

 そんな状況から一変、デジタル化してからは「フィルム室」みたいなスペースが無くなりました。

当たり前っちゃ当たり前ですが、CCDだのCMOSだのとミラーとの間にフォーカルプレンシャッター自体は存在しているのですが、シャッター幕自体を見ることが無くなってしまいました。
なのでその存在を意識しなくなってしまっているからなのか、迂闊にもシャッター幕を指で押してしまったりしたんじゃないかと思う訳です。

デジタルから写真を始めている方なんかは、本当に見た事も無いでしょうね。シャッター幕。表側はミラーで隠れてますし、裏側はCCDいやCMOSです。見れる道理がありません。

なんて思ってたら最近のミラーレスなら見れることに気付きました。

EOSR6だと電源落とすたびにシャッター幕が下りてきてセンサーを保護してくれます。

こっちのシャッターは触ってもまだ大丈夫なんでしょうかね?

まあ、CMOSを指で触ったりして指紋付けたら目も当てられませんからね。

アンタッチャブルなシャッター幕からセンサーを保護するシャッターに役割も変わってきてますね。

でも、多分あれ触っちゃダメなんでしょうけど…

 

 

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Nikon F-301 オートフォーカス準備機

F-501のベースになったヤツです

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微妙な立ち位置のF-301です
そういえば、ジャンクカメラ漁りもそろそろ飽きてきたかな―となんて思っていた4年前。
そのころの私は、多分露出計以外は完動と思しきPENTAXのSPFとSPⅡ(各1k円)を逡巡無く見送る事が出来たことで、ジャンク漁りは卒業。もう買わない積りでいたのですが、ハードオフのジャンク籠でF-301を見つけてしまい、気付けばレジで会計している自分が居ました。病気の再発ってヤツですね。のちにSPF買っちゃってるし…
このF-301、ジャンク籠に入れられてたので不動品のようでしたが、明らかに電池液洩れによる接点腐食が見て取れたので、直ることを確信してのお買い上げです。
なんというか、「こうしたら治るんじゃないかな?」みたいなポイントが見えるとダメですね。

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よくある液漏れで通電不良ってヤツです
こういうのは手に取ったら最後です。
まあ、以前から欲しかったと言えば欲しかったんですが…

昔ばなし

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80年代的で結構精悍なデザインです
言い訳を言えばその昔、高校一年生の時に刻i欲しさに夏休みをすべてバイトに捧げてまして、毎朝京都河原町の駅で阪急電車の窓ガラスに付着する虫の除去ーなんてミョウチキリンなバイトをしておりました。
見つかったら停学は免れなかったんですが、思い返してみたら結構リスキーなことしてましたね。
さて夏休みも終盤に差し掛かかった頃、生まれて初めて手にしたバイト台を握りしめ、FM2を買うべく名古屋は栄のカメラ屋で購入しようとしていました。
考えたら地元京都でも近隣で最大の都市である大阪でも、何やったら神戸にもカメラ屋さんなんて今の数倍存在してたのに、当時の自分はわざわざ名古屋見物をしゃれこみつつカメラなんて結構お高い商品を買いに行ったのでした。アホですね。
で、栄をい適当にぶらついて見つけたカメラ屋のショーウィンドウの中、お目当てのFM2を見つけたんですが、隣に値引きのプライスカードと共に鎮座するF-301が見えました。
不人気故のそのプライスに(FM2やめてコレにしたらレンズもう一本買えるやん…)と、心がグラついて数分迷ったんですが、初志貫徹してFM2を購入たものの、その存在が気になっていました。

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当時無くなりつつあったシャッターダイヤルが惹かれるポイントです(それにしても汚い…)
で、
その思い出の品が980円だったのでついつい悪い癖が出てしまった次第です。
しかもマルチデータバックMF-19付き!
全く使い方わかりませんし、ググっても説明書や使い方は出てきません。使わないから別にいいんですが、夢が詰まっている気がして買ってしまいました。

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データバックって夢が詰まってますよね

リペアというほどでも

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多少の液漏れは簡単にこそげ落とせます

ウチに帰って紙やすりで接点を磨くと驚くほど簡単に修理は完了。

シンプル故に機能は単純で各部快調に動き出しました。

フィルム一本しか通してませんけど…

肝心要のマルチデータバックMF-19もLR44を2本入れたら動いたんですが、コイツって日付やナンバリングの写し込みのほかはインターバルタイマー程度した機能が無いんですね。

まあ、考えてみたら他に何やらすねんって話ですが、思ったより出来ることが無いのが残念なデータバックです。「マルチ」って…?

そうそう、F-501に付けるとピントが合った瞬間にシャッターが切れるキャッチインフォーカスってのが出来るみたいなんで、いっぺんやってみてもいいかもしれません。

F-501なら確か義妹に貸し出していたのがあったはずなんで…

 

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Nikon F-301

Nikon F-301

 
Nikon F-301: U.S. Model N-2000

Nikon F-301: U.S. Model N-2000

  • 作者:Huber Michael
  • 発売日: 1986/09/01
  • メディア: ペーパーバック
 
Nikon 拡大鏡 ハイグレードルーペ 14D AS (3.5倍/ケース付) (日本製)

Nikon 拡大鏡 ハイグレードルーペ 14D AS (3.5倍/ケース付) (日本製)

  • 発売日: 1993/07/12
  • メディア: スポーツ用品
 

 

 

GR DIGITAL続き

チョット追加です

意外と良かったGRDIGITALの続きです。

港に停泊してる船がバラストの水を排出してました。

28㎜相当だと遠いかな?と思ったんですが、それなりに収まりました。

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空の色が結構好みです

なかなかイイ感じです。

何事も割り切らないといけないのかもしれませんね。

そう云った意味ではイイカメラです。

GXRの28㎜(相当)ユニットと撮り比べてみても面白いかもしれません。

間が出来たらやってみよう…