昭和団地の風物詩的な…
神戸市西区の古くなったニュータウンで見つけた魚の滑り台。
昭和の団地っぽくて結構好みですが、だいたいが人の集まる公園に設置してあるので、良いのを見つけても小学生が遊んでいたり、小さなお子様連れの方がおられたりと、このご時世では明確な目的無しにカメラを向けるのが憚られます。
なので、基本見かけてもスルーしてました。
先日見かけたコレは、寒いからか人が居なかったので丁度良いのと、大きめのショッピングモール近くにあったので仕事終えたら立ち寄れます。
仕事も滞りなく終わって、撮ってたら背後から「こんにちわ」の声。
「この界隈に知り合いはいないはずなんやけど…?」
と、思って振り返ると、当該団地在住と思しき小学生が声をかけてくれました。
KONICAMINOLTAのα-7なんてデカめのカメラを持って公園の遊具を撮っている、怪しい見た目のオッサンに挨拶をしてくれる小学生にちょっと驚きながら
「こんにちわ」
と挨拶を返しました。
やっぱり挨拶は基本です。
挨拶するとお互い警戒心が和らぐのでいい気分になりますね。
そういえばこの日は終業式でした。
今から鯛の滑り台も賑やかになるんでしょう。
何故鯛…?


いやいや、見れば見るほどエエ感じの鯛です。
ひょっとしたら金魚なのかもしれませんが、一先ず鯛とします。
この滑り台ってどういう経緯で作られたんでしょうね?
この団地がURか市営住宅かわかりませんが、公園担当の偉い人が
「子供は鯛が大好きがだから今回の団地では公園の滑り台を鯛にしよう!」
なんて考えで作ったんでしょうかね?
明石にある蛸の滑り台とかもそうですが、子供のニーズってわからないですよね。
象とかキリンとかの通り一遍な動物モノなんかだと、作る方も飽きて来るでしょうから変化球が欲しくなりそうです。
とは言っても公共のモノはキャラクターとかも使えませんしね。
果たしてストライクなのかデッドボールなのかわかりませんが、子供たちは配られたカードで勝負するしか無い訳です。
まあ、形なんて関係ないでしょうけどね。
自分自身を振り返ると、昔はそんなに気にしてなかった気もします。
そういえば近年、幼稚園・保育園の遊具は知らないうちに「Ⓒやなせたかし」の世界感でイッパイになってるんです。フレーベル館すごいです。
でも、アレはアレで統一しちゃうと味気ない気もしますんで、結局のところ正解ってのは無いんでしょうね。
ただ、鯛の滑り台ってのは何とも味があってイイ感じでした。
ただ、所々で寄る年波に勝てなかったような部分が見えて痛々しかったです。
色んな人の思い出が染みついてそうなんで、これからも補修しつつ、末永く残ればいいんですけどね。
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