オマケのオマケって感じのブツです
いつの間にか見なくなったカメラ店のフィルターコーナー。
フィルム時代にはカメラ屋の一角にKenkoだのMarumiだのの各種フィルターが、口径・種類毎に棚に並べられていたもんでした。
レンズフィルターってのはカメラ買うきに同時にセットで付いてくるような商品で、だいたいが初めて買う社外品がこのテのフィルターですよね。
何故か純正品が付くことが少ないアイテムです。
レンズ保護が目的なんで、当時はUVフィルターなんていう紫外線を除去するスキンケアチックな機能を持ったフィルターが付くことが多かったですね。
初めはスカイライトフィルターって言うちょっと暖色系に転ぶ「色付き」のフィルターが保護フィルターの定番だったみたいです。
日陰で人物を撮る時とかに青被りしないようにするフィルターなんですが、レンズ本来の色が出ないってのが残念ポイント。
現在は前述のUVフィルターを経て、無色透明無反射をモットーとしたレンズプロテクターに移行していったのは皆さんご存知の通りです。
因みに海外というか欧米では未だにUVが多く使われてるそうで、海外では光線状態の違いでもあるのかな?なんて思いますが真相はわかりません。
色々色付き
で、フィルターって一言で言っても色々種類があるもんで、今では後から幾らでも処理できるようになったことを昔は現場でフィルター噛ましてやってました。
代表的なので言えばコダクロームのロットによる色補正なんてのがありましたよね。
ロットごとに色がバラつくから予めCCフィルター噛まして撮らないといけないなんて、今になって考えたらドエライ話です。
あれほどシビアなのじゃなくても、「紗をかける」なんて言いまわしのソフトフィルターとか、光源を十字ら八文字やらにするクロスフィルター、コントラストを出すための黄色やオレンジのフィルター等々色々ありました。今はその辺りのフィルターはほとんど存在意義を失ってますね。今でもPLフィルターやNDフィルターなんかは必要性があるので普通に売ってますが、昔はもっと種類あったんですよね。
余談ですが、昔は画面が6分割するフィルターとか売ってましたが未だに何が良いのかわかりません。気になって調べてみたら何処にも情報が無くて、更に驚きました。
で、今回のヤツですが
先日のKXやらいろいろ入ったセットの中にフィルターセットも入ってました。
入ってたのは5種類。
結構種類あります。
モノクロやってた方のようで、オレンジとイエローが目に付きます。
昔はコントラスト出すために色つきのフィルター使ってたんですよね。
勿論カラーだと色被りまくりますが、モノクロでもファインダーで見た世界が真黄色だったりするとわかってはいても面喰いますよね。
私は使ったことないんですが、どうも使うのに抵抗あるフィルターです。
あ、オレンジは夕景用かな?
それから点光源に十字の尾を引かせるクロスフィルター。
光源が多いと結構うっとおしい感じになるので、後で付け足したりしたほうがいいのでデジタル化してからはスッカリ影を潜めましたね。
クローズアップは意外と便利だったりしますが、実質画面の真ん中しか使えないんで、マクロレンズ持ってたら要らない子です。
最期にPLフィルターですがこれは結構使いであるかもしれません。
というのも、一眼レフの場合はハーフミラーを使っていたのでオートフォーカスに不具合が出るのでちょっと高価な円偏光フィルターを使ってたんですが、ミラーレス化したらハーフミラーが無いので使えるかもしれません。
やってみないとわかりませんが…
と、此処まで書いてきて気付いたんですが、これらは口径が全部52㎜口径。手持ちのレンズでコレが使えるのは40㎜f2.8しかありません。
そういえば昔のレンズって口径小さかったんですよね。広角レンズも単焦点ばっかりなうえに口径揃えてたんで52㎜口径のを買っとけば間違いなかった時代でした。
40㎜縛りでフィルターワーク…常用は難しいですね…
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