とはいえ基本ですよね
デジタルカメラが高級品だった遠い昔、誰でも買えるように安い価格とその割に使える機能とで一世を風靡したCanonのEOSKissDigital。
思えばキャノネットやらAE-1、EOS1000等々、こういった高級だった商品の一般化はCanonのお家芸的なものですよね。
恩恵を受けた人も多かったんじゃないかと思います。
売れまくって古くなって激安
売れ過ぎたせいか中古市場でもダブつき気味なので売値は激安。
現役時分は他の製品に比べて安いとはいえ、それなりに高価な商品だっただけにギャップが激しいです。
まあ、後継機も揃って出来が良くて売れただけに初代なんて何周も前の型落ち品は値段が付かないってだけなんでしょうけどね。
モノ自体は良いだけに残念感がありますが…
愛着って点では弱いですよね
大幅なコストダウンの末に製品化されたもんで、愛着とかその辺の感情に訴えかける部分は弱いです。
悪い意味での道具感。
長持ちしなさそうな感じもしますが実際は結構耐えてくれます。
ただ、カメラ趣味自体はある程度見栄が張れるようなものを欲しがる傾向にあるので、安井をウリにした機種は早々に売れなくなっちゃうのが悲しいところ。
モノ自体は悪くないだけに残念な気がします。
廉価版でも装備はしっかりしてます
廉価版のEOSKissDigitalですが、背面液晶上に情報表示用液晶が付いてます。
軍艦部上がメインダイヤルでイッパイイッパイな為に本来ならメインダイヤルの位置に設置したであろう液晶を背面の液晶上に設置。下手に従来の位置に液晶があるよりも見やすい位置に情報表示がなされています。
ただ、その分背面の画像が表示される液晶は小さめになっちゃってますけどね…
まあ、時代的・コスト的に大型の液晶が乗せられなかっただけなんでしょうけど、イイ感じに纏まってます。
メディアはもちろんコンパクトフラッシュ
時代的に信頼できる大容量メディアってのはコンパクトフラッシュ(CF)しか無いので、記録メディアはもちろんCFです。
先日紹介したFujiのFinePixS2Proなんかだと、大容量のCFは読み込めなかったりするんですが、さすがにこのEOSKissDigitalは32GBぐらいは対応してくれます。
ウチにはそれ以上大容量のCFがないのでわからないのですが、どれぐらいまでイケるんでしょうね…
UDMA7には絶対対応してないはずなんですが、持ってないので確認し様がありません。
まあ、6MP機なんでメディアの容量なんて4GBあれば十分なんですけども…
ロングセラーの初代
今更ですが、コイツは今まで脈々と続くEOSKissDigitalの初号機なんですよね。
出た当初は銀色しかラインナップされてなくて安っぽさが際立ってましたが、ブラックボディだと何となくよく見えるから不思議です。
名前も日本国内だとEOSKissDigitalなんて「ママ」向けのネーミングで嫌になりますが、ヨーロッパだとEOS300Dなんて普通のお名前。アメリカだとEOSDigitalRebelなんていうアバンギャルドなお名前になります。
絶対こっちのネーミングの方が良いと思うんですけどね…
kissって名前はなんか嫌です。売れてるけど…
不具合発見
残念なことに手に入れたのは「ジャンク品」なんで、案の定不具合はありました。
内蔵ストロボを使おうとしたら「Err05」が出ます。
最近外れのCanon引いてなかったので、Error表示は久しぶりに見ました。
SIGMAの180㎜マクロ以来です。
blog.kobephotomic.workあの時はレンズのErrorでしたけど、今回は本体のErrorです。
Err05は内蔵ストロボ異常の表示。
どうもストロボのポップアップ機構に何か引っかかりが生じてるらしくて、ストロボが上がりません。
内蔵ストロボを使う機会なんてまあ無い上に、全自動で使う事も無さそうなんで放置してても良さそうな案件。これが安い原因ならありがたい話です。
しばらくは当時を思い出しながらのんびりと使っていきたいと思ってます。
思いのほか見てくれも悪くないので気に入りました。
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