大変NikonらしいデザインのAF機
先日、妻の実家から義妹に貸しっぱなしにしていたNikonのF-501が出てきました。
考えたら結婚前に貸してたので5年以上ホッタラカシでした。
まあF-501なんて普段使わないから良いんですが、発掘されたそれは無残にも液漏れしまくりの姿。やっぱり電池入れっぱなしでの保管はいけませんね。
単三電池なら尚更の事。
Panasonicとかの信用できるメーカー品の電池なら大丈夫なのかもしれませんが、中国製の粗悪品は直ぐにシーリングがダメになるみたいで、気が付いたら液漏れしてます。
なかなか厄介です。
F-501
皆さんご存知かとは思いますがNikonのF-501は、実質Nikon初のオートフォーカス一眼レフ。
序列からいうと実験室から出てきたような形のF3AFに続く二代目ですが、アレは専用の80㎜と200㎜しかAF効かないので、システムとしてはF-501が初めての一眼レフです。
ベースとなったのはFサンケタシリーズの初号機F-301。
まんまF-301にAFを積んだだけなカメラです。
特徴としては初めて被写体を追い続けるコンティニュアスAFを積んだところ。
残念ながらフォーカスの駆動スピードが遅すぎるので被写体を追従できるのは運と条件が良い場合だけで、実用性は皆無でしたが…
AF性能は使えないレベルですが、その他はNikonらしく手堅く纏められていてイイカメラです。
この辺りがOM707と大きく違うところですね。
そういえば小学生の頃、初めて読んだ鉄道雑誌等に載っていたNikonのコマーシャルがこのカメラだったのを覚えています。
あの頃はこのテのカメラ買ったらなんでも撮れると思ってました。
まあ、F-501なら頑張ったらだいたいのは撮れそうですけどね。
酷い液漏れ
そんなわけで液漏れは結構酷くて、接点磨いてみたんですが通電しません。
液漏れしてから年単位でほっといたような状態なんで、腐食がなかなか酷くて錆の層が厚いんで結構ピンチです。
削り過ぎたら部品を擦切りそうで怖いんですよね。
そういえば半年ほど前にも液漏れの日度CONTAXを鹵獲してきましたが、アレもダメだったような…
でも、F-501なら手持ちのF-301から部品を移植したら治るのかも知れません。
ただ、果たしてそこまでする価値があるのかどうかってのが…
まあ、ゆっくり治していこうと思います。
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