コマ間記録が可能な優れモノです
先日から続くNikonF4sについていた裏蓋がマルチコントロールバックMF23でした。
データバックとかの特殊機能付き裏蓋が好きなもんで、コイツが付いていたからF4買ったと言っても過言じゃないのです。
元々、マッシブなF4が更にゴツくなるステキアイテム。
しかも「インターバルタイマーが出来ます」ぐらいの機能しかないような、今まで入手してきた多機能データバックよりも格段に多機能です。
その分操作は煩雑ですが、今は幸いにもネットで説明書が見られるのでそれなりに使えそうです。
このMF23、メチャメチャ分厚いんですがF4自体がデカいのとハイアイポイント気味なんで何とか普通に使えます。
とは言っても、やりたいことはコマとコマの間に日付や撮影データを焼き込むことぐらいなんですけどね。
コマ間記録
若い頃、フィルムをメインい使ってきたころは撮影後すぐに現像に出したり自家現像したりしてましたし、記憶力も衰えてなかったんで何時何処でどんなデータで撮ったかってのを何となく覚えていました。ですが、最近のようにフィルムが高騰してメインはデジタルになると、勿体ぶって撮影枚数が激減してしまい所謂「カレンダーフィルム」的になってしまうので、何時とったかやデータどんなもんやったかな?ーなんてことが記憶の彼方に行ってしまいます。
そう考えるとExifって便利ですよね。
フィルムの場合は撮影画像しか形になって残りません。
そうなるとフィルムに直接日付を焼き込めるデータバックなんてのが便利そうなんですが、撮影画像の中へ無粋に日付や撮影データが入るのは避けたいもの。そうすると使っていないフィルムのコマ間にデータが焼き込めるMF23は大変便利なのです。
MF23は7セグメント8桁(画面外)、7セグメント6桁(画面内)の赤色LEDでフィルム裏面から写し込みます。
画面内は年月日、月日年、日月年、日時分、時分秒、フィルムカウント値、アップカウント値(6桁)、固定数値(6桁)が、画面外には年月日、日時分(秒)、固定数値(6桁)、フィルムカウント値、露出値(シャッタースピード・絞り値)、補正量(オートブラケティング設定時のみ)が写し込めます。
その他の機能
データ写し込みの他、データの表示機能、露出を変えて連続撮影ができるオートブラケティング機能、確実なピントで写し込むフォーカスプライオリティ機能、無人で一定時間ごとにAF撮影が可能なインターバルタイマー機能、指定時刻後に指定連続コマ数の自動撮影が行えるディレイタイマー機能、毎日の指定時刻にアラーム音を発生させるデイリーアラーム機能などできるそうで、今となっては何とも言えない機能が盛り沢山。設定も相当煩雑なうえに何となく不安が過るような表示なんで、使うことはなさそうな機能ばかりです。
基本的に三脚に据えて放っとく系の機能が充実してますが、この辺はデジタルの方が親和性高いですよね。まあ、当時を偲ぶって意味では面白い機能ですが、仕事でF4が現役だった頃からあまり使い出のある機能ではなかったような気がします。まあ「このカメラは何でもできますよ」ってアピールなんでしょうけども…
見た目的に面白い
ただまあ、メチャメチャアナログなF4に80~90年代のデジタル表示が雄吾云うすると案ともアンバランスで面白かったりもします。
私は基本的にプログラムAEとか使わない方なんで何とも言えないんですが、裏蓋をチラ見してシャッター速度やその他諸々の設定値が見られるのは結構便利な気がします。
素のF4だとプログラムや絞り優先AEに設定している場合、ファインダーを覗かないとシャッター速度わかりませんからね。プログラムだと絞り値も不明です。
なので、F4の補助具として考えたら結構アリな選択なのかもしれません。コマ間データ記録も出来ますしね。
ただ、定価で6万円もしたことを考えると、前のユーザーさんはよく買ったものだと感心してしまいます。
当時のデジタルモノってたまにスゴイ値段しますよね。
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