T80のオマケです
先日落札したT80に付いてきたSpeedLight277T。
使い方がサッパリなんですが、どうやらAE-1とかA-1安価の所謂「Aシリーズ」とT50からT90までの「Tシリーズ」用に設定された専用のストロボみたいです。
フィルム時代はNikonだったんで、この辺の補助機器には全く疎かったので知りませんでした。
EOSまでーというよりもEOSになってからもCanonはストロボ関連が弱いってのがよく言われてました。
今では当たり前となったTTL調光もT90になってやっと対応したほどでしたし、フィルム時代はEOSになってからもストロボの調光が賢くないってのが先輩カメラマンの評でした。まあ、Nikonと比べてって話なんで、当時からNikonはストロボが賢いって言われてましたから、力の入れどころが違ったんでしょう。多分。
で、T90からやっとTTL調光に対応ーって事だと、Canonオートフォーカス機のパイオニアであるT80はどうやねんって思いますよね?私は思いました。
T80っての不思議なカメラでして、カメラにフィルムが装填されてるか見える窓が無くて裏蓋にフィルムホルダーがついていたり、マウントが妙にメカメカしいFDマウントだったりと、AF機という新しいパッケージの中に旧来のモノが入り込んでいて、レトロフューチャー感が半端ないのです。
そして、あれだけ自動化しておきながらT80のストロボはTTL調光じゃなくて旧態然とした外部自動調光、つまりストロボにあるセンサーで光を測ってストロボの光量を調整するタイプなのです。
外部自動調光
で、コレの何がダメかっていうと、フィルターとか付けたら明るさが反映されないってのが一番大きかった気がしますが、他にもISO感度や絞りとが連動出来ないってのも非常に不便なポイント。カメラとストロボとでちゃんとその辺りの数値を合わせないといけないのが地味にメンドクサイのです。失敗もしますしね。
で、この277Tはその辺りを少し自動化。カメラと連動できるようになってます。
なので、フィルターワークとか凝ったことをしない一般の方にはTTLと遜色ない感じで使えるのがメリットですが、やっぱり微妙に使い辛いんでしょうね。
Canon機体の新鋭機T90からは、他社と同じようにTTLに対応するようになりました。
そういえばT90の広告って、結構ストロボ関連の技術を誇示する内容が多かった気がします。何やら問題を乗り越えてストロボの技術に自信が付いたって事なんでしょうね。
オチはいつも同じ
そして、そんな面白メカの277Tを使ってみようと思ったんですが、「ジャンク」で買ったT80に付いていただけあって、通電すらしない状態でした…
いや、これを本気で使えるとは思ってませんでしたが、久しく使って無かった「外部自動調光」をやってみようかな…って思ってたので、使えないのはちょっと残念です。
まあ、本命のT80が使えただけでも良しとしなきゃいけませんね。
何しろ、前回買ったT80は通電すらしなかったので…
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