動いたらラッキー的なブツでした
システムを入れ替えると結構出費が痛いですよね。
とりあえず、16-35㎜、24-105㎜、70-200㎜は揃えたモノの単焦点にまで手が回りません。撒き餌レンズとか言われている50㎜のf1.8と先輩から安く譲ってもらった85㎜f1.8まではなんとか揃えられたのですが、この先一気にお金使うのは何かと心配です。
なので、後はジックリそろえようーなんて思いながらもやめられないジャンク箱漁り。
そんなとこに居るはずもないのにー
なんて思ってたら、居ました。
EF100㎜F2.8マクロ。
お値段は驚きの5000円でした。
ジャンク箱から救済?
ジャンク箱にはふさわしくない「それなりに使える機材」を発掘したので、これは逃してはなるまいーとレジに行ったものの、生憎現金の手持ちがありません。
「カードでイイですか?」
って訊いたんですが、
店員の兄ちゃんが冷たく
「カードはマンコロからでしょう」
なんて専門用語で答えられたので、急いで銀行へ行ってお引き出し。
晴れて我がものとすることが出来たのでした。
ジャンクの理由
古いとはいえ、一応は一つ前の型(当時)のレンズ。
普通にショーウインドゥに飾れば良いのではないかと思うのですが、一つ重大な欠損がりました。
AF/MF切り替えスイッチとFULL/LIMIT切り替えスイッチが無いんです。
でも、メチャメチャ鏡筒が繰り出す非インナーフォーカスタイプのマクロレンズなんで、普通はMFで使います。FULL/LIMIT切り替えも同じで、マクロレンズとしてしか使わない上に、MFなんでLIMIT使う必要がありません。
それでジャンクなら安いものだと思いながら帰途に就いたのでした。
心配なので…
ジャンクに落とされた理由はよくわかったのですが、精度的にはやっぱり心配なので、一応メーカーのサービスセンターでチェックしてもらいました。
結果は
「光学的にも精度的にも異常なし」
の太鼓判を押していただいたので、晴れて仕事でつかえるようになりました。
そうだ!この機会にーと思って、AF/MF切り替えスイッチとFULL/LIMIT切り替えスイッチの修理をお願いしたのですが、製造中止から結構経ってるので部品が無くて修理不能とのお答え。
成程、それでジャンクかーと合点がいったのですが、壊れてるのを騙し騙し使うのは結構しんどいものでした。
一時は料理撮影のメインレンズになってくれていたのですが、
「ちょっと心配やから最後にAFでピント合わせてチェック代わりにしよう」
と思っても、スイッチの無くなった隙間から細い突起を動かして切り替えるーなんて事を毎回するやるのは骨が折れます。
それにスイッチはonの時よりもoffにするときの方が面倒なものでした。
焦ると失敗しますからね。やっぱりちゃんと動くところは動くようにしておきたいものですね。
でもまあ、5000円やと思えば安いものって思いもあって、騙し騙し使ってました。
崩壊
元々ジャンクだったので、普通の中古に比べて崩壊は早くやってきます。
AF/MF切り替えスイッチのあった穴に爪を突っ込んで、中にある細い突起を動かして切替していたのですが、ある日突然その部分が崩落してしまったみたいで中でカラカラと音を立てていました。
拠り所が亡くなったので切り替えが上手くいかないのも困ったものでしたが、部品が崩落したことによって、レンズの中に光が入るようになってしまい、穴をふさいでおかないと酷いハレーションが起こるようになってしまいました。
約5年ほど活躍してくれたのですが、そろそろ潮時と思たので思い切って引退。
後釜には評判の良いEF100㎜F2.8Lを据えようと思ったのですが、TAMRONの90㎜を試しに付けてみたら、これが結構良かったので、以来マクロはTAMRONを使ってます。
今回の記事書くために比較してみたら、やっぱりEF100㎜F2.8の方が逆光にも強いので、今更ながら純正の良さに気付きました。
TAMRONはTAMRONで柔らかい描写だったり軽かったりとエエところもあるんですけどね…
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