何やら目を惹く建物ですが…
先日訪れた摩耶山の天上寺。
山門をくぐって直ぐの所に公衆トイレなのか電話ボックスなのか、よく解らない建物があり、中には摩耶夫人の像が収められてました。
お堂でもなく山門の脇の阿吽的なポジションでもなく、小さな建物に像が収まってるのが何とも不思議な光景です。
そして、その建物も扉が閉まっていて態々中が見えないようになっているんですよね。
よく見れば、脇のポストのようなモノに貼り紙が貼られています。
曰く
「削賽銭箱の中で四十雀が巣作りをしています。雛が巣立つまでお金を入れないでください」
とあります。
推測するに、普段はこの建物も扉が開いていて摩耶夫人像がよく見られるようになってるのでしょう。
でも、賽銭箱の中に四十雀が巣を作ってしまった為に摩耶夫人像は扉を閉めてお休みし、誤って賽銭箱にお金を投入されて雛が怪我するのを防いでいるーって事なんじゃないでしょうか。
多分。
何とも慈愛に満ちたお話です。
それほど深い意図はなかったとしても、なんともほっこりするお話です。
無事に四十雀の雛が巣立つことを願ってやみませんね。
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