輸出専用機?
最近、携帯でもヤフオクを見てしまうようになってしまいました。
こりゃイカンと思って、一定金額を越えたら入札しないようにしていたんですが、今回は撤退予定の金額になる前に落札。これは仕方ないですよね。
で、今回のブツはCOSINAのCT-9とかいうヤツです。
初めて聞く名前に戸惑いながらも、1000円行かないところで落としてしまいまいました。
運が良いんだか悪いんだかわかりませんね。
CT-9?
COSINAのCTシリーズってのは、ある一定の層には有名ですよね。
でも「CT-9」ってのは寡聞にして知りません。
先日落札した「CT-1」は兄弟機も多く、SUPERだのGだのEXだのとドラゴンボールみたいに後の文字が入った同型機の羅列が目に付きます。中身はほとんど同じってところがステキですね。
あとはAE機のCT-7だとかCT-10、CT-20なんてのがありますがWikipediaで調べてもCT-9なんてのはありません。
CT-1のように名前変えただけか?と思って画像で調べてみても、CT-7(コンピューターなんてカッコイイ二つ名が付いてます)は軍艦部に取って付けたようなボタンが4つある仕様で手元のCT-9とは違いますし、CT-10/20に至ってはRicohのXR-6のようなAE専用機みたいでこれまた違います。
どうも大変マイナー機を引き当ててしまったみたいで、心が躍ります。
大雑把な性能なんかを…
スペックはこの時代としては非常に標準的なもので、CTシリーズ共通のKマウント一眼レフ。1~1/1000の電子制御シャッターに絞り優先AEを備えてます。
ファインダー表示はファインダーの左側に並んだシャッター速度の数字横にLEDが点灯する疑似追針式とでも言うようなタイプ。
使い難いことはこの上ないのですが、Kマウントだと最上級のLXですらこの表示なんで、Kマウントのフォーマットみたいなもんでしょうか。
まあ、この手のカメラのターゲット層は基本マニュアルで使わなそうなんで、その辺りは大体の数字がわかれば良いのかもしれません。LXに関してはアレですけど、単体露出計やカンでヤるからいいんでしょう。多分。
問題は「動くかどうか」です
さて、手元に届いたCT-9ですが、外観はまずまずキレイです。
一応、ヤフオクの画像は確認したのですが手元に届いたら「なんか違う」なんてのは間々あることです。
そして、肝心なことはヤフオクで買った「ジャンク品」なので、動くかどうかが賭けですね。
結構リスキーです。
このところ、フィルムカメラを使わな過ぎてマトモに残量があるLR44が無くなってきたので、先日同じように落としたRicohのXR-7Mk2から電池を引っぺがして入れてみます。
するとどうでしょう。
ちゃんとシャッターが切れるではありませんか!
オートもマニュアルもOK。ファインダー表示もちゃんと出ます。
コイツはアタリを引いたなーなんて思って、巻き上げたまま放置すると数秒後にシャッターボタンを触ってもいないのにシャッターが落ちます。
訝しんでもう一度巻き上げると、電子セルフタイマーのLEDが巻き上げた途端に点灯・点滅してシャッターが切れてしまいます。
どうやらセルフタイマーの回路かスイッチに欠陥があるみたいで、巻き上げた途端にセルフタイマーが作動して10秒経つと否応なしにシャッターが切れる時限爆弾みたいなカメラと化していました。
ただ、スイッチOFFにしたら時限爆弾はリセットされるので、騙し騙し使っていくことも可能です。
そんなことで、また「修理待ちという名目の文鎮」が一つ増えてしまいました。
とりあえず保管しとこう…
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