剥がした姿もそれなりに良かったので…
Leicaって中古で買うと革がボロボロの時ってありますよね。
私のM4-2はカナダ製で比較的新しいヤツなので、始めは調子よかったんですが、10年ほど経ってから徐々に革がボロボロ剥がれてくるようになりました。
一気に剥がれるんではなくて、ひとかけらふたかけらが徐々にボロボロと落ちていく感じ。まあ、転売目的や床の間に飾る目的でLeica持ってるわけじゃないんで初めは気にしてなかったんですが2割程剥がれたLeicaは大変みすぼらしい姿。そのうち鼻毛を抜くノリで革を剥がしてしまうようになってしまったので、これはイカンと革を張り替えることにしました。
純正は問題外
私は悪評高いM4-2を使うぐらいなんで、純正で治すなんてのはもってのほか。
なるべくお金かけずに治したいもんです。
幸いにしてネットでちょっとググったら、お手頃な張革を売ってるショップが数点見つかったので、コストのみを考慮して選んでみました。
どの皮がどれくらい持つかなんて使ってみないとわかりませんもんね。
でも、なるべく純正に近いのを…なんて思って探すあたりに見栄を捨てきれない自分が垣間見えて嫌になります。
到着までの準備
とりあえず代替の革を注文したのですが、到着を待っている間にも革がボロボロ剥がれてきて不細工なので、思い切って全革剥がしをします。
ボロボロ落ちるぐらいだから革なんて直ぐに剥がれるだろうと思ったら、貼りの弱い所と強情なところがあって、思いのほか苦戦しました。
接着剤が直で付いているところはシール剥がし剤が無いとお手上げ。カメラのケミカルな薬品を塗布するのは結構勇気がいりましたが、革の上から革を貼る訳にもいかないので、勇気をもって一歩前進。多少の黄色い接着剤痕は残りましたが、概ね奇麗になりました。
意外とイイ感じ
革を剥がしたLeicaの姿は意外にも良い感じ。
限定品でカラーバリエーションがあるLeicaの現行品が頻繁に発売されますが、それに近い感覚。革を剥がした跡がアルミダイキャスト剥き出しなんで、アルミ色って感じです。
勿論、お高いLeicaのカラバリとは奇麗さは似ても似つかんのでしょうか、黒一色だったカメラがパンダ模様になると新鮮です。
ちょっと暫くこのままにしておこうかなと思って、革が到着してもしばらくアルミ剥き出しの姿で使ってました。
まあ、70㌫ぐらいは貼るのがめんどくさかったからなんですけどね。
剥き出し状態
普通のカメラは滑り止めが主な目的の革が無くても、手が滑る以外に問題は無いんですが、フィルム交換の時に其処蓋を開ける方式のM型のLeicaだと、其処蓋の漏光を防ぐのに貼革が一役買っているのではないかと思ってしまいます。
実際に被害は無かったんですが、やっぱり金属だけで蓋をした状態よりも、革で若干押さえている方が安心です。
なので、一念発起して革を貼ることにしました。
というよりも、掃除してたら貼革の入った封筒が出てきたので、革を貼るのを思い出したって方が正しいです。
存在をスッカリ忘れてました。
3年越し
出てきた封筒を開封してみると、注文書が出てきました。
見てみたら日付が2017年の6月。
実に3年以上も寝かせてました。
注文から日が経ってるので粘着力が心配でしたが、未開封が幸いしてか、はたまた元々の製品クオリティが高いからか、すんなりと貼れました。それはもう拍子抜けするくらい簡単でした。
ちょっとカーブになている所の接着は怪しいのですが、サイズもピッタリでちょっと感動。新品に戻ったとは言わないまでも、買った時に戻った位の感覚です。
こんなことならもっと早めに貼っておけばよかったです。
さて、Leicaも革を貼って使いやすくなったんで、フィルム詰めてバンバン使わないと…
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