第一世代のレンズは単純なので分解しやすいです
以前、MINOLTAのα9000と同時にジャンク籠から拾い上げた同AF50㎜F1.4。
実に4ヵ月もホッタラカシでしたが、一番簡単に修理できそうなのでバラしてみることにしました。
どうもAFレンズってのは色々と電気接点だの駆動関係だの、挙句の果てにはフレキ基盤なんてのがイッパイあって、バラすと元に戻らなそうなイメージ。
そんななかでもMINOLTAのAF50㎜だと、既にメーカーも撤退しているうえ製造から30年以上経ってるので、どのみち修理を引き受けてくれないもんで、修理に失敗しても気が楽です。
どのみち壊れてるレンズがさらに壊れたレンズになるだけですからね。
ってことで、気軽にバラしてみました。
接点無し
分解して驚いたのが、マウント面を外してもフレキ基盤もリード線も見当たらないところ。電気的な接点は皆無です。
どうも、第一世代のレンズでは、電気接点がレンズの情報を伝達する程度しか仕事をしないようで非常にシンプル。マウント面を外した姿は何となくTAMRONのアダプトールⅡを彷彿とさせます。
いつまでも驚いていられないので、早速絞り羽根を戻すバネの不具合を探ってみると、マウント側には全く問題なくバネが付いてます。外れたり伸びきったりと云ったバネの不具合は何処にも見当たりません。そして非常にきれいな状態でした。
コレは根の深い故障なのかなとレンズ面を見ると絞り羽根を動かす棒が見えます。
旧MDレンズみたいな装置が何とも伝統を感じますが、この棒が先程のバネと繋がって絞りを開放状態にするようです。
が、どうも此処の動きが渋いです。
どうやら絞り羽根のグリス硬化かなにかで絞り羽根の動きが悪く、バネの力程度では開放に持ってこれないという事がわかりました。
ってことは此処から先にバラして行かないといけないわけで、これはなかなかメンドクサイことになりました。
絞り羽根のグリスを除去したうえで注油してやるってことは、レンズを全部外すか絞り羽根を外すかしないといけません。
どうも絞り羽根を外すとピント精度が怪しいことになりそうなので、此処はレンズを外して…って思ってたんですが、手持ちのグリスがミニ四駆に付いてたヤツしかありません…これではチョット心許ないので、とりあえず今日の所は掘った穴を埋め戻すことに。
まあ、お盆期間なので結構暇が出来てしまったので、もうちょっと落ち着いた日にリベンジしようかなと思ってます。
ついでに海鴎の修理もやってやらんといけませんし…
大事になってきたのでモチベーションを保つのが大変です。
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