雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

象は居ません

久々の天王寺動物園ですが…

象が居なくて寂しい象エリアです

幼少期、単身赴任の父に代わって母が色んな所に連れて行ってくれてました。

京都市内在住だったんで高尾とか八瀬遊園とかに行くことが多かったんですが、ある日のこと神戸の王子動物園に行こうと言い出しました。

で、何故か大阪で電車を降りて着いたのは天王寺動物園

どうも母は方向音痴だったみたいです。

時代は昭和の終わりだったんで、新世界といったら結構な無法地帯。大阪一のデンジャーゾーンにビビりつつ到着した天王寺動物園でしたが、動物園の中身よりもその周辺部の異質な空気感だけが記憶に残ってしまいました。

時は過ぎて、大学生になると天王寺駅周辺も行く機会が多くありまして、学校帰りに阿部野橋から日本橋へ向かう道すがら、動物園の入り口周辺で当時問題になっていた「青空カラオケ」(昼間っから酒を飲みながら8トラックのカラオケ機械で「ラバウル航空隊」なんぞを歌う中年グループ)を横目に見つつ、ディープな空気をたっぷりと楽しんだのですが、動物園の中に入ることは終ぞありませんでした。

で、大阪でお仕事貰うようになって久しぶりに天王寺動物園に行ったら、駅から動物園迄の無法地帯は奇麗サッパリ無くなって、芝生広場とシャレオツなお店が並ぶ小奇麗な空間に変貌してました。

コレはコレで寂しいんですが、子供が安心して遊べるようになったのは素直に良いことだなと思ってます。

さて本題

象エリアの他にも寂しいエリアが…

そんな天王寺動物園ですが、リニューアル後に初めて行ったのはコロナ禍が影も形もない頃。良い時代でした。

サバンナゾーンってところはなかなか本格的で凝ってました。

天王寺動物園の象はアジアゾウなんで、タイのジャングルを模した象エリアは大きくスペースをとっていて現地さながらの様相を呈してました。

そんな天王寺動物園の体験から数年。コロナ禍後に訪れた天王寺動物園は人出こそ以前のように賑わってましたが持て成す側の動物たちが心なしか疲弊した感じ。何よりも数が足りてないのが明らかでした。

入口から

天王寺動物園に象は居ません」

「象はいせん」

の表記。

はて?居ったけどな?

なんて思って象のエリアに行くと、コロナ前に象が死んでしまってから補充が無いみたいで廃墟になった象エリアが何とも悲しい姿を晒していました。

何とも寂しい光景です

他にも死んでしまってから補充されたりしてないエリアがポツポツあって、何とも寂しい状態。経営状況は芳しくないようです。

初めにきたときは動物の見せ方とかもなかなか凝っていて、レベルの高い動物園だなと思っていただけに今回の惨状は結構残念な気持ちになりました。

天王寺動物園は場所柄もあってなかなか賑わってるんで、イイ感じにテコ入れして貰ってゲストホスト共に以前の賑わいを取り戻して欲しいです。

何よりも象が居ない動物園ってのは寂しすぎますから…

結構作り込んでるんですけど主役が居ない…

 

 

 ↓良かったらポチってやってください

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村