雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

裏側

陽のあたらない場所です

真ん中だけ時代が止まったような雰囲気です

大きなビルとかの裏側って配管が縦横無尽に走っていたり室外機なんかの剥き出しの機器が丸見えだったりで表から見るその建物とは違う顔していて面白かったりします。

大雑把に言って大友克洋の世界感みたいな感じ。

前世紀の大丸京都店なんかは四条通から見たら瀟洒な百貨店なんですが、ヨコに回った途端に高度経済成長期に置いていかれたような裏路地が顔をのぞかせて、小さな個人商店が軒を連ねていました。百貨店のビル壁面も配管がウネウネしていて、その先に繋がれたよくわからない機械が唸りを上げているような、きらびやかな表の顔とはおよそ真逆な雰囲気で何となく好きな空間でした。

久しぶりに訪れたら周りはスッカリ再開発されてしまってました。

多分、手前に何かしらの建物が繋がっていたんだろうと思われます

観光客相手の洒落た雑貨店が子汚い個人商店を駆逐してしまったみたいすっかり観光地向けの顔になっていて、大丸の壁面もスッカリ小奇麗に整備されてしまっていて、正面と変わらない雰囲気の横顔に少し寂しい思いがしました。

さて、今日は大阪市内の某場所へ仕事で行ったんですが、駐車した場所が建て替え工事の真っただ中な場所の裏側で、建物の裏っ側が剥き出しになってました。

白くて真新しい建物に囲まれて少し肩身の狭そうな旧館はそこだけが茶色で否応なく存在感を発揮していました。

何とも感慨深い風景でした。

E-1で撮ったからか、矢鱈と空が青いです

 

 

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