AutoBoyJETのハッテン版みたいなヤツですが
またもや見た目と値段につられて落としてしまいました。
Canonデジカメ黎明期のほぼ業務用途みたいなカメラです。
「Pro」って書いてますしね(笑)
2001年という20年も前のカメラなんですが、業務用途チックなだけに色褪せ具合が少なめ。割り切って使うには良いのかもって事で落としてみました。
デカいんですけどね。
メディアはCF、バッテリーはBP-511と殆ど旧世代のEOSと同じものが使えるのも良いところ。
きちんとしたホットシューも備えられていて、高感度が弱かった当時には必須だったストロボがEOSと同じ感覚のTTLで使えます。
この時代に絶賛売り出し中だったレンズ内手振れ補正機能のIS(IMAGE STABILIZER)を前面に押し出してネーミングからわかる通り、高倍率ズームレンズに手振れ補正機能を組み込んだオールラウンダー的な存在として売り出されました。
見た目はAutoBoyJETを持ち易くしたような形なんで、いろんな意味を込めてCanonらしいデザインしてます。角度で印象が随分変わるのが面白い形してますよね。
毎度の残念ポイント
まあ、20年も前の機械について今の感覚で見てしまう訳ですから残念ポイントもちらほらと散見されます。
まあ、感度が低感度のISO50から振ってるのは今のCanon使ってると羨ましいポイント(高輝度諧調優先にするとISO200からしかつかえないんです)ですが、高感度はISO400止まり。まあ、時代考えたら仕方ないんですが限界感度がISO400って事は、実際のところISO400は使い難い位にノイジーだと思って良いと思います。
なので基本ISO100って事になるのは35㎜換算の370㎜なんて望遠撮影ができるカメラとしてはツライところ。
晴れた屋外専用なんて縛りがあるのって夜中でも手持ちで撮れる今の時代からするとちょっとなぁ…ってなりますね。贅沢な話ですが。
画素数的なモノは約334万画素1/1.8型CCDを使っていて、有効画素数が約324万画素、記録画素数は約258万画素と寂しい感じ。特に334万画素から258万画素に減ってしまうと前面に押し出した334万画素ッて数字が詐欺的なモノに見えてきますね。まあ、実際使用したらそれほど差は無いんでしょうけど、何となく上手く言いくるめられた気分です。
もう一点、外装はグリップ部分がもう、あの「イヤな素材」ですっぽりと覆いつくされていて、新品の時はよかったんでしょうけど20年も経つと悲惨な状態です。
このテの素材って経年劣化のテストとかしなかったんですかね?いつも疑問に思いますが10年持てば御の字って感じで作っておられるんでしょうか?本当に残念な素材です。
そして現物
困ったことに現物には不具合がありました。
EVFが変です。
縞々です。
あるあるの悪いパターンにハマってしまいました…
もっと残念なことに、シャッターは切れるし画像を記録も出来るんですよね。
因みに背面液晶も引き出せば絵が出ることが確認できました。
問題はEVFです。
背面液晶onlyなら普通に使えるんですが、一番使い勝手が良さそうなEVFが使えないのがイタイです。
高倍率ズームで感度低めなんで、ブレないようにしっかりとカメラを構えなきゃならんのですが、私の場合バリアングルって水準器付いて無いと水平出すのも結構難しいんですよね。
とりあえず、使える機能を使って騙し騙し使ってみるしか手はなさそうです。
全く画面が見えないとかではなかったのが幸いでしたが、一部機能が使えない状態って何となく落ち着きませんね。
叩いたら治るかな…
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