初代「写ルンです」のフィルムらしいです
オークションでジャンクカメラ買ったらSDやCFが入ったままで、中に老夫婦の旅行写真とか「芋煮会」の写真とか微笑ましい画像が残ってることがあるんですが、フィルムカメラでもフィルムが詰めっ放しになってることがたまにあります。
デジカメだとデータが消えたら万が一、必要不可欠な画像だったりしたら大変だと思ってバックアップしたりなんかするんですが、フィルムだと困ったことになります。
そんな不測の出来事が重なって、手元にはFUJICOLORのSUPER HR 100(12枚撮り)が2本あります。
デジタルデータならコピーして終わりなんですが、フィルムだと現像に出さないと像は出てきません。
しかもこのFUJICOLOR SUPER HR 100、初代写ルンですに使われたフィルムだけあってなかなかの年代物。カメラに入れっぱなしだったことを鑑みても、フィルムという生モノの化学製品にとって良くない状況で保管されていたことは火を見るよりも明らかってヤツです。
ってことは、現像してもまともに像が出てくる可能性は大変低くて、昼飯代ぐらいの現像代を払って戦果がゼロって可能性もある訳です。
ただ、ちゃんと現像したら(出来たら)二度と帰ってこない誰かの一瞬が定着できることもまた事実でして、その辺りで悩みが尽きないんですよね。
そうして、今日もキャビネットの奥へ仕舞い込まれて、何年も過ごす羽目になりそうですが捨てるには忍びないのです。
シュレディンガーの猫ってこういう状態の時に使うんでしたっけ…?
答えを出すのが一番怖いですからね。
↓良かったらポチってやってください