所謂28㎜
焦点距離について
何の本だったかは忘れたのですが
常用焦点距離(35㍉版で換算)=年齢
みたいなのを読んだことがあります。
なにやら年齢による視界の広さが云々とかって話だったと記憶してますが、
それによると年行けば行くほど視野角が狭くなるとかなんとか…
一瞬納得しかけるのですが、そうすると中学生なんかはめっちゃ広角になりますし、
小学生なんかは、ほぼ魚眼しかないのにどないせえっちゅうねんって話ですよね。
魚か。
まあ、目安なのか広告の一種なのかわかりませんが、一時は結構信じてました。
蛇足ですが、一説によると小学生の視野角は大人の7割ほどだそうで、
先程とは全く逆のお話があったりします。
それを元に考えたら小学生は50㎜位が妥当な感じになりますね。
でも、今度は比較する大人ってのを何歳ぐらいにするかの定義が不明瞭で…
閑話休題
特にスナップ撮影についてですが、
此処のところ、世間での流行りはどちらかというと28㎜が主流ですよね?
RicohのGRなんかは言うまでもなく有名ですし、シグマのDPも基幹となるDP1も28㎜で登場してました。
単焦点のコンデジって言うと大体28㎜です。GRの功績故か「スナップの王道」って地位を確立したかに見えます。
最近でこそ、フジのX100やらSONYのRX-1なんかで、35㎜も見直されつつあるみたいで35㎜派の私としては嬉しいのですが、それでも28㎜が多数派です。
世間ではそうなんですが、28㎜って慣れてないからか難しいんですよね。
元々、初めて買った単焦点も、当初持っていた標準ズームの広角端も35mmだったので(世代がアレですな…)どうにも馴染みなくてシックリきません。
何かこう、中途半端に広いんですよね。
寄り引きの加減も今一つ掴めないので、何だか半端な構図になってしまいます。
でも、一応写真で食ってる身としては、これほどメジャーな28㎜って焦点距離を、苦手なままではイカン気がしてました。
そこで毎度の衝動買い
そこで、衝動買いしてしまった28粍(相当)2種です。はい。
ここで、お仕事のシステムに28㎜の単焦点をーって話にならないのが困ったところ。
言い訳すると、いつも仕事には広角・標準・望遠の3本ズームに50㎜と85mm、それにマクロを入れて行くわけなんですが、これ以上入れるとカメラバッグがパンパンです。なので、28㎜の単焦点買ったら入れる場所が無いのです。
その点、表題のGXRならカメラバックとは別に肩から掛けて持てるので、負担が無いって話です。
因みにGXRってのは、もう終わってしまった悲しいシステムで、レンズ交換の代わりにセンサー毎交換して色々な用途に対応するという画期的なモノだったんですが、今一つ市場に受け入れられなかったみたいで、思ったよりも早い段階でディスコンになってしまいました。
この本体を買ったのも投げ売りされてた頃です。めっちゃ安かった…
古いシステムだけに動きが遅くてそれなりにイライラさせられますが、渋めの発色と以外にも頑丈なボディは今も色褪せません。デザインもシンプルで素敵。
ファインダーと言うか液晶画面は見難いですが、ペンタックス6×7のウエストレベルファインダーを付けると非常に見やすくて使いやすいカメラに大変身。固定具に工夫が要りますが、お持ちの方は是非やってみてほしいところです。
ちょっとだけセンサーの大きなS10ユニットで使っていたのですが、どうもセンサーにゴミが乗ったらしく、黒点に悩まされていました。
そんな中、GXR用の28粍(相当)単焦点ユニットが、ネットでお安く中古が売られていたので後先考えずついついお買い上げ。
「ボディに塗装剥がれあり」なんて書いてましたが、床の間に飾る訳でもないので気にしてはいなかったのですが、コーティングが少し剥げていたのは誤算でした。幸いにも写りにあまり影響も無いようですが、愛着度がグンと下がるので困ったもんです。
もう一つは、これまたとっくの昔に終わったシステムのロッコール28ミリF2・8。
もちろんジャンクです。
ジャンクコーナーで1k円だったので、ついつい鹵獲。お買い得ではあったと思いますが、使い道を考えてませんでした。
なので一年以上たった今でもどんな描写をしてくれるのかイマイチ ピンと来てません。
ミラーレス化したらアダプター付けて試したいのですが、R5がなかなか発売されないのでしばらくオアズケになりそうです…