EF-Mの横にあったので…
CanonのEF-Mを見つけたその横に、不遇の名機MINOLTAα807Siが置いてあったので勢い余って手に入れてしまいました。
確か当時のMINOLTAはα5000、α7000,α9000って感じで奇数番号を付けてシリーズ展開してましたが、二世代目のα7700iからはα3700i、α5700i、α7700iときてα8700iと、最後に偶数番号のハイエンドを発売してきました。
MINOLTAはプロ用って意味でハイエンド機には「9」を付けるのだと勝手に理解していたのですが、第二世代の「8」番は「プロ用って程の堅牢性は持ち合わせていないけど機能的にはハイエンド」って意味に受け止めました。
続く第三世代、色々と評価のわかれるα7xiシリーズには再び「9」番が登場。
振り返って考えるとなかなか出来のいいα9xiは、確かに「9」番の名に相応しいカメラだったかなと思います。
そして、大爆死したxiシリーズの反省を生かしてSiシリーズが発売されました。
α807Si
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回手に入れたα807Siは前作α7xiシリーズを反面教師としたんじゃないかと思うくらいにユーザーライクなカメラ、α707Siの上位機種として1997年に登場。当時は10万円程とお値段の割に最上位機種なカメラです。
スペック事態に特記するところはあんまりないんですが、強いて言えばデッカイ内蔵ストロボとその所為で大きくなってしまったペンタ部のデコッパチ具合でしょうかね。
使いが手は非常に良さそうで、よく使うモードを3種類ほど登録しておけるほか、各部スイッチ類もよく考えられているので慣れたらストレスなく各部操作をこなせそう。
フィルムの巻き上げ速度等々はそれほど速くないのですが、左肩にはシンクロ接点も備えていて、プロユースにもお使いいただけます感を醸し出してます。
今のデジタルに慣れた層にはそれほど違和感なく使えそうな古さを感じさせない操作系がステキです。
そんなスゲェカメラがジャンクで700円と来たら買わずにはおられないと思いますよね。
そうなんです。
やっぱりジャンク…
電池を入れても全く動きませんでした…
何となくMINOLTAとかのオートフォーカス機ってジャンクであっても人気が無いからジャンクに来ているってパターンだと信じ込んでましたね。
何でしょうね。なんで「700円」なんて破格プライスを前にして何の疑いもなく手を出しちゃったんでしょうね…
最近はMINOLTAなんかのフルオートなカメラって、当時思ってたよりも良いカメラだったんじゃないかな?ーって思うようになってたんですよね。
最近ではフィルムを使う時って必ずデジタルでも押さえを撮るんです。なので、他のカメラと併用して使うことになる場合は手軽な操作性で、尚且つちょっと気になった所にはちゃんと手が入れられるようなカメラが良いな-なんて思ってた矢先だったんです。マウントの違う単焦点レンズとか持って行ったら色々嵩張りますしね…
そんな意味でα807Siは丁度良い機材なと思っていただけに、使えないのはちょっと残念でした。
まだまだ修行が足りんようです…
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