なんて時代がありました
またもやヤフオクで散財。
だいたいそれほど欲しくないモノを落としてしまいます。
今回はTokinaの銘レンズAT-X828です。
フィルム時代、というか90年代初めに写真始めたって人には非常に馴染み深いレンズ。
NikonやらCanonやらの望遠ズームが「80~200㎜」だったころに、それの代替としてSIGMAからもTAMRONからも同じように80~200㎜や70~200㎜の大口径(F3.5でも当時は口径大き目な感がありました)が売られてましたが、当時のTokinaは特にNikonマウントとの親和性が高かったのでNikon使ってた私なんかには垂涎の的でしたね。
価格的に純正は論外にしてもTokinaもそれなりに高かったんです。
当時としてはオーバースペックですが…
当時はF2.8通しってのがなかなかに魅力的で高スペック。多少逆光に弱くてもまあまあ目を瞑れる程度には大口径の存在感みたいなのがありました。
やっぱり人とか撮るなら中望遠の80㎜から200㎜位のレンジの方が声も届きますし撮り易かったりしますよね。なによりボカして撮るなら単焦点レンズのほうが、軽い・安い・明るいーの三拍子そろっていて都合が良かった時代ですからね。今みたい超高級な単焦点レンズが揃ってたわけじゃないうえに、同じ135㎜でもF2とF2.8とF3.5みたいに複数の明るさでラインナップされてました。そんな時代にF2.8通しのズームレンズってのは何と言うか割り切った感じがして良かったです。
撮るモノによってはちょっと短い
実際のところ、200㎜までってのは電車や飛行機やらモータースポーツやらの乗り物系を撮るには物足りない焦点距離でした、特にフィルム時代なんかだとトリミングしたら如実に画質低下するもんでしんどかったのを覚えてます。テレコン使って×1.4で280㎜F4,×2だと400㎜F5.6と途端にイマイチな感じになっちゃいますから、テレコンとかは噛まさないほうが吉でしたよね。長いのほしかったら上位機種のAT-X340って名前の100-300㎜F4レンズ買えば良い話ですしね。
フィルム時代なんで、感度が容易に上げられない中で明るさと焦点距離のどっちを撮るかってのは悩ましい問題でした。
最短撮影距離は長いめです
当時のモノなんで仕方ないにしても最短撮影距距離が1.8mと長めなのが気になるポイントですよね。
常識で考えたら寄るならマクロ使うやろーって時代ですから仕方ないのかもしれませんが、さすがに80㎜で最短が1.8mは厳しいです。
最近の同クラスだと1.5mでも寄れないレンズ扱いですし、大体平均は1.2m。
仕事でよく使うTAMRONの70-200㎜f2.8は0.95mまで寄れて大層便利ですし、RFの新型70-200㎜f2.8なんかは0.7メートルまで寄れます。
流石にそこまでは行かないにしても1.8mってのは厳しい数字です。
で、デジタル対応は…
そういえばNikonのデジタルってD60なんて云う古いのしか持って無いんですよね。
D60はセンサーがAPS-Cの所謂DXフォーマットなんで、周辺部の落ち込みとか描写なんてのはわからないのが惜しいところ。まあ、その分焦点距が長いのと同義なんで前述の最短撮影距離問題は少しだけフォローされますが…
ただ、問題はD60にはジャンクで買った55-200㎜の方が圧倒的につかいやすいだろうって事なんですよね。
大口径のメリットもフォーカスも露出制御もマニュアル(しかも露出計使用不可)しか使えないって事で相殺どころかマイナスなんで…
……フルサイズのNikon欲しいなぁ………
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