雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

戌のロボット購入記 AIBOとかどうだろうって思ってたのに…

子供あるあるですね

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今回はコレのお話…

そういえばウチの子がまた言い始めたんです。

「犬飼いたい」

って。
定期的に思い出したように言ってきます。


特に一番下の子なんかは自分より下のモノを渇望するゆえか、その気持ちが強いようです。昔の自分を思い出します。

勿論、即刻却下なんですけどね。

 

まあ、向こうも一筋縄で飼えるようになるとは思って無いでしょうが、一々面倒なやり取りです。

本当は叶えてやりたいところではありますが…

諸経費

買うか買わないかは後回しにして、とりあえずコストはどれくらい掛かるのか考えてみたのですが、現代日本において一般的な犬の入手方法はお店で購入となります。

 

そういったお店でエエの(価値観は色々だとは思いますが)を買うと40~60万円かかってしまいます。これは仕事用のカメラが更新できる額なんで、このご時世ではやっぱり却下です。昔みたいに「東寺さんの入り口で子犬の貰い手を探している子供」も居ませんので、入手するにはある程度まとまったお金がかかることになります。

 

本体代(酷い言い方)だけで既に困難なんですが。ほかにも餌にワクチン注射、散歩用のリードに諸々の医者代なんかを覚悟しなきゃならないので、おいそれとは飼え(買え)ませんよね。

代替品

生モノがダメなら工業製品にしたら…?

何て思って昔見たSONYの「アイボ」ってまだ売ってるのかと思って調べてみたら、今は凄いことになってるんですね。


登場当時のブレードランナーみたいな近未来的でサイバーな雰囲気は無くなって、ぱっと見優しい雰囲気。ある意味ディストピア感があります。
お値段は19万8000円+税金と生モノの半額。
更には月々2980円の保険みたいなプランもあって、本物のイヌみたいな環境。
これはなかなかエエのではと思ってました。

更に遊ぶ用の骨型おもちゃ(玩具用の玩具とは如何?)とか足の張替部品とか、ここまでくるとSONYの抱え込み商法が鼻につきます。

 

でも、本物を飼うよりは安いうえ、糞尿や命の保持に関する心配をしないでいいので、案は棄却せず、これ以上「犬飼いたい感」が高まるまで一旦保留していました。

 

旅行先で発掘

話は変わって、去年の夏にタイへ行ってきたんですね。「旅行とか行ったら生き物飼えへんよね」なんていいながら。

旅行行くのでアイボの件は立ち消えになったかなと思ってたんですが、子供らの中では生きてました。

 

BTSの終点にあるMBKというバッタ屋の集合体みたいなビルのおもちゃ屋さんで、息子02がブロークンな英語を使って

「犬のロボットありますか?」

何て事を店員のアルバイトみたいな兄ちゃんに訊いたんですね。

向こうも商売なんで

「ちょっと待っててくれ」

なんて言って、近所の店からそれっぽいモノを持ってきたんです。

それがコレ!

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なかなかニュアンスって伝わらないもんです

「ちょっと待ってくれよ」って言いたくなるほどAIBOとかけ離れてます。

これは無いなと思って、息子02を見たらまんざらでもない様子。

マジか此奴…

礼儀的な値段交渉の末、日本で売ってるラジコン類よりも安い値段でお買い上げとなりました。こうやってモノが増えていきます…

お買い上げの後に

見た目の奇抜さは置いといて何が困るかっていうとデカいこと。箱がデカいんです。

こういったおもちゃの箱って何故か以上にデカいですよね。

プレゼント包装して子供に渡すときの期待値を上げるためか、必要以上にデカい。

今回は車で有馬温泉に来てるわけじゃなくて、飛行機で他の国に来ているので荷物に制限があります。荷物が大き過ぎたら飛行機乗れません。

ですので、箱を捨てて本体とプロポのみを持って帰ることにしました。

これが後々に問題となってくるんですけどね。

 

大荷物で帰国して…

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無残なお姿に…

帰国して緩衝材代わりの衣服にくるまれた犬ロボ(仮称)を取り出してみると、足が二本ポッキリと折れてます。

まあ予想通りではありましたが、この犬ロボ(仮称)は右前足と左後足が動力(車輪)で、それらの回転を利用して様々な動きができる仕組み。なので、足折れちゃったら大変なんです。

壊れてるのに気づいた息子02が私が仕事で居ない時に「壊れてるっ!!」ってぶちギレてたので、帰宅してからエポキシ系の接着剤で補修しました。

エポキシ接着剤は手が臭くなって困ります 。

改めて見直すと

修理も終わり、改めてこの犬ロボ(仮称)を眺めてみると、あんまりにも東南アジアテイストな見た目で何故コレが欲しかったのかサッパリわからんかったのですが、普通のラジコンと違って、オートモードみたいなのがあるのが面白い点。オートにするといきなり吠えたりトリッキーな動きをするので、けっこうジワリます。

更には特殊機能として、首の辺りには映写機みたいのが備えられてます。

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特殊機能① 映写機機能!

この映写機で何ができるかっていうと、タイのお土産だからかテキトーな象の写真が投影されます。因みに明るさは昼間は認識できないレベル。高機能ぶりに驚きます。

あまりにもな機械なんですが、息子02は気に入ったようで調子にのって走らせまくっていたら、アッサリ補修箇所が崩壊。エポキシ接着剤だけではトリッキーな動きに耐えられないようです。

それにしても、形が形だけに壊れると可哀そうな気持ちが沸き上がってきます。何か競馬で骨折した馬を見てしまった時のような微妙な気持ち。


馬じゃないから修理することとして、仕方ないのでボルト噛まして強化補修したら、今度はヤツの熱意が冷めてしまったようで今ではリビングの片隅で放置プレイ中。

おもちゃの宿命とはいえ儚いです。

 

さて、始めに戻ってAIBOはどうしましょうかね…