雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

見た目と撮れたモノ

明暗差とコントラストが肝ですね

謎の排気口

先日、撮影が押して遅くなったんですが、川のほとりに謎の排気口があったんで撮ったんですが、家に帰って見てみるとどうも違うんです。

撮影あるあるなんですが、明暗差が大きいとハイライトは飛び飛びでシャドーは落ちるんですよね。見た目は夕焼けがキレイで川面に空が写ってキレイだなと思ったんですが、空は真っ白で地面は真っ黒。二兎を追うものは一兎も得ずってのはこういう時に使うんでしょうね。

こういうときは一番見せたいところに露出合わせるのがセオリーだったんですが、家に帰ってPhotoshopでなんとかしようと思ったら、段階露光切るか中間に合わせてハイライトとシャドーでなんとかするほうが失敗は少ない気がします。

今回は結構な照度差があったので、空に露出合わせたら排気口が黒く潰れちゃいます。

なので、Photoshopで空をマスクして焼き込みするとようやくいい具合になりました。

あんまり補正していると「こんなんCGやんけ」って言われてしまいそうですが、フィルムの頃ー特にモノクロフィルムではプリントの時に大体焼き込みしてたんですよね。モノクロプリントは焼き込みが肝でしたんで、当時は皆苦労して引き伸ばし機の上で紙やら棒やらで光が当たらないように苦労してプリントしてたもんです。特に凝り性のヤツなんかだと、その画像のためにケント紙を切った専用マスクを何枚も作って焼きこんだりしてました。

まあ、そんなアナログなことを手軽にPCからやっちゃうだけなんで、明暗差の補正ってことの方向性は間違っちゃいないと思うんですよね。

ただ、手軽な分だけやり過ぎて、今度こそ本当にCGみたいな不自然な画像になっちゃいますので注意が必要ですが…

空だけだと簡単なんですけどね

 

 

↓良かったらポチってやってください

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村