視線入力が当初は話題でしたが…
視線入力が印象的だったCanonのEOS5。
どうしても後ろに「D」を付けたくなりますが、フィルムカメラです。
発売当初はセールスが凄くて、エリオットアーウィット氏
をCMに登用してショートムービーが制作されたりしてました。
当時はインターネットのイの字も無いようなご時世だったので、Canonにはがきを送ったらVHSテープが送られてくるような形だったかな?
なかなか手の込んだ売り込みをしてました。
買いもしないのにVHS貰ったのもいい思い出。
アーウィット好きでしたしね。
さて、そんな懐かしの名機EOS5が西宮のドフで売られていて、お値段が驚きの100円。
100円と来たら買うしか無いですよね…
お持ち帰りしてしまいました。
このEOS5、大きな持病持ちでしてお馴染み左肩のモードダイヤルがロック効かなくなってグルグルグラグラになるんです。
当時の勤め先の社長も「価格が10万越えのカメラとは思えん壊れ方するんやな」と驚いてました。
勿論この個体も初期症状が発症中。早晩ダメになる感じです。
思い起こせば、当時のCanonって此処は削っちゃダメだろうってところを敢えてコストダウンのために削るチャレンジ精神に溢れた会社でしたね。
プラスチックの首の皮一枚で繋がった電池蓋やらプラスチックマウントやらプラスチックのストラップ環やら、矢鱈とプラスチックを多用したのも懐かしいです。
また、90年代半ばごろから各社ハイエンド以外にも縦グリが付けられるようになりまして、このEOS5も大仰な縦グリが用意されてました。
が、NikonやMINOLTAと違って純粋に縦グリだけなのでガッカリしたのを覚えてます。
何せ2CR5などのリチウム電池は当時の希望小売価格で1600円とお高く、単三が使えるようになったMINOLTAや元々団さん電池仕様のNikonと違って矢鱈とリチウム電池駆動に拘るCanonは、十代の少年の目には何とも残念に映ったモノでした。
さて、折角手に入れたEOS5を動かしてやろうと思ったら肝心の電池が見当たりません。
つい先日、使わないカメラを大量に処分したのですが、その時にカメラに入れたまま売り払ってしまったものと思われます。
そうなるとお高い2CR5電池を買うしか動作確認をする術がないのですが、カメラ本体が100円、電池が1600円となるとどうしても躊躇してしまいますよね。
何処かで安く2CR5電池を手に入れないといけません。
本末転倒ですね…
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