今更コレ買っても…
CPSへ行く道すがら、堂島地下道にあったカメラのナニワが今年いっぱいで閉店らしいです。
久々に覗くと店内のショーウインドウが空き気味で、何があったのかなと訝しんでいたら12月中で閉店との告知が。
困ったことにセンサー清掃中に暇をつぶすところが無くなってしまいます…
これもコロナの影響でしょうか…残念な話です。
さて、
折角なのでジャンク品でも買おうかと物色すると、ジャンクボックスにCanonT90専用だった300TLってストロボがありました。
おそらく今のカメラで使えないけど面白いのでお持ち帰りです。
お値段は480円から割引で400円。まあまあってところのお値段です。
「後幕シンクロ」が画期的だった1980年代
当時鉄道マニアだった小学生の私は、たまに買ってもらえる「鉄道ファン」なんてそのままなネーミングの鉄道雑誌を、それこそ穴が空くぐらい読み漁ってました。
当然、広告も興味の対象で、その頃はOlympusのOМ-101とかNikonのF501なんかがデカデカと広告に載ってまして、写ルンですに毛の生えたぐらいのカメラしか持ってなかった当時の私はそのカメラで撮られた作例に心惹かれたもんです。
中でもインパクトが大きかったのはCanonで、丁度T90が発売されてしばらくたったころでした。
マルチモードやら最高速1/4000secシャッター&X1/250secなんてのは当時よくわかりませんでしたが、後幕シンクロの作例に心惹かれたのを覚えています。
作例は大阪の阪堺電車(ここのところにシンパシー感じたのもポイントかもしれません)堺駅辺りで撮られてました。スローシャッターで光を流しつつ丁度いいポイントでストロボを光らせて車体のディテールを写し出してました。
「こんな表現が出来るなんて一眼レフスゲェ…」
なんて小学生だった当時の私は思ったもんです。
いや、そんなことよりも走行中の電車にストロボバチバチに当てたら運転手さんの目がくらんで危ないやないかーなんて思いますが、当時は穏やかでのんびりした時代だったんでしょうね。
今なら炎上必至な案件です。
そういえば、今では後幕シンクロってどのカメラとストロボにも備えられている一般的な機能になりましたが、考えてみたら今まで一度も使ったことありません。
ハイスピードシンクロは多用するんですが、後幕シンクロの使い道がイマイチ…
変化球な機能は使いどころが難しいですね。
で、300TLですが…
そんなT90の専用ストロボが今回買った300TL。
だいたいこの辺りのネーミングはストロボのガイドナンバーですよね。
下記表をご覧いただければわかる通り、ISO100で35㎜の時にGN30です。
なので300TLって事ですね。
知らんけど…
そして、制御方式も「A-TTL」ってぐらいなんで、バッチリデジタル非対応。
現行のデジタル一眼レフに付けて発光させると容赦なくフル発光します。
真っ白になります。
なので、お仕事ではあんまり使えません。
常にフル発行するクリップオンストロボってのが結構厄介ですね。
せめてマニュアルで段階刻めたら使いでもありそうですが、Hi&Loの二段階ではちょっと厳しいところ。
多分手持ちのEOS630辺りなら上手いこと使えそうですが、EOS630にストロボ使う機会も無さそうなんで悩ましいです。
こうなったらT90を買うしかないかな…
↓良かったらポチってやってください