超ワイド広角27㎜(相当)の衝撃
初期のデジカメって広角弱かったんですよね。
まだ写ルンですの時代からそれほど経ってないので、「広角レンズ」と言えば35㎜(相当)の感覚でした。
なので、だいたいの標準ズームレンズは35㎜からスタート。
当時、建設関係を取り扱う新聞社に居た私なんかは広角域が足りなくて良いポジションを探すのに難儀したものでした。おかげで安易に広角レンズの焦点距離に頼らない癖が身に付いたんだと思いたいです。まあ、どうだかわかりませんけどね…
さて、他社との差別化を図るなら他がやってないことをやらないといけません。
そういう意図があったのかどうかはわかりませんが、OlympusCAMEDEIAのC5060zoomは広角域に長けたコンパクトデジタルカメラです。
と言っても「27㎜(相当)」なんで、今になってみてみるとそれ程広角かな?って思いますが、当時としては28㎜(相当…しつこいか)よりも広角域に振ったズームレンズってのは貴重な存在でした。
本当は8080zoomと間違えて
本当のこと言うと、後継機の8080zoomと間違えて入札しちゃったんですよね。
後継機故に形が似てるんで、間違えました。
ま、バカでかいCAMEDIAのC8080zoomより、小柄な5060zoomのほうが良いのかなとも思いますが、画素数が500万画素ってのは正直チョット萎えますね。
別に実用性では同じようなもんだとは思いながらも、800万画素ってのは一種の実用性ラインです。何となくですが…
形的にも5060zoomはスマートメディア時代のC4ケタシリーズの系譜な感じなので、古めかしさが否めないです。
まあ、今となっちゃ似たり寄ったりな違いでしか無いんですがね。
ただ、グラマラスなボディーは気になってしまいますね。
スペックとか…
ウリは唯々、27㎜スタートの広角レンズ。
当時は世界初だったみたいです。
それに当時としちゃ高性能な処理エンジンなんかも手伝って、なかなか豪華な仕上がりになってます。
あとは、やっぱり目を惹く360°回転する背面液晶。
セルフィーなんかもバッチリです。
結構面白い動きするんですよね。
あと、液晶のサイズは1.8型。
今は小さくてタッチパネル的になってきたので、このサイズと使い勝手は辛そうです。
実用性は十分
ただ、サブカメラ的な使い方をするなら、別にこのカメラでも問題なないんです。
ただ、チョット凝ったことしたいとか思ったとたんに出来ることが少なくなるのが困ったところ。
やっぱりセンサーの小ささは致命的ですね。
最近はボカしてナンボな風潮なんで、小さなセンサーのカメラは存在意義を問われます。このカメラは近い将来に訪れるであろう、コンデジ不要な世界を見据えて差別化を図ろうとしているところがいじましいです。
でもまさか、携帯電話の付属カメラにコンパクトデジカメが実質全部喰われるとは思いませんでしたよね。
今は適当に押すだけでキレイに撮れるカメラをご所望なら、iPhone使えばいいだけの話なんです。撮像素子が小さくても良いならスマートフォンで代用が効きます。
単に液晶画面をポチって撮る撮り方が嫌な方用って感じですよね。
いやいや、大変な時代になってきましたね。
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