久々にやってしまいました
iPhoneやその他スマホのカメラがここまで進化していなかった頃、2010年頃はコンパクトデジタルカメラ、所謂コンデジは売れ筋商品でしたので各社力を入れていました。
高倍率ズームやらの利便性が一番なので、この頃のコンデジは1/1.8や1/2.3型などの極小センサーが主流ですが、このサイズのセンサーって、今ではスマートフォンのカメラに喰われて絶滅寸前。でも、当時は殆どこのサイズでしたよね。RX-100がヒットする前ぐらいは何処のコンデジも豆粒センサー使ってました。
今回手に入れたDSC-H55もそのテのヤツです。
高倍率ズームをコンパクトなボディに組み込んで、上手く纏めたカメラがあの当時の主流でした。CanonだとPowerShotS100とかPanasonicのDMC-FH5-S辺りです。そういえばあの頃は半年もしないうちに新型が出てましたね。
デザインもほとんど変わらないので素人目には見分け着きません。画素数ぐらいしか差も無いように感じますが、実は徐々にブラッシュアップしていったみたいで、気づけば随分と性能が上がってたもんです。
デジカメ市場もメチャメチャ活気がありましたね。嗚呼懐かしい…
さてH-55です
そんなわけでH55ですが、前述の通り1/2.3のCCDセンサーに25mm~250mm(35㎜判相当)の高倍率ズームを組み込んだ、当時流行りのスタイル。25-250㎜と言っても実際の焦点距離は4.25~42.5㎜なんで、まあボケなんて期待できませんがF値はF3.5-5.5とそこまで暗くないのが救いです。
因みにこの頃からそこそこ高級機にもCarl Zeiss銘じゃないレンズが付きだします。レンズの開発技術が向上したって事なんでしょうね。自信の表れです。
手振れ補正やらISO3200迄の高感度やら、ノイズやら画像処理やらを脇に置いておくとまあまあ今でも通用するというか、持ち歩きには良いんじゃないかと思えるスペックです。外装も金属ですし、デザインも随分洗練されてきてます。
これでセンサーがデカけりゃ高感度もノイズ減ってダイナミックレンジも広がって…なんて思いますが、そうすると今度はイイ感じに収まっていたボディが肥大化してしまいますからね。バランスって難しいです。
メディアはSDとMS。ちょっと前の機種みたいに高飛車なメモリーズティック縛りが無くて「一応メモリースティックも使えるんですけど…」みたいな感じが便利です。
10年前の機種ですが、今でも何とか通用するんじゃないかと錯覚するほど完成度は高いと思います。
そしてヤフオク
そんなDSC-H55がヤフオクで出てまして、初めのプライスが500円。
これ以上更新されたら撤退しようーなんて思いつつ入札すると、あっさり落札してしまいました。コレはイヤな予感しかしません。
まあ、電池無しの出品ですが、前から持ってるDSC-W50と電池が共用みたいなんでそこらへんは大丈夫。SONYは電池の互換性が好くて助かります。
届いた製品を見るとまずまずの外観。
ところが、電池を入れてスイッチONしてみたら背面液晶がアバンギャルドな状態です。そしてそのまま動くことなくスイッチOFFになってしまいます。
これは久々のジャンク品らしいジャンク品。スイッチは入るもののレンズが繰り出すまで行かないので非常に不完全燃焼です。なんかモヤモヤする…
地味に期待していただけに何とも残念な結果ですが、こうなるときちんとしたモノが欲しくなるから厄介です。
今度はハズレを引かないように注意しないと…
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