期待値が高い分、不満が多い結果に…
ヤフオクで誰も入札無いままだったCanonのG5(無印)に、うっかり入札したらそのまま落札となったわけですが、電池もあるのでちょっと試し撮りしてきました。
結論から言うと、やはり16年の歳月は伊達ではないなーということ。
考えたら使用カメラが5世代更新してるので当然と言えば当然。
ただ手に入れてない分、色々な面で記憶補正みたいなモノが入ってよいイメージを持ち過ぎていたことなんかがわかりました。
形は良いんですけどね。
ArgusのC3、通称「弁当箱」の角を取ったみたいなデザインですし、小さすぎないところがエエところやとも思いますし…
でも、今のカメラに慣れてしまった身には、古いカメラー特に機械任せが多いタイプのカメラはしんどいんやなって感じましたね。
先ず何よりも
ピントが遅い!!
これに尽きます。
補助光出してる癖になかなかピント合わないし、「ジジッ・ッジッ」って大袈裟にピント合わせようとしてますよアピールをするわりに大きくピント外してくれます。
遠景でも迷うというアホっぷりもさることながら、マクロ域も「お花」マークに合わせても、構図の30㌫以上(推定)を占める被写体を素っ飛ばしてくれたりします。
まさに「なんじゃこりゃぁあ!」状態
久々のアホAFを掌にして、早くも落札してしまった後悔が募ります。
普通に撮れないとなるとこれは困ったもんです。
背面液晶も
加えて背面液晶ですが、これも見辛い。
液晶サイズが小さいのは仕方ないにしても、視野角が小さすぎるんです。
少し斜めから見ると反転・ソラリゼーション的な見え方になってギョッとします。
バリアングルなんで、見る角度をこちらが調整してやる必要がありますが、これを不便と思うのは便利な機能・機械に慣れ過ぎたせいかもしれませんね。
液晶画面も物事も真正面から見る癖をつけなければいけません。
広角弱い問題
2000年代のデジタルカメラって広角側が極端に弱いですよね。
ズームなら大体35~38㎜(35㎜版換算)スタートですし、一眼レフでもAPS-Cが多数派だったので、キットレンズとかでもオリンパスなんかは17.5㎜スタートなんて云う小数点まで使ってギリギリ35㎜スタートのキットレンズを販売してますし、昔のレンズとか使う場合はさらに画角狭くなりますしで、広角不遇の時期でしたよね。
勿論、G5もその例に漏れず広角域は35㎜スタート。狭いです。
でも、単なる現場のメモ的な意味で広角レンズが必要なら、後でPhotoshop使ってパノラマ合成してしまえばええ訳で、もし合成するなら過疎数の少なさが作業工るつの向上につながるのではないかと愚考するわけです。
勿論、人を入れた記念写真的なものではその手は使えませんが…
JPGとRAW同時記録不可!?
色身に関しては可もなく不可もなくで、いつものCanonって所。
ただ、世代的に当然というか、時代考えたらやっぱりなと言うか、暗所には弱くて無理にシャドゥを引き上げたらカラーバランス狂います。薄暮や室内での撮影が多いので、こういう特性は厳しいところ。ISO感度の上限が400なのも頷ける性能です。
最低感度が50~ってのは良いんですけどね。800は最低でも欲しかったですね。
あとは、JPGとRAWが同時記録できないのもいただけないポイントです。
両方同時記録に慣れてしまってるので、PCに取り込んでからJPGないので焦りました。
確かに当時はこんな仕様が多かったなぁとは思いましたが、曲がりなりにもハイエンドでこの体たらくは無いなぁ…
CF→SDアダプター経由でflashAirを使おうと思ったんですが、RAWだけで撮ったらスマホに送れません。でも保険的意味も含めてRAWが撮れないのは不満です。
なので、そういった用途には向かないみたいです。
以上、ちょっと残念な取り留めのないレポートでした。
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