革と金属の接着ならG17しかないですね
先日貼革が剥がれて大変不細工なことになっていたLeicaのM4-2。
革が剥がれてると使う気も失せるというものです。
何となく面倒に感じでそのまま放置プレイでいましたが、このままではイカンと一念発起して修理してみました。
それにしてもここまで放置っしてるってLeicaはどんだけ使ってへんねやって話です。
乾燥してからの接着
ってことで、革と金属の接着ならやっぱり「G17」ですよね。
コニシの「G17」は知る人ぞ知るってのじゃなくて、どこの家庭にも置いてある接着剤ってイメージです。木工用ボンドとともに工具箱の番人みたいなイメージ。
でもG17って使い方が独特で、子供には難しかったんですよね。
ガキの頃は祖父母のうちへ遊びに行って近所の模型屋でプラモデルなんかを買って貰った後、組み立てようと接着剤を出してきてもらったらその接着剤がG17で途方に暮れるーってパターンを数回経験しました。学習しない子供でしたからね。
で、このG17の何が難しいのかというと、コイツは接着面に塗布した後「乾燥させてから」貼り合わせて接着するんですよね。
ここが初見殺しって言うのか、理解し難いんです。
セメダインとか木工ボンドとか、はたまた瞬間接着剤なんかとは逆に「乾かしてから着ける」というのが子供心には謎だったんです。
いまなら説明書に従って、とりあえずやってみようと思うんですが、当時は「きっと説明書が間違ってるんだろう」と根拠なく思い込んで接着失敗→この接着剤の性能が悪いんだーと、誰も得しない状況に陥ってました。
アッサリと着きます
で、時は流れてLeicaの貼革です。
説明書通りに接着面をキレイにした後にG17を塗布しヘラで伸ばします。
塗布した後は10分以上乾燥させ、ある程度乾燥したなと思ったら一気に圧着させてくっ付けます。
そうすると信じられない位にアッサリと剥がれてた革がボディに密着してくれました。
黄色くて汚い接着剤なんですが、ちゃんと着いたら跡も見えなくなってキレイです。
これが百均で売ってるんですからエエ時代になったもんです。
気を良くしてE-1も…
そういや、先日入手したOlympusのE-1もグリップの革風ゴムが剥がれかけてました。
Leicaを治した勢いのまま、今度はデジイチのリペアです。
丁度、グリップの接着に両面テープを使ってたみたいなんでボディ側は両面テープを残したまま着けることにします。
おそらくは両面テープが革風ゴムにくっついてないのが剥がれた原因のようなので、G17ならくっついてくれることを期待してのチャレンジです。
まあ、画像を見てもらうと大体予想できると思うんですが、結論から言うとE-1のグリップ補修は失敗しました。
どうもゴムの部分がくっ付かなかったんですよね。
Leicaの革ならイケたんですが、ツルツル気味のゴムだとどうも粘着が足らんようです。
失敗の原因としては接着部分の清掃が足りなかったのかもしれないので、キレイにして再チャレンジしてみようと思います。
ちょっとペーパー掛けてみるのが良いのかもしれません。
まあ、実用品のE-1なんで多少汚くなってもグリップ部分が剥がれるよりだいぶマシなんで、見た目なんて放っといて一体感を出せるようにしないといけません。
E-1は残念でしたけどLeicaがぶっつけ本番で上手く行ったので御の字ってところです。
G17はクリアタイプのモノもあるみたいなんですが、100均には売ってなかったんで仕方なく黄色いタイプ使いましたが、今のところスコアは一勝一敗。
敗者復活戦に賭けたいところです。
これでダメならエポキシ系かな…
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