FUJIX DS-300 前世紀の証明写真用?
またもやヤフオクで落としてしまいました。
FUJIX DS-300です。
フジの業務用(多分)デジカメです。
まあ、いくらデジタルカメラが珍しい2000年頃とはいえ、GS645並みの大きさで背面液晶も無くてレンズ交換もできないなんて結構中途半端な形をしてる亀れに24万円も出すような趣味人は多く無いんじゃないでしょうか?
多分写真館でポラの証明写真代用として使われたんじゃないかなぁーなんて思います。
そういえば前世紀の写真館での証明写真はフィルムを使って撮るのと、ポラロイド(実際はフジのフォトラマ)で撮るのがあって、後者は大体がピールアパート式といわれる撮影後90秒待って紙を剥がすタイプのFujiFP100Cで撮ってました。
このFujiFP100Cってフィルム(印画紙?)は結構忠実に色が出るんですが、インスタントフィルムなんで勿論のよう焼き増しはできなくて、直ぐに大量の枚数が必要な場合は何回も撮影しなきゃならなくて不便でした。あと、まばたきをよくする人を撮る時とかはロスが増えるので結構大変でしたね。
そう云った意味からはデジタル化ってイイことでした。
残念なことに業界が黎明期のデジカメを使う頃には写真屋から新聞屋に転職してたので、コンシューマー向けの製品を使う機会はあっても、ガチの業務用機を使う機会を喪失してしまっていたのでした。
昔は結構な数がジャンク箱に転がってましたが
時は流れて今世紀初頭、10年ほど前の大阪日本橋にあった「カメラのナ〇ワ」のジャンクコーナーには結構な数のFUJIX DS-300/330が転がってました。
その時は古いデジカメに興味が無くてスルーしてましたが、興味が出てきた近頃になってサッパリ見かけません。前述の店も他店と統廃合して無くなってしまい、気づけばFUJIX DS-300を探している自分が居ました。
病気とは恐ろしいもんです。
何よりもどんな写りするのかに興味があったんですが、当該機種の作例画像はネットにもなかなか出てこないんで、コイツは手に入れないとーと思っていつものヤフオクで落札してみました。
結構キレイな個体で期待値は膨らみまくりました。
思ってたのと違う現状
到着した DS-300は写真通りキレイな個体でなかなかイイ感じ。
レンズキャップまで付いていてジャンク籠のボロとは違います。
電源を入れない状態で見た限り、液晶の無いコンデジって感じで隔世の感がありますね。ホットシューはあるもののシンクロ接点は無くて、その代わりに内蔵ストロボがあったりして、業務用にしてはチグハグな感じです。
当時の皆さんがいろいろご苦労なさったことが偲ばれます。
さて、電池は昔噂で聞いた通りSONYの電池を入れればいいんやなーと思ってα用の電池を突っ込んでみたら短かったみたいで取れなくなりました。
なんとかかんとか抜いてよくよく調べてみると、もうちょっと長いビデオカメラやLEDライト用の電池が DS-300と共用の電池だったみたいで、α700に使っている電池ではダメみたいです。
電源確保
そうするとサードパティー電池が良いのかと思う訳ですが、容量が大きいからか結構お高くて3000円ほどします。
多分何十枚か撮ったら使わなくなるのは目に見えてるんですが、一番安い代替電池が2本セットってのも勿体ないので迷いますね。
そもそも980円で落としたカメラに3000円の電池ってのも何だか本末転倒な気がして、他に良いものが無いかネットで見たら、中級一眼レフデジカメみたいに下駄というかモータードライブみたいな装置を付けた画像が出てきました。
単三変換パック付きの縦グリなんて気の利いたものを出すもんだと調べてみたら、SCSI接続用アダプターとのことでガッカリ。流石は黎明期です。
今後は、
①安い代用電池を探す
②既存電池に下駄を履かせて繋げてみる
③AC変換アダプターで使ってみる
の3つを柱に、 DS-300が使えるよう試してみたいと思います。
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