でも対応機種持ってないからフル発火専用品
お仕事が午前中で終わってしまったので、チョットハードオフへ寄り道。
久しぶりに行った西宮店はレイアウトが前と少し変わっていました。
まあ、いつものメンツしかいないジャンク籠でしたが、Met'sのストロボが少し目新しい位で、コレと言って面白いものがありません。
その中で「おや?」って思ったのが今回買っちゃったOlympusのF280。
お値段は330円。安い…のかな?
このf280、発売当時話題になったSuperFP発光を初めに積んだ高速同調がウリのクリップオンストロボです。
今となっては多少こマシなストロボには大体ついているこの機能、はじめたのはOlympusなんですよね。忘れがちですけども…
SuperFP発光
って何やねん?
なんて思う方も多いかもしれません。
一般的なカメラが搭載しているフォーカルプレーンシャッターはある程度の高速シャッターになると、シャッターが全部開くことは無くてスリットを走らせることで露光を完了させます。
なので、瞬間の光であるストロボの光は完全に飽ききらないフォーカルプレーンシャッターだとスリットの幅分しか露光されない状態になる訳です。
それを解決するのが「ちょっと長めにフラッシュを光らせる」FP発光って訳です。
間に合わないならダラダラ光らせてやろうっていう発想の転換ですよね。
昔の閃光電球やらマグネシウムみたいな発光時間の長さみたいです。知らんけど。
で、発光時間が長くなると当然ながら光量も落ちるわけで、ガイドナンバー28のこのF280ですが、SuperFP発光にしたうえでシャッター速度1/2000secなんて切ったらガイドナンバーは3.1程度と光量が1/10近く減衰します。
まあ、ぶっちゃけSuperFP発光に限らず、高速シャッターシンクロはドピーカンで至近距離+絞り開けたいって時専用ですよね。なかなか使用条件は限られますが、非常に有効です。
で、ブツ自体は…
初めに驚いたのは、電池室。
電池は単三電池を4本使うんですが、+-の表示が一切ありませんでした。
ひょっとして4本とも同じ方向かと思ったんですが、ストロボの電源なんて大容量のヤツは基本直列のはずですし、端子の形状からしてそれな違う様子。
でも、端子に凹凸がなくてどれがプラスかマイナスかわからない状態で、なんとも不思議な電池室です。
何となく+-+-の配置にしてアタリを付けてやってみたところ、電源が入らなかったので一瞬壊れてるのかと思いましたが、逆に-+-+の順にしてみたところ、ちゃんと電源が入ってホッとしました。
ストロボの機能
このF280、発光部は固定でガイドナンバーも中途半端に28。
外光オートもマニュアル出力調整も付いてません。背面の操作パネルなんかもシンプルなもんです。ステータスをSuperFP発光に全振りしてるので、色々な小細工はできない仕様なんですよね。
まあ、高速シンクロでバウンスなんてしても意味無いですから潔い仕様ともいえます。
手持ちのストロボがコレしか無いって状況はチョット辛そうですけどね。
FP発光出来る…のか?
やっぱり最大のウリであるSuperFP発光をしてみたくなるものです。
早速、手持ちのE-3とOM-101でやってみたところ、両形式共にSuperFP発光はおろか、普通のTTL調光すら出来ませんでした。
コレはどうしたことかと思ったら、OM-101では端子の数が足りません。
やはり廉価版だとこのテの機能はオミットされてるみたいです。
で、一応プロ仕様なE-3はというと、コイツはそもそもホットシューの端子配列が違いました。
どうも、OMシリーズとは違う配列みたいで、一応発行する以外のkぃ能チェックが出来ないのが何とも歯痒い所です。
手持ちのOM-707は壊れてますしね…
やはりOM-4Tiでも買ってチェックしないとダメかもしれません。
↓良かったらポチってやってください