分解→再利用です
フィルム時代のリチウム電池って本当に高価いですよね。
フィルム時代のようにそれしか選択肢がないって事なら我慢して使うんですが、フィルム自体が高騰して本来のカメラとして使い道が無いのに1600円も電池に使うのは躊躇してしまいます。
加えて電池もざっと4種類。
一般的な2CR5電池を筆頭にCR-P2、CR123A、CR2と実に四種類もあります。
このうち、2CR5電池はCR123Aを2つ直列につなげたもの、CR-P2は同じようにCR2を直列につなげたモノです。
大体が2CR5で動くんで、手元には2CR5が数本あるんですが他の電池は買うことないので電池の種類が違うと電池を買いに行かないといけません。
なので、電池の種類が違うオートフォーカスのカメラはたとえ状態の良いジャンクであっても買うのに躊躇してしまう訳です。
電圧同じなうえにサイズもさほど変わらないんだから統一化しても良いような気がしますが、なるべく消費者から巻き上げたいという大人の事情なのか、はたまた電池業界の版図争いなのかわかりませんが困ったもんです。
ただ、大雑把に分けるとCR123A系とCR2系の二系統なんで生産する側の手間的にはそれほど変わらないのかもしれません。
分解
で、先日100円でEOS500を買っちゃったわけですが、コイツが態々CR123Aを二本使うなんて意地悪な電源。小型化の為なのかわかりませんが困ったもんです。
100円のジャンク検証に1600円も出して電池を買うのは本末転倒ですし、同じお金出すならフィルム買いたいもんです。
なので、手持ちの2CR5をバラシてCR123Aを取り出してみました。
ニッパーで…
バラすと言っても電池なんで傷つけたりはしたくないですよね。
何となく怖いですし。
で、とりあえず先の細いニッパーでプラ部分を壊しつつ分解しました。
2CR5のケースもなかなか丈夫に作ってあるので結構苦労しますが、ほどなくしてばらすことに成功。
バラシてみたら電池同士を溶接して繋げてあるので、この辺も破壊しつつ取っ払っていきます。ちょっと怖いです。
で、通電の事を考えて端子の出っ張り等をほんの少し残したら、CR123Aの完成です。
カメラに入れてみると
早速EOS500に電池を挿入すると、バラした時の端子出っ張りを残し過ぎたのか蓋がちゃんと閉まりません。
コレはダメか…と少し諦めかけましたが、端子の出っ張りを少しずつ丁寧に切って縮めていくと無理矢理ではありますが蓋が閉まるようになりました。雑なEOS500だから何とかなったのかもしれませんが、とりあえず結果オーライです。
100円ジャンクが蘇りました。
因みにテストなんで電池容量低下気味だった2CR5をバラしたんですが、KYOCERA270AFでは電池容量低下のサインが出るほどだったんですが、EOS500だと容量満タンな表示が出てました。
どっちも信用できない機械なんで、フィルム詰めて持って行くなら予備電池が必須みたいです。
いや、それにしても爆発とか感電とかしなくてよかったです。
とりあえず、これを見てやってみようと思われる方(そんな人いないでしょうけど…)は、十分注意して自己責任でお願いしますね。
事故が起こったら元も子もない上、怪我したりしたらシャレになりませんので…
↓良かったらポチってやってください