雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

今日はカメラの日だそうで…

記念して(?)CONTAX 137 MAです

久々にワクワクするカメラです

携帯電話のニュースによると今日はカメラの日だそうで、やっぱりカメラの事を書かにゃイカンなーなんて思ってたら、ヤフオクで(うっかり)落札したCONTAXの137MAがウチに届きました。
日本製のCONTAXって言えばレンズは良いけどボディがダメダメって印象をお持ちの方も多いんじゃないでしょうか?

実際、ハイエンドのRTSが結構壊れた話を筆頭に、小藁田噺は枚挙に暇なく、反対にタフだとか堅牢性が高いだとか、「何処何処でこんな酷い目に遭ったけどカメラは無事だった」なんて話は来たことが無いのが大方の印象だと思います。

あ、チタン製のコンパクトカメラであるCONTAX  T2を胸ポケットに入れて戦場取材していたら、流れ弾に当たったけどカメラに弾かれて助かったーなんて話は聞いた事があります。

ですが、アレだとボディのガワが硬かったからってだけで、機械自体の丈夫さとはあまり関係ないのが残念なところです。

まあ、そんな機械的にはちょっと信用ならない京セラCONTAXですが、機械自体は良い味出していて好きなんです。フラッグシップのRTS各型は使ったことが無いんですが、139Quartzと159MMをメインにS2を予備にして使ってたことがありました。
大きさが絶妙でレンズも素晴らしかったんですが、撮影中に159MMのシャッター幕がjamったことがトドメとなって、重要な時に使うことが無くなってしまいました。

S2は全く壊れなかったんですけどね…

さて、137MAです

シャッターダイヤルが取って付けたみたいに左手側にあります

本題からズレてしまいましたが、そんなCONTAXはシャッターダイヤルが左手側にあって、マニュアルでメーターの出した数値を頼りにカンと経験で露出を決めるってスタイルよりもAEで撮りつつ普段ならシャッターダイヤルがある側にある露出補正ダイヤルでオーバー側やアンダー側に露出を振りつつバシバシ撮っていくーってのが本来の使い方っぽいです。
ですが、137系はフィルム感度のダイヤルが左側にあるうえ、露出補正ダイヤルも左側にあります。なので、右側は非常にスッキリ。

元々、シャッターダイヤルが存在しないAE専用機の137MDに、(多分要望の多かった)シャッターダイヤルを半ば無理矢理に付けたのが件の137MAなんです。
フィルムの巻き上げ速度もちょっと向上したりとブラッシュアップされてるのが魅力なんですが、シャッター自体は横走りの布幕なので最高速は1/1000secと遅く、シンクロ速度も1/60secと日中シンクロが絶望的なシャッターユニットを積んでます。

シャッター自体は布幕で古めかしいもの

まあ、CONTAXを使う層は日中シンクロとかあまりしなさそうですし、当時はNikonがFM2やらFE2でようやく1/250secのシンクロ速度を定着させた頃なんで、その辺はあまり気にしなかったんでしょうね。

それよりも上質なシャッターフィーリングとかタイムラグとかの方が重要だったんでしょう。多分。

実際、ちょっと大柄なボディと秒3コマの巻き上げ速度を持つワインダーを内蔵した137MAは、大柄なレンズが多いCONTAXZeissレンズ群をラフに使うのには適任だったのかもしれません。

まあ、Zeissのレンズは学生がおいそれと買える値段じゃなかったんですが…

右手側はスカスカです

故障品

毎度ながらジャンク品ばっかり買い漁ってるので、今回の137МAも当然ジャンク。

「多分動くやろう」→やっぱり動かない

の繰り返しですが、今回も同じパターンです。

電源ランプは点くので多分もう一息で動いてくれそうなんですが…

ちょっと悔しいです。そして既視感がアリアリです。

blog.kobephotomic.work

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今回は液漏れ無さそうなんで動いてくれたらいいんですが…

液漏れはなさそうです

あ、因みに「カメラの日」ってのは1977年(昭和52年)の11月30日に小西六工業が世界初の自動焦点カメラ「コニカC35AF」を発売した日だって事らしいです。

なので、正確には「オートフォーカスカメラの日」って事ですね。

なので137МAとは何の関係もないって事で…

 

 

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