雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

CyberShotU20実写 まあまあこんなもんか…

とりあえず撮っては見たものの…

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コンパクトで可愛いCyberShotU20です。



blog.kobephotomic.work

 

先日、ヤフオクで落としたCyberShotU20。

単四電池で動くので、IKEAの単四アルカリ電池を詰めて持ち出してみました。

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使いまわしですが単四電池です

まあまあ、使い勝手はそれほど良くないだろうとは思ってましたが、やっぱり1インチ液晶は見辛いですね。

液晶が見難いのでスマートフォンのカメラの方が明らかに使い易いってのは、携帯性にステータスを全振りしているこのテのカメラとしては致命的。いくら持って行きやすくても撮り難かったらダメでしょうにね。

まあ、時代的に仕方ないのかもしれませんけどね…

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老眼なのか大変見辛かったんでフレーミングいい加減です

で、撮ってたら10数枚撮影して半日ほど使った時点で電池が終了。

いくらアルカリだからって電池が無くなる時間が余りにも早すぎてビックリしました。

で、まあ諦めて二次電池を使ってるわけですが、このCyberShotU20には専用充電池が用意されてたそうでして、チョット驚きました。

まあ、年代的に考えて今現在その電池があったとしても電池自体の性能は死んでるだろうから、要らないっちゃ要らないんですが、見てみたかった気もします。

因みに落札した商品はSONY直で売っていた特別仕様で、充電池&充電器が同梱されてない分だけ安いって商品だった模様です。

まあ、今更振り返っても詮無いことですが。

そうそう、光学ファインダー無し&小さな液晶って組み合わせなんで、逆光とかだと本当に何撮ってるかわからなくなります。この時代の背面液晶は性能不足なんで光学ファインダーが無いと厳しいです。

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このテのカメラで逆光はキツイです。
左がCyberShotU20。右はRicohのGRDigital(初代)。
どっちもフレーミングが適当です

あと、空の色が結構くすんだ感じになりますね。

まあ、2002年製って20年近く前の機種なんで仕方ないんでしょうけど、三年後発売のRicoh GR Digitalと比べたらG被り過ぎな感じです。

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画角違うんでアレですけど、やっぱりヌケ悪くてグリーンがかってるんですよね
左がCyberShotU20、右はGR Digita(初代)lです

この時代のデジカメって売れ売れな上に技術革新が凄いんで3年後の機種ってのはハンデが多きするんですが、それでも厳しい描写です。

色被りしてたりコントラスト低かったりしても後から直せない事無んですよね。

でも、こうも欠陥が見えてしまうと持ち出すのもおっくうになりそうです。

何かイイ活用方法はないもんでしょうかね…

 

 

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青空

急に秋です

急に涼しくなってきたと思ったら、空模様がスッカリ秋。

流石に10月を目前にして秋らしくなってきました。

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空も海も青々としています

 

 

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極小CyberShot 背面液晶も極小

ガラケーよりも小さな背面液晶の2MPデジカメ

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本当にデザインは秀逸です

発売当時は気になってたものの、時代と共に驚くほど機能・性能が陳腐化してしまったコンデジなんてのは星の数ほどありそうですが、コイツもその星の一瞬きです。

SONYのCyberShotU20。

ブローニーサイズのフィルムぐらいに小さいのがウリですが、当時の技術では液晶も小さくなってしまうのが如何ともし難いところ。小さくするために光学ファインダーも無いので、撮影は結構大変だったりします。

ただ、作りは非常に精巧で流石は「Made in Japan」だなと感心します。

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made in Japanです

が、最近は中国でもベトナムでも結構精巧なもの作ってくるので、この辺りはどちらかというとメーカーの姿勢ってところなんでしょうね。悲しいけど。

いろんな意味でSONYっぽかった頃の製品

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操作も単純明快です

このCyberShotU20が発売された頃はMINOLTAを吸収してない時期なので、いろんな意味でSONYっぽい雰囲気が漂います。

ビデオカメラからハッテンしたんだろうなと思えるような雰囲気。

アクセサリー類なんかも非常にビデオカメラっぽい感じがします。

本隊の操作もビデオカメラっぽくてシャッターを切った時に鳴る音も何か操作したときの電子音も何となく古めかしいです。

特に操作音は昔のゲームウォッチ(年がバレる)みたいなビープ音がステキです。

電源は汎用性高く、メディアは独自規格

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単四電池で動きます

小さいながらもデジタルカメラなんで結構電力消費しそうですが、電源は単四電池。

心許ないですが、予備を用意しやすい点は評価できるところ。

Panasonicみたいに専用電池でしか動かないくせに、ディスコンして数年したらメーカーが電池も充電器も販売止めてしまったので、電源不足で動かないカメラが大量生産ーなんて悲惨な状態は避けられます。

まあ、SONYは電池の互換性高いのでP社みたいなアホなことにならないんですけどね…

でもメディアは悪名高き「メモリースティック

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メディアはメモリースティック(大きい方)です

コイツは今の汎用カードリーダーでは読めない機種もあるほどで、しかも新しくメディアを買おうとすると数MBなんて小容量のメディアに数千円出さないといけないという罠があったりします。

初めからSDで統一してくれてればよかったのにって思いますよね。

手軽さはなかなかのもの

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小ささは正義です

とまあ、悪い所ばかりが目につきますが単焦点レンズの2MP機ってのは、なんとも軽快なモノでバシバシ撮っても全然気になりません。

ポケットにもスッポリ入りますし、起動も速いので速射性もバッチリです。

たまにフラッシュがONになってて室内で使うと注目の的になるのが残念ポイントですが、そのほかは概ね目立たないのもいいところです。

シャッター速度や絞り値が表示されないのですが、CyberShotU20の撮像素子は1/2.7型のセンサーなうえレンズが焦点距離5㎜です。いくら開放F値が2.8だからと言ってもボケなんて期待できません。

とりあえずボケもブレも気にしないでバシバシ記録する用途で使うほかないです。

まあ、気づいてはいましたが…

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そして極小の背面液晶

ここまで書いて、もう気づいておられるとは思いますが、このCyberShotU20、昨今のスマートフォンカメラに対して何一つ勝てるところがありません。

写りや画素数は言うに及ばず、手軽さって意味でもスマートフォンのカメラに軍配が上がります。何よりも液晶小さい上に見難いから撮影し辛いんですよね。

やっぱり背面液晶のクオリティーは大切です。

デザインが非常に秀逸なだけに、背面液晶を含む操作性の悪さは残念でなりません。

ただ、カバンの奥底に仕舞ってても邪魔にならないので、最後の総予備に良いのかもーなんて思ってたりします。

まあ、先ずは撮ってからですよね。

まだキチンと撮ってないもんで、評価はそれからにしようと思ってます。

 

 

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ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 優等生なキットレンズ

キットレンズは高性能なんでしょうけど

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使ってないE-520に付いてました

ヤフオクでE-3を落としたときに付いてきた、ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6。

単にE-3だけが欲しかったんで、付いてきたことすら忘れてました。

全く存在を忘れていたんですが、久々にE-520を引っ張り出してきたらこのレンズが付いてきたんで存在を思い出した次第です。

エントリークラスのキットレンズだけに筐体含め随所にコストダウンの成果が露呈していて見た目は非常にっぽい感じ。距離環なんて存在しないですしマウントはプラスチックです。

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マウントはプラップラです

考えるまでもなく距離環なんてAFがスタンダードな上にデジタル時代の今ではほとんど必要ないですし、マウントがプラスチックでもそれほど困りません。なによりもOLYMPUSはボディもレンズもどちらも非常に軽量なんで、金属マウントなんてのは過剰なのかもしれません。

そんなことよりも軽くなることのほうが商売的にもメリットが大きいので、そのあたりはこれで正解なんですよね。

可もなく不可もなく

35㎜換算(この言い回しも一般的になったもんです)すると28㎜〜82㎜の標準ズームなんで、使い勝手はすこぶる良さそう。

F値が3.5〜5.6なのはチョットくらいかなって思いますが、次のレンズを買わそうとするならいい具合の足ら無さ具合。もっと明るいレンズが欲しくなるぐらいじゃないといけませんからね。

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最短撮影距離は0.25mと秀逸です

あとは最短撮影距離が0.25mなんで、一般ユーザーには不自由さをあまり感じさせることなく、少しわかってきた人にはより良いレンズが欲しくなるようにさせるという、いい塩梅の足り無さです。

ちなみにこのレンズは「ED」仕様(エエレンズが入ってますよ仕様)もあるみたいです。検索してみたらED仕様ばっかり出てきたんで、てっきりこのレンズも「ED」を冠しているものとばかり思ってましたが、このレンズは「素の」ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6みたいです。

どうやらZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6は、新型カメラが出るたびに細々とマイナーチェンジしながらバリエーションを増やしてきたようで、その種類の多さからOLYMPUSのカメラ自体が結構売れたんであろうことが伺えます。

マイクロフォーサーズのM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 もメチャメチャバリエーションありますしね。往時の勢いが伺えるってもんです。

エエレンズなんだろうなとは思うものの

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大きさは親子ほど違います

それなりに良いものなんだろうとは思うんですが、焦点距離の中途半端さとF値の暗さから、持ち出す機会はほぼゼロ。

何よりもZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDがあるので、焦点距離F値も実質的に一段以上劣る同レンズを使う意味が見いだせなかったりします。

E三桁シリーズを使ってるならノソ小ささはアドバンテージなんですが、E-3使ってるとレンズが多少小さかったところでそれほどのメリットがなかったりします。

というよりもデカイレンズのほうが収まりがいので、結局はZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDがありゃ十分ってことになります。

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E-3に付けたらなんともアンバランス

E-420 とかE-620があればいい感じにバランス取れるんですけどね…

ただ、せっかくオマケで付いてきたので時間があるときにでも

 

 

とZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDを比較検証してみようかなーなんて考えてます。 

 

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どうぶつ乗り物/ウォーキーアニマル

何となくシュールな光景です

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どうぶつ乗り物…

仕事帰りに所用で市場のジャスコへ行ったら何となくガランとした雰囲気。

緊急事態宣言が効いてるのかもしれません。

フードコートもガラガラです。

そんな中でも商業施設でのイベントなんかはヤるみたいで、広場には動物乗り物/ウォーキーアニマルが鎮座してました。

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あるにはあるんですが

アレの正式名称って何なんでしょうね。調べてもハッキリしませんでした。

因みにコイツラは昭和の遊園地やデーパート屋上なんかには必ず居てましたね。

今考えたら何が楽しいのかわかりませんが、幼少期は何が何でも乗りたい衝動に駆られたもんです。もちろん、その衝動が叶えられることなんて数えるほどしかありませんでしたが…

閑話休題

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人っ気は皆無でした

因みにジャスコのイベント広場は稼働していないようで、土曜日夕方のショッピングモールって絶好の商機にもかかわらず、人っ気はありませんでした。

何というか寂しくなりますね。

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このご時世だと厳しいんですかね

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OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5 終わったシステムの収集

望遠レンズが無かったもので…

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普通の望遠ズームです

どうも望遠レンズがなかった我が家のフォーサーズシステム。

標準ズームが三本と25㎜F2.8が一本だけなんでちょっと変則的です。

ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2とかZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDみたいなガチなのは結構お金かかるんでパス。お手軽なZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6辺りを狙ってたんですが、どうもオークション価格が釣り合いません。

何だかんだで辿り着いたのがこの ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5。

2000円もしなかったんで、細かい所には眼を瞑れるぐらいの存在です。

感度上げられないんでF値が重要

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明るいわけでも暗いわけでもなく…

手持ちのカメラがOlympusのE-3なんで、そんなに感度が上げられません。

上限ISO1600、出来ればISO800で止めたいところ。

この焦点距離のレンズにはもっと小さくて安くてF値が暗い、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6なんてのもありますが、やっぱりF5.6じゃ厳しい目。
300㎜まで行くならF5.6でも仕方ないなと思えますが、150㎜でF5.6はチョットいただけません。

なのでここらあたりが妥協点なのかなと思ったりします。

E-5持ってたらまた違ったのかもしれませんが…

特徴が…無い

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距離環も無いです

このZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5、コレと言って特徴が無いのが特徴なレンズ。

まあ、大きな不満点はないんで良いんですが、本当に没個性。

そこそこデカいのでE-3とのバランスは悪くないですが、AFは今となっては古臭い円弧モーター。そこそこ煩いです。

因みにピントリングはフリーでも前玉回転式のこのレンズの前玉初荷にモーターと繋がってるのでフードを付けるときに高確率でモーターにトルクをかけてしまいます。

壊しそうでちょっと心配。

手持ちのZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWDなんかと比べると明らかに遅いので、動きモノとかは苦手そうです。

まあ、撮る機会も無さそうではありますが…

最短撮影距離は

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最短撮影距離は1.5m。平凡です

あとはどれだけ寄れるかってところが気になるところですが、最短撮影距離は1.5m。

35㎜換算の300㎜で1.5mならまあ、及第点ってところですよね。

ただ、40㎜って焦点距離で1.5mと訊くともうちょっと頑張れって思いますが…

マクロに強いOlympusってイメージがあるのでここはもうちょっと頑張って欲しかったところですね。

総じて

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見た目は悪くなさそうです

何だかんだ言ってもやっと望遠が来たのは嬉しいところ。

仕事用のモノと比べると、寄れなかったり暗かったりは仕方ないですし、逆にそれを楽しむためにやってるって言っても過言じゃないので、多少の不便は楽しめます。まあ、ぶっちゃけフォーサーズのシステムにお金かけてないですしね。このお値段でここまでまで遊べるーってのが面白かったりします。

とりあえずカバンに放り込めるレンズって事でチャンスを逃がさないで稼働してくれるんじゃないかと期待しています。

ただ、色々揃ってくると欲が出てくるのも事実で、ボケやら明るさやらを求めて前述のZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2とかZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDなんてのが気になって仕方なかったりします。

良い出物があったら買ってしまいそう…

 

 

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謎の2アングルファインダー Ricoh TLS401

Ricohのハイエンド的なヤツです

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頭でっかちな印象のRicohTLS401

「サンキュッパ」を始めとして低価格路線で安物ばっかり作ってる印象の強いRicohですが、昔は気合入ったカメラも作ってました。

それがこのRicohTLS401。

NikonFやCanonF-1みたいにファインダーを外すことなくウエストレベルファインダーが使える画期的なヤツです。

ボディもそれなりにしっかりしてる(XRシリーズ比)んで、そこはかとなく高級感。

PENTAXのSPよりちょっと安っぽいかな?ってところです。
なんだかんだ言っても、結構古い機種なんで新品の感触とかわかりません。

でもまあ、今現在動く状態で結構な数が残ってるって事は、それなりに良い作りだったって事ではないでしょうか。知らんけど…

RICOHFLEX

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ペンタ部の社名が入るところには二眼レフのブランド名が書いてます

ペンタ部には「RICOH」ではなくて「RICOH FLEX」の文字。

当時爆売れだった同社の二眼レフのブランドを称しています。

社名の「RICOH」よりも二眼レフの名前である「RICOHFLEX」って言った方が通りがよかったってのも面白い話です。

確かにウエストレベルファインダーで上から覗くタイプならRICOHFLEXの方が何となくシックリくるのかもしれません。

まあ、TLS401ってウエストレベルファインダーがウリですからね。

前の型もペンタ部には「SINGKLEX」って書いてありますし、Ricohのカメラと言えばオートハーフな時代だったんで、メーカー名を書くよりもよりもブランド名を記したほうが良いとの判断だったんでしょう。多分。

エストレベルファインダー

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ダイヤルでウエストレベルとアイレベルを切り替えます

何と言っても目立つのはそのウエストレベルファインダー。

NikonFとかだとファインダーを取り外すと左右逆象になっている35㎜フィルムサイズのファインダースクリーンが剥き出しになって、明るい所だと見にくくなるのでフードの付いたウエストレベルファインダーやらマグニファイヤー的なモノが付いた高倍率ファインダーやらがアクセサリーとして売ってたわけですが、このTLS401は初めから空いレベルファインダーと同じ形の覗くところが上面にも付いています。しかも左右逆像になってないので普通に見えます。

なので大変便利。

でも、二眼レフとか使っていて一般的なウエストレベルファインダーに見慣れていると、像が正しく出てくるところに戸惑う訳なんですが…
ただ、構造的に一般的なガラスペンタプリズムじゃなくて樹脂成型品による中空5角ミラーってヤツなのでファインダー像は暗いです。

実験機的な意味合いが強いのかも知れませんね。

測光方式切替

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測光方式の切り替えスイッチ

時代的にAEとかは搭載されてなくて、シャッタースペックも普通。別売りのワインダーやらモータードライブなんかの自動巻き上げ装置も無い訳ですが、この時代にしては珍しく測光方式の切り替えができます。

平均測光と部分測光が切り替えられるのはこの時代にしては珍しいんじゃないでしょうか?まあ、多分割測光なんて先進のモノは無いにしても部分測光と平均測光(中央部重点測光とかじゃなさそう)が切り替えられるのって結構便利ですよね。

デジカメの今じゃ何をか況やって感じでしょうが、現像後にしか結果が見られないフィルム時代には自分の頭の中で露出の予測しないといけないので、部分測光と平均測光を切り替えられるのって結構なメリットだったと思います。

Rikenon

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レンズはAutoRikenonです

で、付いているレンズはAutoRikenon50㎜F1.7。

M42マウントの絞り込み測光でなにがオートなんかと思ったら、レンズ側に光軸と平行な方向に動くピンを設けておいて、これを押しこむと設定された値まで「自動的に」絞り込まれるようにするのがオートって事みたいです。

因みに、ボディ側はマウントの円周に沿ってリングの一部を切り取ったような形のレバーでこのピンを押しこむ方式になっているので、ねじ込みマウントの誤差で絞り込みピンの位置がバラついても、レバーが触れる位置にあれば動作可能になるという、アバウトなようでよく考えられた方式です。

レンズの装着をM42マウントなんていうビンの蓋みたいな方法でやっていて、ボディ側とレンズ側で情報がやり取りできない時代に考えられた古のオート機構なのでした。

因みにこのAutoRikenon50㎜F1.7、同じマウントのPENTAXTakumarなんかよりも何故か一回り大きいです。何がどれほど違うのか検証してみたいのですが、生憎Takumarの50㎜やら55㎜を持ってないのでどっちがどうとかわかりません。

近いうちに手に入れなければ…

今回のブツ

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この「Ricoh」書体が懐かしいです

因みに今回のブツもヤフオク

4800円ぐらいだったと記憶してますが、私の後には誰も入札しなかったんで落札の運びとなりました。

人気無いのかな…?

まあ、届いたばかりで詳細わからないので、ジックリ弄ってみようと思います。

アタマデッカチなデザインはわりかし好きなんで…

 

 

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