雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

OM707度々

とりあえず動きました

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見た目はなかなか(テープが無ければ…)

500円で買ったOM707。

 

blog.kobephotomic.work

 

ヤフオクで落としたヤツより安いかったんですが、無事に動きました。

触ってみるとなかなか可愛らしいカメラですね。

ガワは横長でデカいですが、メーカーが気合入れて開発したのがわかります。

気合が空回りしているのが残念ですが、今の時代からすると80年代後半の自動化が進んだカメラなんてどれもこれも陳腐なモノなんで、飛び抜けてウィークポイントがあるカメラの方が面白いです。

大事なモノを撮る時なんかは使うのを躊躇…というより使いませんけどね。

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シンプル過ぎる液晶表記

実際使ってみると、露出制御はプログラムAEonlyで絞り値やシャッター速度、露出のオーバーアンダーなんて大事なところを実質的に弄ることできない仕様ですし、ピント合わせもマニュアルフォーカスは不可能でオートフォーカスのモーター駆動を用いた「パワーフォーカス」なんて何処をどう考えたらこんなの思いつくんだろうって機能を使わないとできないとか、実用性とは程遠い所に開発資金をジャブジャブつぎ込んだんだろうなーって思えるところが哀愁を誘いますね。

此処で成功してればOlympusも今とはまた違ったポジションに居ただろうに…

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因みにストロボは光りませんでした…

因みに最悪なのが前述のパワーフォーカス。

そのやり方ってのが背面のレバーを使ってピントリングを回す仕様なので、どう頑張ってもこれで思い通りにピントを合わすことができない仕様となっています。

本当にすごいですコレ。機会があれば皆さん試して欲しい位です。

どう頑張ってもピント外す自信しかない。

今思えば可笑しな機構ですが、当時定価で買った少年達はピントを合わせるということの奥深さに絶望したであろうことは想像に難くないですね。罪深いなぁ…

さらには自慢のオートフォーカスも結構なポンコツで、チョット陰になった位で直ぐにペンタ部のAF補助光が謎の怪光線を放射するぐらいに暗所に弱いです。

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そういやペンタ部に機種名ってのは斬新ですね

まあ、OМ707はオートフォーカス黎明期のトップバッターみたいなもんなんで、仕方ないっちゃ仕方無いんですが、このオートフォーカスの性能で事実上マニュアルフォーカスをオミットしているのが凄いなぁ…って思いますね。
まあ、とりあえずは動くようになったので、今度は気長に弟分のOМ101を探そうかなと思ってます。

内視鏡専用機は学習したので、今度こそ本物を…

 

 

 

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