「貧者のK2」的な存在です
今回、ついに禁断のセットモノに手を出してしまいました。
カメラボディ×3、レンズ×6で3000円…
内容も金額も中途半端なんで、状態はお察しってところなんですが、お目当てはRicohのXR-2。絞り優先AEを備えた当時のRicohフラッグシップ機です。
単品だと結構なお値段がするんですが、セットモノで安そうに見えたので試しに入札したところ、そのまま落札っていつもの流れ。
だいたいこういう時はハズレ引くんですよね。
まあ、慣れてますけども…
そんなことよりもXR-2
RicohのXR-2はKマウント初期のRicohフラッグシップ機。
とは言っても当時はXR-1とXR-2しか売ってなかった気がします。
XR-1はフルメカニカル且つ追伸式メーターのカメラで、XR-2が貧者のK2ならこっちはKXに近い存在です。
スペックもだいたい同じ。
両者ともPENTAXとの差異は、外装がプラスチックで安っぽいところですね。
あとは精度的なところも違いますね。
Ricohは結構ガバガバな感じですが、初めからこうだったのか、それとも経年劣化なのかは今となってはわかりません。
ただ、言えるのはKXだろうとXR-1だろうと同じレンズ付けて同じフィルムを詰めれば同じような写真が撮れるってことです。
なので、お求めやすいお値段のXRシリーズは結構魅力的な存在でした。
脇道に逸れますがXR-1
そうそう、社会人になって間もない頃にxr-1を買ったことがありました。
当時はフィルム全盛期だったんで1万円切るぐらいのプライスだったと思います。
使い始めて速攻で巻き上げがダメになってしまって、阪神百貨店の修理屋さんで治してもらったんですが、修理代併せたらKX買えたよねーって当時は思ったもんでした。
ただ、その頃は色々拗らせてたもんで「安いカメラだろうとちゃんと使ってやればちゃんと写るもんだ。寧ろ安いカメラでバンバン撮る方が良い」なんてよくわからないことを考えてたので、廉価版カメラを礼賛してまして、その感覚にXR-1がピッタリと合致していたのを覚えています。
ガタが来たようで…
でもまあ、そんなこんなでXR-1を使ってたわけですが、その後にRollei35SLを経てcontaxのS2なんかを買ってからは出番もスッカリなくなっていました。
悲しいことに結局はエエカメラの方が使い易いってのがわかったんですが、XR-1に馴染めなかったのはKマウントレンズをほとんど持ってなかったのも原因かなと思います。
暫く使わないとダメになるもので、一年ぐらい放置してたら巻き上げ不良が再発して、最後はジャンク扱いで売り払ってしまいました。
相性が悪かったんですね。
で、今回のXR-2
今回届いたXR-2、見た目はそれほどヤレて無いんですが、何しろ何十年も前の電子シャッターなので端から期待薄。動けばめっけもんってところです。
暫く使って無かったOlympusのXAから電池を抜いて入れ替えたところ、シャッターが動いてるような感覚。コイツはもしかしたらイケるのかーなんて期待してシャッターダイヤルを動かしてみたところ、スローでも高速シャッターが切れているような感触。
どうも緊急用の機械シャッタ―だけが生きていたらしく、肝心の電気系は死んでる可能性が大でした。
ちょっと期待したんですが、儚かったです。
因みに不具合はもう一か所あるようで、巻き上げレバーの感触がおかしいんです。
前述のXR-1と同じような巻き上げ時の妙な引っかかりが時折見られます。
どうも本格的につかうには何らかの整備をしてやらないといけなそう…
フィルム高騰の折、この状態はキツイですね。
もうちょっとジックリ確かめてやらないと…
Qrio Key (キュリオキー) スマホなしでも自宅カギをスマート化、Qrio Lock専用のリモコンキー Q-K1-AM メーカー保証期間延長品
- 発売日: 2021/03/01
- メディア: エレクトロニクス
↓良かったらポチってやってください