貝塚と言えば水間です
貝塚市へ行ってきました。
言われないとわかりませんけどね。
昨年も別件で訪れたんですが「車で来てください」って言われたんですよね。
でも、公共交通機関好きなので出来れば電車とか出来たいものです。
なので、今回は電車で行く気満々でいました。
地方公共交通機関は本数が…
ところが、直前まで電車で行くはずが、前日になって「電車の時間と取材の時間が合わないので車で来てもらっても良いか?」なんて訊かれたんですよね。
その方が都合がイイなら否応ないのが下請け稼業。
車で行くことと相成りました。
まあ、神戸からだと湾岸線が使えるんで車の方が便利いんですよね。
ただ心残りは「水間鉄道」に乗れないことなんです。
水間鉄道
水間鉄道って言われても、鉄道好きでもない限り知らない方の方が多いんじゃないかと思います。
水間鉄道ってのは、南海電車の貝塚駅から水間観音駅までの5.5㎞を結ぶ小さな鉄道で、2024年で100周年を迎えようとする結構古くからある私鉄です。
5.5㎞の間に駅が八個もあるんで、だいたいカーブが無いところでは隣の駅が見えます。
京阪の土居滝井間みたいな感じが終点まで続きます。
毎日乗ってたら結構イライラしそうな駅間です。
そんなフラストレーションを体験してみたいと思ってたんですが、縁が無いなら仕方ありません。
乗るのは諦めて撮ることにしました。
終点水間観音
予定時間よりも1時間半ほど前乗りして、とりあえず終点の水間観音駅を目指します。
一個手前の三ヶ山口駅近くに和歌山では有名なスーパー「オークワ」があるので、其処でお昼ご飯を買うがてら、車を停めて終点の水間観音へ。
駅間は短いので徒歩でも楽勝です。
少し歩くと近所の野良猫がお出迎え。
猫多めなのはイイ感じです。
5分もしないうちに駅傍までは来れました。
でも、本当の目的は駅の傍に係留されている旧型車を見ることなんですよね。
毎度の廃車体巡り
現在は東急のお古な銀色の電車ばっかり走ってる水間鉄道ですが、その昔は南海電車のお古を使ってました。
その旧型車が今回見たかったモノなんです。
駅が見える駐車場に行くと、線路脇にデンと置かれた南海の旧型車両。
ヘンテコな色に塗られているんですが、結構広範囲にわたって腐食しているらしく、マダラに腐食止めの塗装をされていて何とも無残な姿でした。
この後、本格的に修繕工事してくれるならいいんですが、今のままだと本当にみすぼらしくて土に還りそうな感じです。折角だから南海色とかに塗りなおしたら好きな人は喜ぶんじゃないでしょうかね?
因みにここは車庫の真横なんで、いい雰囲気で電車が見れます。
あと、此処にも猫が居ました。
折角なので新型?も
ここまで来たので新型車両が走ってる姿も拝んで帰らないと勿体ないです。
昼間は30分サイクルでのんびりと走ってるらしいので、巡り合わせが悪いと仕事に遅れてしまいます。
ひょっとしたらアカンのと違うかなーなんて思ってると踏切の音がして電車がやってきました。
銀色だと新しく見えますが、こうみえて1967年製という半世紀越えの年代物。
ステンレス製って長持ちですね。
電車の顔の部分には水間側がパグの写真、貝塚側が近所に在住していると思しき1歳のお子様が写ってる写真を掲げています。
これは水間鉄道が、好きな絵柄を10日間1万円で電車のヘッドマークとして掲げてくれるサービス。
手ごろなお値段も相まって結構利用されているみたいですね。
何とものんびりとした水間鉄道でした。
やっぱり見てるだけでは物足りないので、今度こそ乗りに行かないと…
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