ナイトウォーキングで見つけたアレ
最近、妻と夜にウォーキングしてるのですが、夜だというのに虫の多いこと多いこと。
その度に鬼にでも出会ったようなリアクションされるので結構疲れます。
虫と言ってもたいがいはGで始まるアレが足早に動き回って、迷惑なことに足の踏む先に先回りして自爆ーなんてことも多いのですが、今回は地中から這い上がってきた別のヤツらが何匹も居て、違う意味でビビりました。
夜の暗い公園で、石畳にワラワラと何匹も這いずり回っていたので、始めは何事かと驚きましたが、正体が判って一安心。蝉の幼虫が羽化の為に出てきただけでした。
そういえば2~3日ほど前から蝉の鳴き声が喧しかったのですが、これだけ出てくると更に喧しくなりそうです。
そういえば昔の話
丁度5年前の今頃、台風も近づいてきた夕方、コロナ禍の今とは違って忙しかったので、半月ばかり全く遊んでやれてなかった息子02を連れて敷地内の公園へ行った時の事。
知らないうちに、ちゃんと自転車に乗れるようになった息子02を見ていると、急に自転車を降りてしゃがみだします。
どうしたのか問えば「蝉が居った」とのこと。
また五月蝿いのを拾いやがって…と見ると、まだ幼虫。
前の年まで息子02が「動く脱殻」と形容していた物体です。
ようやく蝉と認識したようですが、今度はコレを飼うと言い出します。
確かに台風が近づいていたので、保護してやるって観点からも間違っちゃいないかな―と思い、虫篭に入れて家までお持ち帰り。
その時は折り悪く台風が接近中でして、コイツが孵化してしまったら…と考えると、拾ってきたのは早計だったのかーなんて思いましたが、バッチリ台風通過中に羽化してくれまして、朝方には相当喧しかったのを覚えています。
その後は
喧しかったのですが、とりあえず台風にやられることなく無事に蝉の形になって飛び立って行ってくれた(ちゃんと逃がしました)わけですが、考えてみたらアレから5年。あの時の喧しいアンチクショウの子供たちが再び蝉になるべく這い出してきたのかもしれません。そう考えたら嬉しいです。
残念なことに公園とはいえ通行量のそこそこある石畳の上にノロノロと這い出してきたので、何匹かは残念なことになってアリの餌となってしまっていたのですが、折角5年も頑張ったんで、せめて大空に羽ばたいて欲しいと願わずには居れません。
それにしても、何を目的に這い出してきたんでしょうね?石畳横断なんてリスク負わずとも近くの木なりベンチ形で羽化すりゃエエものを…
一周周ってきて
で、ウォーキングなんで一周回ってきて、さっきの幼虫がたくさん居た辺りに戻ってきたんですが、街路樹の支柱で今まさに羽化しようとする幼虫が!
幼虫にとってはめっちゃ迷惑なんでしょうが、折角なんでいっぱい撮らせてもらいました。
因みにこの時は撮影がメインではないのでPanasonicのLX-100しか持って無かったんですが、意外とエエ感じに撮ることが出来ました。
さすがにCanonG5(初代)ほどではないにしろ、センサーサイズの大きめなコンデジは至近距離のピント合わせが苦手なんですが、マニュアルフォーカスとフオーカスピーキングのお陰でギリ見られる画像になりました。
技術の進歩は凄いですね。
でも、あともうちょっと寄れて、更にもうちょっと望遠が効いたら完璧なんですが、それは望みすぎッてヤツですね。
因みに羽化の写真の撮影データは、焦点距離34㎜辺り、ISO1600でシャッター速度は1/40、F値は2.8です。
フルサイズだったりしたらもうちょっとノイズも少なめなんでしょうが、あのサイズのカメラでISO1600ならこんなものかもしれません。
面白いものを見せてもらったと同時に、明日からまた一段と煩くなりそうで、若干憂鬱になりますね。
何しろ、蝉の煩い時期は元々仕事が少ないもので…