知らぬ間に絶板になってましたが…
最近ハマってるのは人物全身を中望遠の絞り開放で撮るってヤツ。
EOS5D系を使ってるときには上手くピント来ないことが多かったんですが、EOSR6にしたらバチバチにピント合うので結構楽しいです。
手持ちの中望遠はEF85㎜F1.8USMなんてベタで古いレンズしかないんですが、ちょっと違うテイストも味わいたくなりました。
で、興味を惹いたのがEF100㎜F2USM。
昨今のレンズはインフレが酷くて、単焦点となるとドえらい値段のレンズが多いんですが、EOS600シリーズと同級生なこのレンズはそんなに高値くないはず…と思ったら定価で7万5900円。中古でも3万程度するんですね。
思ったより高かったな…
まあ、とりあえず撮ってみないと真価はわからないのでCPSで借りて使ってみようと思いついた次第です。
知らないうちに絶番
窓口で「EF100㎜F2USMあります?」って訊いたら、EF100㎜F2USMは一昨年前ぐらいに廃版になったとの事。
それなら135㎜を…と言いかけた所、事務所にはまだEF100㎜F2USMを置いてあるので貸しますよと言ってもらえました。
廃版になったんなら使うチャンスも残り少ないので、この機会を逃さず使ってみることにしました。
EF85㎜F1.8USMとの比較
この時代のCanonEFレンズって本当に皆同じような形です。
没個性的というか実用性重視っていうか、同じような形のばかりが並びます。
EF24㎜F2.8(旧)と同28㎜F2.8(旧)もクリソツで見分け着きにくいですが、こちらも相当似ています。
最短撮影距離もEF100㎜F2が0.9mなのに対してEF85㎜F1.8は0.85mとほぼ同じようなスペック。使い勝手も似ていそうです。
フードも共用でET-65系が使えますし、フィルター径も同じ58㎜。長さが微妙に100㎜の方が長いですが、遠目にはわからないぐらいの差です。
地味な銘レンズ
そういえばこの100㎜、初めて就職した写真屋の大先輩が使ってました。
当時会社の機材はNikonで統一してたんですが、どういう訳かその先輩だけはCanon使ってたんですよね。
まさか数年後に私もCanonへ転向することになろうとは思いもしませんでした。
で、その先輩が愛用してたのがこの100㎜F2なんですよね。
なんでも85㎜より使いやすいからって事だったんですが、その意味を今になって探ろうって寸法な訳です。
100㎜って言えばマクロ
そこそこ良いレンズっぽいのにイマイチマイナーなのは、100㎜って焦点距離が問題なんですよね。
100㎜と言えばマクロ。マクロと言えば100㎜ってのが定番です。
F値も一段暗いくらいなんで、もし暗い初心者用ズームの次に揃えるなら皆マクロのほうへ行ってしまうのが普通だったりします。さらには売れ筋だけあって100㎜辺りのマクロレンズは各社力を入れて開発しているだけあって粒ぞろい。
そりゃ皆さんマクロ買う訳です。
でもまま、そんな状況なのにこのEF100㎜F2USMは30年ほど細々と生産されてたわけで、そういったバックボーンを考えたら、結構いいレンズなのに打順が回ってこなかった不遇のレンズって感じです。
まあ、兎に角使っていかないと…
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