リーゼントみたいな形のストロボです…
以前入手したKYOCERA200AFに付属していた小型ストロボ「CS-140」
blog.kobephotomic.work外観は新品同様の元箱付きだったんですが、200AFの本体同様に液漏れが酷くて放置プレイ状態でした。
で、さすがにこのままだと面白くないので液漏れ個所を通電できるようにヤスリ掛けしてみたんですが、どうも光りません。
液漏れの後遺症で1本バネが途中で折れてるのでその所為かな?と思ったんですが、パイロットランプは点灯するんです。って事は通電している訳で、更にはコンデンサーに十分な電気が貯まるほど電気が通ってるって事です。
トリガー的なところが壊れてるのかなと思ったんですが、このCS-140は廉価版だけあってTTL専用な上にテスト発光ボタンもありません。
初めは最終型の300AFで試してたのですが、ひょっとしたらカメラが悪いのカモと思って270AFに付け替えてみたんですよね。
そうすると普通に光る訳です。
どうも300AFのホットシューが壊れてるっぽいんですよね。
270AFの方がボロいのに…
間違いなくCS-140を付けて無かったら死ぬまで気付かない故障でした。
まあ、300AFのホットシューが壊れてたからと言ってどうってことは無いんですが、壊れてるってわかると使わない機械だったとしても気持ちが凹むから不思議です。
TTL専用?
先程は「TTL専用」と疑いもなく書いた訳ですが、よくよく使ってみたらTTL専用とは思えない節があります。
それというのもメイン以外の接点は2つしか無いんですが、カメラと通信してるのはどうも一つだけみたいなんですよね。
ファインダーにはストロボが付いてる旨の表示は出ますし、チャージが出来たら稲妻マークも表示されます。
ですが、近くの被写体にピント合わせても、反射が多い所でストロボ焚いても何回やってもチャージ時間は同じ。メチャメチャ長い時間がかかります。
つまり、毎回フル発光するんです。
まあ、オーバーに強いネガカラーフィルムなら百歩譲っても何とかなるにしても、このフィルム単価高騰のご時世にこのポンコツ具合は容認できません。
高価なリチウム電池の所望を防ぐって意味で当時は意味があったであろう超小型ストロボですが、それ以外にはなかなか存在意義が見いだせませんね。
バウンスもパワー調整もできないようであればデジでも使い道はありません。
ただまあ、CONTAXの陰に隠れてあまりシステムを充実できなかったKYOCERAブランドのモノとしては結構貴重なモノ。
飾り程度に死蔵しておくことにします。
そうこうしているうちに230AFも欲しくなってきたので、良い状態のジャンクが見つかったら買っちゃうかもしれません。
今更KYOCERA沼にハマるとは…
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