本家には手が出ないのですが
所謂ガラケーの全盛期は、各社こぞって色々特色あるコンパクトデジタルカメラを出してましたよね。
CanonのPowerShotとかFujiのファインピックスとか、Nikonだったらクールピクスとか微妙にダサい二つ名が付いてました。各社ブランドの構築みたいなのに躍起になってた時代だったかなと思います。
ブランドというとフィルム時代の舶来モノなんてのがやっぱり強くて、LeicaとCONTAXとRollei-この三つは御三家的でもありますよね。あ、Hasselbladってのもありましたね。改めてBIG Fourってところですね。
LeicaとCONTAX
LeicaはPanasonicとOEMで製品を発売したりと蜜月な関係で、ほぼ同型の製品を日本ではPanasonic銘で売っていました。今もそうですよね。日本の市場にLeica銘のカメラは出てきても一部マニア向けでしたから、競合もしないし共存共栄してましたね。
なかでも D-LUX (Typ109)とLX100なんかは結構有名どころではないでしょうか?
一方のCONTAXは、残念なことにフルサイズデジタル一眼レフの失敗を機に試乗から撤退してしましましたが、i4RTVsDなどの魅力的な製品を多く輩出していました。
撤退が残念でなりません。
ハッセルの場合
HasselbladはSONYとつながりが強いみたいで、過去にもα99のOEM判Hasselblad HVなんて機種も発売してました。
dc.watch.impress.co.jpまた、スマートフォンのアタッチメントみたいなのを発売していたのも記憶に新しいところです。
何れもコンデジとは縁遠いので、ちょっと気合を入れないと買えない製品が多いですね。スマホのアタッチメントは設定めんどくさそうですし…
さて、ローライです
いつものように前置きが長いんですが、此処から本題。
ローライです。
Franke & Heidecke GmbHです。
当時、SONYのW350ってコンデジがウチの記録カメラでした。
まだ携帯がガラケーの時なんでコンデジは日々の記録に重宝したのですが、手荒く使いすぎたのかしばらくして動作が怪しくなってきました。
症状としては撮影中、急に電源が落ちるとかその類で、結構イライラさせられる故障でした。
その時見つけたのがRolleiのコンデジRollei da8535です。
単三電池二本で動くうえに、当時としては高画素な800万画素。なによりも「Rollei」のロゴがステキです。ブランドに弱いです。
そういえば学生時分にRolleiのコンパクトカメラを使っていたのを思い出しました。
アレも平凡なスペックでしたね。
多分どちらも本家本元のFranke & Heidecke GmbHではないんでしょうが、シンガポール製のSL 35しか使ったことが無い自分としては、ローライフレックスの質感なんて知らないので無問題。寧ろSL35みたいに壊れないだけありがたい話でした。
でもレンズはXenotar でもSonnarでもなく、Rolleinar ですらありません。
自身の無さが伺えます。
通常使用していても壊れはしないのですが、残念なことに家庭用カメラの使用環境は相当過酷。嫁がメインで使うんでトートバックに放り込むのが常でした。
ある日、哺乳瓶か子供用水筒の蓋が緩んでおり、漏れた液体がカメラに侵入。ソフトケースは液体を阻めるわけもなく、水以外の液体による浸水で動かなくなってしまいました。
残念な気はしましたが、今は数多くある文鎮の一つになってますが、久しぶりに引っ張り出してみると表面ゴムが加水分解という、いつもの残念仕様。
少しでも思いでを残してくれただけ、良しとしますか。