とりあえずはドライヤーで…
ミラーズレの状態で落札してしまったRicohのXR-20SP。
マイナー機種であればあるほどミントな状態のモノは高値いので、何某かの難あり品しか買えません。
で、先日落札したXR-20SPも案の定難有り品。
まあ、予想の範疇です。
症状はミラーがズレててシャッターが切れない状態。
まあ、廉価版ではよくある症状ですが、XR-20SPは当時の価格を考えたらAE-1PROGRAMに匹敵するような価格帯のカメラですので、こういった廉価版特有の持病が出るのはチョットいただけません。
さて、ミラーズレってのは以前にCOSINAのCT-1でも経験したんですが、CT-1は使わないままで死蔵したんでリペアは初体験。単純にミラーを剥がした上で再接着したらフォーカスがズレそうで怖いです。ミラーってっ結構重要な部品ですからね。
困ったもんです。
色々と調べてみたら、ミラーズレに困ってる諸兄はそれなりの数居られるようで、ありがたいことに修理の顛末を載せてくれている方が結構います。
で、一番簡単そうなのはドライヤーで接着剤を温めて溶かして元の位置に押し戻す方法。簡単で手っ取り早そうなんで早速やってみました。
驚くほど簡単
なんと言ってもミラーを温めるだけなんで、専用の器具も要らないので簡単です。
ピンセットでミラーを上げつつ、ミラーの裏側にドライヤーで温風を当てていきます。
このときのピンセットは摘むと外れる逆タイプがオヌヌメです。
で、十分温まったらミラーを指で押したら完成。
呆気ないほどに簡単にできます。
その後温かいままで放置したら知らないうちに癖のついたミラーがズレた位置に戻ってきますので、冷風を当てて固着させたほうが良さそうです。
そんな感じで修理は完了。
思ったよりも簡単に治ってしまったので喜んでいたら、今度はカメラの中でカラカラ音がします。
部品が欠落したのかと思ってヒヤッとしたんですが、裏ぶたを開けてみたらデータバック用電池の押さえ蓋が折れてフィルム室に転がってました。
フィルム入れる前で良かった…
まあ、それほど制度がいる場所でもないのでパーマセルテープで押さえてしのごうかと思います。
まあ、とりあえずは撮影できそうなので、残ったモノクロフィルムをつめて使ってやろうかと思います。
ただ、XR-Pも気になるんですよね…
↓良かったらポチってやってください