雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

リベンジRICOH XR-2 RICOH XR第1世代のフラッグシップです

今度は完動品?

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懲りずにXR-2です

先日、セット物で買って大失敗したRICOHのXR-2。

blog.kobephotomic.work

今度は「腐食無し」との触れ込みがあったヤツを落札してしまいました。

1800円ぐらいなんで、駄目でもジャンク掴んだと思える範囲内。

まあまあキレイそうなんで、チョット期待してしまいます。

さてさて今度はちゃんと動いてくれるのか…

XR-2

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この一寸間抜け目な顔が好きです

まあ、前回の時にも触れましたがRicohのXR-2は1977年発売の一眼レフ。

マウントはPENTAXと共通のKマウントで、追針式のメーターと絞り優先&マニュアルを備え、シャッターレンジは4~1/1000sec(AEの時は32~1/1000sec)X1/125secです。ちょっと高速側が物足りませんが、ISO100が標準だった当時としては妥当なんでしょう。多分。

シャッターユニットはおそらくコパルスクエアで小刻み巻き上げなんかは不可です。

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オーソドックスな作りです

本当にオーソドックスな一眼レフで、フィルム時代なら性能に過不足は感じないんじゃないでしょうか(高速シャッターが足りないのはアレですが…)。

全ての作りが簡素化されていてわかりやすい反面、塗装もしていないプラスチッキーな外装はチョと安っぽいと感じる面もあろうかと思います。まあ、今となってはチープさを楽しむーなんて見方もできますが。

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使うことなんて無いんですが、多重露光も出来ます

マイナーチェンジ版のXR-2sからはワインダーも付くんですが、今となってはワインダー単体で見つけるのも難しい上、付ける理由もあまり見いだせないのでコイツで十分だったりします。

オモチャ的感覚から行くと付属品は多いに越したことは無いんですが、何せタマ数が無いもんでワインダー自体本当に見かけないんですよね。

まあ、動けば楽しいけど動かないと外装の安っぽさも手伝って、食指は動かなくなります。まあ、Ricohは動いてナンボですからね。

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当時のAE機らしくアイピースシャッターも備えてます。高級です。

今回のブツは

「腐食無し」って触れ込みだったんで結構期待していたんですが、外装はまあそれなりって感じでした。

だいたい美品ー所謂MINT状態のRicoh一眼レフって、箱入りデッドストックの品でもない限り見かけません。

大体がヤレて擦れて埃まみれです。

これはまあ、実用品なんで普通に荒っぽく使われていた後に、このご時世なんで出番が激減。物入の奥深くで眠っていた後に二束三文で売りに出されるーってパターンが多いからなんじゃないかなと邪推しています。

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絞り込みボタンもありますし、機能的に不満は無かったりします

そんな状態の品が多いにもかかわらず、外観に反して稼働機が多いのも特徴で、意外な面でタフさを発揮している気がします。

NikonのFシリーズやCanonのF-1系統とはまた別の意味でのタフさですね。

そんなところも面白いと思ってしまいます。

コイツ動くぞ…

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今回のはちゃんと動きました。ヨカッタ

そんなこと言いながらも前回は失敗しましたが、たまにはそんな個体もあるってもんですよ。

今回のXR-2は電池を入れたらちゃんと動いてくれました。

感度もだいたい合ってるみたいで、それなりに使うにはそれなりな感じ。

「腐食無し」って事でしたが、細部を良く見てみると見た―受けや裏蓋などのモルトプレーンに素人が手作業で交換したと思しき痕跡がありました。

ようは「モルトが溶けてませんよ」ってことなんでしょうね。

過度な期待はしてませんでしたが、腐食無しの意味が分かって成程って思いました。

因みにこのXR-1/2系統、今まで私が手にしたどの機体もファインダーにゴミが多くて撮影意欲を削られる個体が多かったんですが、今回のXR-2も同じようにゴミが多くてとても残念でした。

簡素化さえた構造故にファインダーにゴミが入りやすいんでしょうかね?

ペンタプリズムはもちろん、ファインダースクリーンも交換できないん作りなんで、バラさないと掃除できないので我慢するしかなさそうです。

RICOHさんも、こう云ったところは手を抜かないで欲しかったなぁ…

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裏蓋はこんな感じです

 

 

 

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