雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

「竹」? ZuikoDigital12-60㎜F4

 所謂「竹」ズームレンズ

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結構巨大な12-60㎜です

数年前にパソコンショップの中古で見つけたレンズ。

OlympusのZuikoDigital12-60㎜F4です。

丁度、フォーサーズE-520を買ってしばらくしたころだったので、便利ズームが欲しかったころでもありました。

blog.kobephotomic.workもともと期待なんてのはしてなかったんですが、巷では松竹梅の「竹」クラスと言われているこのレンズ。卒の無さはさすがです。

レンジは12-60㎜なんで35㎜換算で24-120㎜。これでF値が2.8-4なので使いやすいことこの上ないレンズです。

 フィルム時代はNikonの24-120㎜(初代)を愛用してましたが、あっちよりも一段明るいのでより使い勝手が良いです。

パソコンショップの中古

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被写体に目いっぱい寄れるのは良いところです

前々からそこそこお買い得な品が出るのでチェックしてたんですが、たしかコイツは6980円だたと記憶してます。

ハイエンドとはいかないまでも、それなりにエエクラスのレンズなのにそこそこ安かったのは、マイクロじゃ無い方の旧フォーサーズって終わったシステム故と、ゴムが一部白化していたのが大きいのかなと思います。

なるべく5000円超える品は衝動買いしないようにしてるんですが、この時は即決してしまいました。

将来的にはE-M1みたいなマイクロフォーサーズ機とかに付けて、フルサイズが要らない現場で使えばエエかと思ってたんですが、購入直後に暗雲が立ち込めだしたマイクロフォーサーズには未だ触手を伸ばせてません。ちょっと様子見です。

因みに旧フォーサーズのレンズをマイクロフォーサーズにアダプター経由で付けても、オートフォーカスその他が遅くて規定値の速度や精度が出ないらしいのも躊躇する原因です。

誰かテストさせてくれたら可否判断が出来るんですけどね。

未知の機材をいきなり買うのは怖いです。

今のところはお遊び用途

なので、今のところはE-520に付けて適当な持ち出し用途に活躍中です。

一眼レフの適当な持ち出し用はE-520+12-60㎜とSONYα700+18-55㎜ってのが双璧です。SONYにはこれに70-300㎜が付いてきますので、Olympusの方にも望遠系が欲しいなと思ってたりしますが、今のところ良い出物がありませんね。

まあ、だいたい、60㎜までカバー出来たらそこそ撮れるんでそれほど不便は感じません。

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持ち歩きには望遠がちょっと足らんのですよね

たまに、「もうちょっと望遠欲しいな」って時があったりしますが「ちょっと足らん位がイマジネーションを増幅させるんや」なんて嘯きながら使ってます。

フォーサーズのカメラは画素数も少ないんでトリミングは辛いですしね。

デカいのでカメラもデカいのを…

この12-60㎜、フォーサーズにしちゃサイズが結構デカい目なんで、E-520ではボディがレンズに負けてる気がします。

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「SWD」ってのが誇らし気ですが…

いつもの悪い癖が出てきてしまってますが、このレンズとサイズ適時合うのはやっぱりEのヒトケタシリーズですよね。

完全に終わったシステムなんでハイエンド機でもお安く買えるかと思ったんですが、根強いファンがいるみたいです。

まあハイエンドと一言で言っても、E-1は背面液晶も画素数もショボい割に中古が割高なんでスルーです。形とメカ的なところは惹かれるんですけどね…

かと言って、最後のフォーサーズハイエンド機のE-5なんかは今でも使えそうな機能が仇となって結構お値段張るので対象外。

となると、残るのはE-3しかありません。

中途半端な立ち位置なんで、良い値段であるのかなーなんて思って時折ヤフオクで競ったりするんですが、どうしても値段に折り合いがつかず負けてしまいます。

モウチョイ安いと良いんですけどね。

初代E-M1+アダプターぐらいの価格になるくらいならマイクロフォーサーズへ行った方が将来性があってイイですし、なかなか折り合いの付く値段では見つかりません。

まあ、迷ってるうちが華なんですけどね…

 

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プログラムエラー?

サムネイルは見えるのに…

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朝の写真は大丈夫だったんですが…

先日ヤフオクで落としたフジのS9000。

 

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壊れても気にならない・ズームのレンジが広い・意外と小さくて軽いーと好条件がそろって持ち出しやすいので、今日も持って出ました。

撮影の仕事ないのと、撮り比べとかする事も無いので今日はS9000のみ。

行きも帰りも別にエラーなんて出なかったんですが、帰宅して画像を取り込んでlightroomで開こうとすると「プログラムエラー」とのこと。

思い当たる節も無く、カード直がダメなんだと思ってPCに落としてから再度lightroomで読み込んだんですが、これもダメ。
lightroomがダメなのかと思ってPhotoshopやらCAMERA RAW やらDPPやらと手を変え品を変えしてみたんですが、どうしても上手いこと行きません。
サムネイルは出てたんですが、Bridgeでみたらそれすら表示されないので困りました。

撮影の時に電池がヤバかったから何かエラー出たのかなー?なんて思いましたが、それなら最後の画像だけの筈…

結局何が悪いのかわかりません。

こう云ったエラーが一番嫌ですね。

 

 

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S9000で撮ってみて

まあそれなりに使えるかな?ってところです

ヤフオクで落としたS9000。

 

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人気あったんか無かったんかわからんような立ち位置のカメラで、中古屋では見かけるけど街で使ってる人見たことないーって感じでしょうか。

センサー小さくてボケなかったり高感度弱かったり、AFが遅くてアホやったりとイマイチなところも多い同機種ですが、発色がキレイだったりコンパクトフラッシュどころかマイクロドライブも使えて便利だったり、手動ズームがまどろっこしくなくて便利だったりと良い所も沢山あります。

直ぐにマイナーチェンジ機のS9100が出たりして、至らないところも多いのかもしれませんが、結構遊べるので楽しいカメラだと思います。

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緑の発色もきれいです

ストロボは時代なりな性能

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ストロボの調光は今二つぐらい

ストロボ光量補正が無いみたいなんでこの辺は期待できないというか、ド逆光の時に捨鉢な感じで発光させるぐらいのものと考えて良いと思えるぐらいにイマイチ。

S9100になっての改善点の一つがストロボ調光だったことを鑑みても、もう一つな性能だったことが伺えます。

因みにS9000についているホットシューの接点はX接点だけなんで、このことからも当時のフジフィルムがTTL調光を苦手としていたのが伺えます。


たまに外す

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グリーン被り…

FujiFilmの絵作りってのは、ベルビアみたいに現職がド派手に出るーって感じだと思うんですが、青空でもたまに外しよります。

ある意味懐かしい色合いですが、期待と大幅にズレることがあって残念です。

今の機種は大丈夫なんでしょうけど…

実質5.6~8

解析現象回避の意味合いが強いんでしょうが、望遠域では選択できるF値がF4.9~8と一段1/3程度しかなくなってしまいます。
ミーラレンズか!

広角域では2.8~8なんで3段程度のレンジはあるんですが、F4.9~8だと「絞り優先モードってナニ?」状態です。

まあ、センサー小さくて望遠域でもそれほどボケないから良いんですけどね。

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F5.6でも8でもそんなにボケません(変な被写体でスミマセン)

結局楽しければ…

責任ある撮影には使わないんで、結局のところ意図を反映できてストレスなく撮れたらそれで良いんじゃないかと思うんです。

S9000はストレスなくってところには引っかかるものの楽しく通れるカメラです。

「荷物持ってくの怠いけどスマホだけじゃツマランな」

って時に大活躍してくれます。

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こんな用途に…

適当に撮るにはピッタリなんで、楽しく使ってます。

あと、夕景撮るのにも良いです。

こういう時に望遠が効くと使い勝手が良いです。

AFが迷うところは玉に瑕ですが…

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ノイジーですが無補正でコレだけ出ればまあまあ良い方ではないでしょうか?

 

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FinePix S9000 ネオ一眼…?

一眼レフかと思いきや

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またもやFinePIXです

今回はFujifilmのFinePixS9000ってヤツです。

一時「ネオ一眼」ってダサめのキャッチコピーで登場したのは記憶に新しいところ。

と思ったら、2005年発売開始なんで登場から16年余り経ってる計算になります。

って事は息子より年上なんですよね…恐ろしい。

以前ご紹介した同じくFinePixのS602から比べるとデカくはなりましたが、その分操作系はブラッシュアップされていて、外観は以前より一眼レフに似せた格好となりました。

形だけで言えば結構好みなスタイルです。

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ペンタ部には「FujiFilm」ロゴ。「FainPix」なんて書くより断然サマになります。



blog.kobephotomic.work

 年相応

さて、16年前のモノらしく撮像素子は1/1.6型CCDで画素数は900万画素。

当時のFujiFilmお得意のスーパーハニカムCCDです。

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スーパーでハニカムなCCD搭載です

スーパーでハニカムなCCDが他のCCDとどれくらい違うのか数値化できないんでわかり辛いんですが、何となく同時代の他のヤツに比べると良さそう感があります。

因みに感度は80~1600ってところですが、当時のレビューなんかを読んでみると時代相応にISO1600は使えない感じみたいです。まあ、高感度が使い物になるようになるまではもうちょっと時間かかるんでしょうね。

記録メディアはCFとXD。

メディアスロット開けてみて「おっ!ダブルスロットか⁉」なんて思ったらCFとXDの選択制ってのは詐欺に会ったのに近い感情を覚えますね。

まあ、Fujiなんでスマートメディアでないだけマシなのかもしれません。

というよりもこの時代のカメラにCFスロットがあるだけありがたいといけないのかもしれませんね…

ウリは高倍率zoom

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ウリの高倍率ズーム

何と言ってもコイツのウリは高倍率ズーム。

28~300㎜(35㎜換算)のレンズが付いてます。一般的には実用性十分です。

さらにはデジタルズームまであるので換算600㎜って感じでしょうか。

この時代のデジタルズームなんで画質には目を瞑っての話になりますが…

当然そこまで望遠になると手振れが心配になる訳ですが、手振れ補正なんてのは当時KONICAMINOLTAの一部機種にしか無いような特殊装備。またはNikonCanonの上等めなレンズにしかない特殊機能でした。

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謎の「手振れ補正モード」を含むモードダイヤル

想像ですが、多分特許とかあっただろうから載せるのは不可能。

なので、解決策としてモードダイヤルに「手振れ補正モード」なるものが入ってます。

どうやらコレは、なるべくISO感度を上げて手振れしにくいような状態を維持するAEのようで、苦肉の策みたいなモード。

但しISO感度の上限は800迄。折角ISO1600を搭載しながらも当時の開発陣がISO1600に自信が無かった様が伺えます。

まあ、センサー小さいですからね。

仕方ないですね。

その他特徴とか

一眼レフライクな「ネオ一眼」なので、操作系は迷いなく…っと思たんですが、メニューの呼び出しがわかりにくかったり、背面液晶とEVFの切り替えが手動だったりとそこそこ癖が強い操作系。

「F」ボタンとか初見ではわからないですよね。

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ちょっと癖のある背面。背面液晶は小さめです。

グリップは意外と持ち易くてホールディングも良好。

私は人より手が大きいので小指が余りますが(おそらく)ターゲット層の女性にはベストフィットなんじゃないでしょうか。

Nikon式のメインスイッチも使い易くてイイ感じ。

個体差というかジャンク品だからなのか頻繁にスイッチが切れるんで、ON/OFFがやりやすいのは助かります。

これに関しては故障ですね。

ああ、それからAFは迷う上に遅いので残念です。

なので独立したMF切り替えスイッチなんかは有用なのかもしれません。

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独立したAF/MF切り替えスイッチとマクロボタン

総じていえば撮影に集中するには良いけど細かい事するときには操作が煩雑になるってところなんでしょうね。

測光モードとか態々独立したスイッチを付けてますが、力入れるのは其処じゃないだろうな操作系。

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測光モード切替なんかに独立したスイッチいるのかな?

面白い所で言えば、何故かシンクロターミナルが搭載されてます。

確か子供写真で有名なスタジオアリスの箱に入ってるカメラの中身はこのS9000だったんじゃないかなと思います。

以前子供と友達で撮影してもらったことがあるんですが、撮影データを貰った時にEXIF見たらこの辺のカメラの名前が出てきて、色々な意味でなるほどと思いました。

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何故か付いてるシンクロターミナル

内臓ストロボもそれなりに高い位置までポップアップします。赤目対策でしょうか?

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結構高い位置までポップアップする内蔵ストロボ

そういえば、Photoshopを始めとしてデジタル化した昨今でも赤目現象に関するフォローが過剰なまでにありますよね。ストロボ撮影したら黒目が真っ赤になる、所謂赤目現象ってのは遠い昔、写ルンですの時代に起こった話に思えますが欧米とかでは今でもそれなりに発生するんでしょうかね?

一般撮影ではレンズとストロボの距離が離れているに越したことは無いんで、やって困ることは無いんですが、チョットスマートさには欠けますね。

まあ、色々と突っ込みどころはありますが、28~300㎜ってのは使いやすいレンジなんで、取材のときとかに頻繁に持ち出せそうです。

コロナ禍が過ぎてくれれば…ですが( ノД`)シクシク…

 

 

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そういえばS45

電池が共用だったの思い出しました

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動くようになったPowerShotS45です

おそらくほとんどの方が興味ないと思われるCanonPowerShotシリーズ。

何故かCanonの旧型コンパクトデジタルカメラは実用的すぎるのか人気が低いように思います。

なかでも特に趣味性の低いSシリーズなんかは大変人気が無いように思います。

そんな人気の無いSシリーズですが、発売から時間が経って旧式化するとその実用性すらも薄れてしまいます。

オークションサイトなんかでは出品されても誰も入札しない、なんて事も屡々。

そんなモノをちょっと前に落札してしまってました。

落札価格は1000円。送料がその10倍でした。送料高い…

blog.kobephotomic.work

電池が無くて 不動でしたが…

前にG7を落札した際にチラッと書きましたが、この辺は電池が共用です。

 

blog.kobephotomic.work

この辺りの互換性は流石です。

CanonSONYはその辺が助かります。

Panasonicなんかは電池メーカー故か新しい電池に拘りますからね。互換性低めです。

で、正直言うとS45に対して持ち出すほどに愛着が無かったんで、その辺に転がってたんですが、やっぱりカメラは使ってみないとと思って持ち出してみました。

夕景ぐらいしか

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ファインダーだと右下の手すりが見えてなかったりします
12㎜域 1/13 F3.5 ISO50

とはいっても、このご時世、仕事以外でガッツリ撮影に勤しむってのもなかなか難しいもんです。

子供らもすっかり大きくなって、撮らせてくれないうえに成長も一段落したんでプライバシー云々って問題もあります。

で、結局は海辺で夕景を撮ってたりするわけです。芸が無くて悲しくなりますね。

でもまあ、神戸港周辺ってどこを見てもそれなりにイイ感じ(主観です)だと思うんで、無難で良いんじゃないかと思ったりします。

ただ、夕景って事は光が弱いんでブレが最大の敵。

この時代のカメラには手振れ補正なんて便利なもんは付いて無くて、何も考えずに起動させて遠景に向ってシャッターを切ったらフラッシュが盛大に光って慌てました。

フラッシュ一閃

そういやこの時代って「暗かったらフラッシュ焚く」というのがデフォですから、カメラに任せてると何も考えずにフラッシュで光量稼ごうとします。

何となく懐かしいものを感じますが、最近は一般的にフラッシュの閃光に慣れてない方が多いので注目を集めてしまうのが悲しいところ。

二昔ほど前なら女子高生が写ルンですでフラッシュをバンバン光らせて写真撮りまくってたのでそれほど目立ちませんでしたが、スマホカメラの普及した昨今では、フラッシュが光るのは奇異なことに思われてしまうようです。

考えすぎでしょうけどね。

撮り比べ

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一眼レフだとこんな感じ。50㎜なんで画角チョイ狭いです。
50㎜F1.8STM 1/25 F2.8 ISO100

どうもPowerShotS45だけ持って出かけるのは抵抗があったので、もう一台として先日落としたEOS10Dを忍ばせていきました。

この組み合わせだと2000年代前半やなーと思いながらも何となく懐かしい感じに浸って撮ってきましたが、やっぱり一眼レフって便利ですね。

適当な光学ファインダーは周りが写り込みまくるので ある意味面白いですが、色々と時代なりな操作性なので使いやすいかと言われると全くそうでないです。

まあ、なんというか旧型のPowerShotの人気が無いのは使ってみるとよくわかります。

でも嫌いになる要素も特に見つからないんですよね…

 

 

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神戸港線廃線跡

この数メートルだけしか残ってないです

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市場の外に残る僅か数㍍の線路跡

その昔、港には鉄道が付きものでした。

船から降ろした荷物は貨車に乗って全国津々浦々へと流れて行ったもんです。

網の目のように敷かれていた線路もモータリゼーションの波にさらわれて嘘のように消えて行きました。

神戸港にも当然ながら線路が沢山敷かれていて、灘から海手に線路が伸分岐していて今の港の森公園やHAT神戸辺りに大きな神戸港駅が置かれ、そこから神戸製鋼やらメリケンパーク辺りにも線路が伸びていました。いまでも建物の形や道路形状にその名残を見ることができます。

神戸駅前のハーバーランドは元々貨物駅だった事なんかは比較的有名なんじゃないかと思います。

また兵庫駅から伸びている和田岬線から分岐した貨物線ってのもあって、こちらは神戸中央卸売市場まで伸びてました。

この辺りは再開発が進んでいるので痕跡があまり残っていないのが残念です。

が、市場の入り口辺りに線路が少しだけ残っているとの情報を得たので、チョックラ仕事帰りに覗いてみました。

残念なことに線路が残っているところは私有地のようで、私が訪れた時にはおっちゃんがトラックを洗車していました。

邪魔してはいけないのと揉め事を避けるべく、遠目から50㎜で撮影です。

線路跡の近くには貨物線の構造物と思しき残骸みたいなのもあって、大変興味を惹かれました。使い終わった線路で作られてるようで、こんなの見たらワクワクしますね。

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謎の構造物

これで廃車体のダルマとかが転がってたら最高なんですが、そこまで美味しいモノはありませんでいた。残念。

因みに市場付近の廃線跡付近では、昔の建物が取り壊されて道路を拡張したり、巨大ジャスコなんかができてしまったので、貨物線の痕跡が消えかかってました。

諸行無常とはいえ寂しいもんです。

でも考えてみたら、たかだか40年前には港一帯に線路が敷かれていたのに、こうもアッサリと消えていってしまったのには驚くとともに一抹の寂しさを禁じ得ません。

そういえば昔は国鉄の線路沿いには至る所に工場への引き込み線がありましたが、殆ど無くなってしまいましたよね。

Wikipediaなんかにはちょっとした記録があったりして往時を偲ばせますが、情報量が少ないのが残念なところ。

少しでも興味を惹いたなら記録しないといけませんね。

因みに今回の写真はEOS10Dを買ったことでkonicaMinoltaのα-7Digital熱が再燃したので、α-7で撮ってます。

いやいやこの時代のカメラは取ってて楽しいですね。

仕上がりがどうかは置いといて…

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謎の構造物をアップで

 

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