CAMEDIA C-XXXXシリーズのハイエンドです
またも要らんものを買ってしまいました。
Olympus CAMEDIA C-XXXXシリーズの最終形態とでも云うべき、Olympus CAMEDIA C-5050です。
そういえば、以前同じCAMEDIAのC-4040を入手した際に先輩記者が「新しいの買ったんだよ(その人は何故かいつも標準語)」って言って見せてくれたのがOlympus CAMEDIA のC-4040だったって話を書いたと思うんですが、
よく思い返してみたらそのカメラはC-4040じゃなくてC-5050の方でした。
使用するメディアとか性能とかを考えてみたらC-4040ではあまりにも旧態然としてますから、C-5050で間違いないと思います。
確かメディアがCFだったのが羨ましかったと記憶してますので…
当時はまだ、スマートメディアって現役だったんですよね。
私の居た会社が遅れていただけかもしれません。余談ですがその当時は役所だとフロッピーディスクが現役で資料を貰う際にフロッピーを持って無くて100均で買ったような記憶があります。
今となっては128MBまでしかない上に非常に危なっかしい形をしたスマートメディアなんてよく使ってたなと驚きますが、携帯電話で写真が撮れない時代ってのはそんなもんだったのかなと思います。
いや、それにしてもCF,MS,XDと三種類のメディアに対応するなんて、CAMEDIAのC-5050はなかなかに高性能ですね。SDカードに対応してたら尚良なんですが、当時は各陣営がメディアのシェア争いをしていたのでOlympusがSDを使うなんて有り得無い選択肢でしたからね…
小型軽量高性能
今となっては冗談みたいな性能のC-5050 ですが、当時としては相当高水準の性能だったんですよね。
C-5050の発売は2002年11月。
当時のハイエンド だったE-20から画質や操作性を継承したうえ、コンパクト化ーというかC-XXXXシリーズの枠に収めたようなカメラです。
気になる画素数は500万画素。時代的にCMOSじゃなくてCCDを採用してまして、センサーサイズは1/1.8型と当時の標準で小さめのもの。
レンズは気合が入っていて開放F1.8-2.6と明るく、焦点距離は7.1~21.3㎜(35㎜換算で35~105㎜相当)の光学3倍ズーム。当時は高級なコンパクトカメラにはエラく明るいズームを採用するケースが多かったんですが、センサーが小さいから焦点距離も短く、いくらF値が小さくてもさほどボケないのが残念なんですよね…
他にも随所にボタンが沢山付いていて「カメラを操作している」感は凄くあります。
今では液晶でメニューを呼び出して…ってところに割当ボタンがあるもんで、物凄いボタンの数です。加えて上部に液晶があって其処を見ながら操作をするのでなかなか操作は煩雑です。フィルムカメラの感覚で其処にデジタルでの操作を加えていった感じなので、どうしてもややこしくなりますね。
幅と高さはこの時代のカメラにしてはコンパクトですが、奥行きが非常にあって大きな手でも持ちやすい、今の光学機器のトレンドと真逆を行くのがステキなカメラです。電池は単三4本なので、電池がヘタって使えないなんてビンテージデジカメでよくある不具合とも無縁。その分もあってボディが分厚いんですが、考えてみたらこの時代のデジカメは総じて分厚いのでこの辺は誤差の範囲内です。
ヤフオクらしいオマケが…
ちなみにC-5050にはCFが入ったままでして、Hagiwaraの128「MB」コンパクトフラッシュが入ってました。
中身にはバッチリプライベートな画像が入ってまして、老夫婦がお孫さんと出掛けた楽しい日常風景が写ってました。
購入したのはネットショップだったので、もとの持ち主は店に売った感じなんでしょうが、ジャンクだとこういったデータはキチンと消さずに売られてしまうみたいですね。
大抵の方はこう云った画像を悪用するなんてことはないんですが、悪用云々は別の話として、もし入れっぱなしのデータが大事な写真なうえバックアップを取ってなかったとかだとエライ事なんで、私の場合はメディアにデータが入ってた場合は消さずにそのまま置くようにしてます。カメラに限らずデータが残るような機械を売却する場合はデータのバックアップと消去を必ずやりましょう。画像が残ってると買い手も複雑な思いに駆られてしまいます…
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