雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

HELIOS‐44‐2

ロシアンレンズの入門編みたいなレンズだそうで…

HELIOS-44です

仕事帰りに寄った三宮はMARUIのキタムラで見つけたHELIOS-44-2。

はじめは4K円ぐらいの値札だったと思って見送ったんですが、再度訪れてみたら2k円。

旧ソ連製のレンズはZENITARだのIndustarだので経験済みなんですが、このテのレンズはそこはかとないダメさが面白いなと思ってました。ですが、今までのヤツは全て50㎜レンズ。今回のHELIOS-44-2は58㎜という実に中途半端でエエ感じの焦点距離に惹かれてしまってついつい購入しちゃいました。

blog.kobephotomic.work

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噂によると、HELIOS-44ってレンズは第二次世界大戦のドサクサでドイツのBiotar5.8cm/F2を接収してコピーしたものと言われてますが、調べてみたらおなじBiotarでもMovie用Biotar4cm/F1.4の工学系を模倣したものなんだとか。でもパチモンには違いありません。

それにしてもソビエト連邦時代(ロシア連邦になってからもかな?)によくあった「他国製のものを強奪して無理くりコピーして製品化する」ってやり方は権利とか知的所有権とかをまるっきり無視してますよね。実に彼の国らしい…

こう云った赤い国のコピー品といえば領内に不時着したB-29を弾痕修理跡までフルコピーしたTu-4爆撃機とかMig21を勝手に肥大化した中国の殲8戦闘機などが有名ですが、無許諾でパクッてデッドコピーを量産する様に共産圏っぽいリバースエンジニアリングが垣間見えて面白いです。

ZENITが似合いますね

でも使うのはコッチ


さて、脱線が過ぎてしまいましたが巷ではHELIOS-44-2ってレンズは結構評価自体は結構良いんですよね。

スペック自体は平凡でして、4郡6枚のダブルガウス型の光学系。マウントは汎用性の高いM42マウントで、絞りはF2~16のプリセット絞り方式。最短撮影距離は50cmです。

レンズの表面は鏡筒から結構奥まっていて少しはフードの役割を期待できそうですが、モノコートのソ連製オールドレンズに逆光耐性を期待するだけ無駄そうですよね…

シシカバブのマーク(?)がイイ味出してます

HELIOS-44-2はオールドレンズ定番のフワッとした描写とグルグルボケが特徴なんで、折角だからそれっぽい被写体を撮ってみたくなりますよね。

でも最近天気悪いからなぁ…

早めにテスト撮って遠方へも連れ出したいところです。

マウント近くが凹んでます



 

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