日本のエーゲ海…
此処はその筋には有名な水没ペンション群があります。
なんでも、1970年以降に塩の製法が劇的に変わって塩田が要らなくなり、その塩田の跡地に建てられたのがこのペンション群らしいです。
完成したのは1979年頃とも言われてますが、まさに日本経済が上り調子な時に新たなレジャー施設として誕生した感があります。
バブル最盛期なんかはさぞかし賑わったんでしょうね。
さてこのペンション群ですが、2000年代初めぐらいに業者が倒産して放置状態になり、元々水捌けの悪い塩田だった土地柄から徐々に浸水していって、この様な状態になってるそうです。
現地は非常に虫が多くて夏場の訪問はチョット失敗だったかなと思われましたが、仕事が押した関係もあって丁度いい光線状態の時に現地へ到着したのはラッキーでした。
アクセスは非常に悪いので車でしか行けないんでしょうけど、現地へ行くまでの道路も結構狭い目なんで本当にこの道かなと不安になりました。
牛窓という土地自体は自称「日本のエーゲ海」だそうで、それなりに観光案内もあって近付けば迷うことはなさそう。
到着してみたら敷地内には標識なんかも残っているので、なかなかにシュールな光景。
初めの場所からは「ペンション群」は見えないので、少し場所を移すとイイ感じの建物群が見えてきました。
6時半も回ってたので、キレイはキレイなんですが光線状態は弱くて露出は厳しい目。
仕事用とは別にしようと思ってたので、メインがCanonのEOS6Dなので今のカメラに比べたらISOアゲアゲに出来なくて少し辛いです。
それでもまあ、思ったよりは良い感じに撮れたんじゃないかなと…
最後に高台に登って俯瞰で見てみると、結構敷地面積は広いんですよね。
ペンションの無いところも結構広くとってあるようです。
往時はテニスコートとかもあって、皆さんバブル期なレジャーを謳歌されたのだろうなと思うと現状の侘しさが一層深まりますね。
何とも諸行無常な光景でした。
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