19世紀の英国製客車です
昔の写真を漁っていたら米子に行った時の画像が出てきました。
仕事終わりに米子市内をブラついてたらいきなり古い木造客車があって驚きました。
車両自他の保存状態も良好でなかなか渋い物件なのですが、良好な状態の保存車とは対照的に、元々は栄えていたであろう周辺の商店街が壊滅的に廃れていたのが印象的でした。
まあ、コロナ禍もあってか米子の旧市街は軒並みそんな感じだったんですけどね。
保存されていたのは昭和中期に廃線となった法勝寺電気鉄道の客車。
1887年に英国バーミンガム製で作られた古典客車です。
法勝寺電気鉄道ってのは大正13年に米子町駅(現在の同市道笑町)と南部の旧西伯町・法勝寺駅を結ぶ延長12.4kmで開通したそうです。
その後、お約束の経営不振で数社に委譲されて名前を転々としたそうですが「法勝寺電車」の愛称はそのまま残ったものの、昭和42年委遭えなく廃線となりました。
因みにこの保存車は日本最古の二軸木造客車だそうでして、国の産業遺産及び鳥取県文化財に登録されています。
鉄道の街米子を顕彰して始発駅にゆかりの深い同市道笑町で保存展示されているそうです。
ただ、こういった保存車両って客車だけだと何となく物足りない気がしますね。
できればけん引する機関車も一緒に置いておいてほしいと思っちゃいます。
「法勝寺電気鉄道」ってぐらいだから電気機関車とかあったんでしょうか?
ネットでちょっと調べたぐらいではわからない点が結構ありますね。
撮影したのは4年前で、周囲が非常に閑散としていたんですが、今は賑わいが戻ってるんでしょうか…
今更ながら心配です。
↓良かったらポチってやってください