バルサム剥がれは思いのほか深刻
キタムラジャンク籠謹製のKOMURA28㎜F3.5。
M42マウントが付いていたので、早速仕事先に持って行ってEOS-Rで試写しました。
フィルム専用だと試し撮りも儘ならない昨今のフィルム事情ですが、マウントによっては簡単に試し撮りできるので便利です。
そういえばフィルムも買わないといけませんが、ここの所忙しくて買い物もなかなか行けません。
ヤフオクでジャンクを落札する暇はあるのに不思議なもんです。
相性問題
先日購入したM42→EFマウントアダプター。
blog.kobephotomic.workどうもEOS-Rと相性が悪いみたいで、偶に「エラー01」が出ます。
接点がアカンのかどうなのかわかりませんが、レンズを嵌めなおすと治るので騙し騙し使ってます。
他の一眼レフ系列ではエラー出ないんで、おそらくミラーレスになってサードパティーへの対策がなされたのかもしれません。
困ったもんです。
これを仕事で使うと大事な場面で撮れなくなって大変なことになってしまいそうなんで、遊びにしか使えないのはイタイところ。とは言ってもM42で撮らなきゃならないお仕事なんて無いので問題ないといえは問題無いんですが、少し残念ですね。
バル切れの効能は…
バルサム剥がれ、通称バル切れがあからさまだったKOMURA28㎜F3.5ですが、やっぱい写りは厳しいです。
寧ろローライト下ではエエ感じに見えるんですが、信号機の灯りすら滲んでますし、少しでも点光源やカタめの光が差し込むと忽ち画像が崩壊します。
ハレとかフレアとかそんなもんじゃないレベルで分厚いベールが掛かったような画像になってます。
クセとか味とか言ってられないぐらいに写りません。
そりゃ500円程度の価値だわなーって納得できるレベルの描写。
いやここまでキビシイとは思いませんでしたね。勉強になります。
気付けばクロップ
撮影中、何か画角狭いなと思ったら×1.6のクロップになってました。
一眼レフなら覗いた瞬間に気付くこともEVFだと気付かないもの。
慌てて戻したんですが、それまでどうでもいいのしか撮ってなかったんでどっちでも結果はたいして変わりません。
何ともグダグダな試写となりました。
やっぱりフードが大切
ジャンク籠で見つけた時には何とも大仰なフードが付いてるもんだと思ったもんですが、此処迄逆光耐性が低いと大袈裟ぐらいの対策も頷けるってもんです。
元々に状態の酷かったレンズなんで、結果に対して特に期待してなかった分、落胆も何も無いんですが、残念な気持ちがジワリます。
少しKOMURAって初めて使うブランドに対して期待が無かったといえば嘘になりますが、レンズはボロいんでどうしようもなかったとしても、何かイイ所が見つかればなんて甘い考えでいました。
結果としてバル切れで何もわからなかったに等しいんですが、もうちょっと頑張って欲しかったってのが本音です。
今度は長めのKOMURAを探して試してみないと、KOMURAが嫌いになりそうです。
何かいい出物は無いものかな…
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