コストパフォーマンスは抜群
以前、ご紹介したXi Zoom100-300㎜F5.6ですが、当たり前ながら「思った時に撮れない」ってのがネックになって使ってませんでした。
やっぱり黎明期のパワーズームは使い難いことこの上ない代物でした。
さらにはα9Xiも売っ払ってしまってたので、オートスタンバイやらなにやらのアレな機能がオミットされていたら動きの悪いパワーズームなんてお荷物でしか無いですもんね。
そもそもオートスタンバイとか、あの辺の機能自体がお荷物でしか無いような気が…
まあ、αの望遠ズームなんて無くてもそれほどーというよりも全く困らないんですが、やっぱりあると楽しいのが望遠ズームですよね。
幸いにして、CanonのEFマウントとMINOLTAのαマウントはジャンクコーナーの常連と言うよりもスタメンなんで、直ぐに代替のレンズが見つかりました。
それが、今回のAF75-300㎜F4.5-5.6です。
ちょこっとスペックアップ
以前のXiZoom100-300㎜F5.6に比べると、焦点距離が75㎜に伸びて、解放F値が75㎜側でF4.5と半段明るくなってます。
実はこのレンズ、結構マイナーチェンジを繰り返していて、α7000時代からカタログにあった長寿なヤツです。
入手したのは多分α7700i時代のもので、個人的にはこの時代のデザインが一番いいんじゃないかなと思ってます。一世代前のα7000時代に発売されたレンズはマニュアルフォーカスでの使用が多分に考慮されていて、ピントリングの回る幅が結構広いんですよね。オートフォーカスで使うと無駄に回さないといけないので、動きが若干もたつくのが難点でした。
そしてこのレンズ、光学的には初代からそれほど変わっていないようで、それならばコストダウンが図られたコニカミノルタ時代のヤツよりもMINOLTAがイケイケだったバブル期のヤツの方がしっかりしていそうな気がします。
実際、30年経過したとは思えないほどのガタツキの無さは、古き良き時代のMINOLTAを彷彿とさせます。
凡庸なレンズ
でもまあ、いくら外装がしっかりしていても描写がダメなら何の慰めにもなりません。
幸いにもコイツはアタリなようで、メチャメチャイイ!!って訳では無いのですが、文句を言うほど悪くも無いという凡庸な感じのレンズ。実際に使っていてもダメっぷりを披露できるほどのウィークポイントは見つかりません。
寧ろ、意外と良かった…って感じることの方が多いです。
考えてみたら、MINOLTAの最盛期、始めにα7700iやらα8700iやらを買ったユーザーが次に買うのは多分このレンズだったんじゃないでしょうか?
勿論、SIGMAやらTAMRONのお安いセットに流れた人もそれなりに居たでしょうが、純正信仰ってのは根強いもので、当時のサードパティはバイト代が足りなかった時の最期の頼みーみたいな側面があった気がします。
電車やらや飛行機やらを撮りたいと思っていた当時の少年たちにはこのレンズはピッタリだったはず。α7700iだと標準レンズが35-105㎜なんで、70-210㎜だと変化が少ないので、300㎜まで伸びるこのレンズの方が需要は多かったんじゃないでしょうか。
それほどデカくも無くて、重すぎず、AFも速い。良いこと尽くめな気がします。
コレがジャンクとはいえ1000円程で手に入るなんて、良い時代になったもんです。しかもAPS-Cのカメラに装着すれば、450㎜F5.6と結構なモノになります。
αマウントのカメラをお持ちの方なら買って損はないはず。
問題は私の場合、手持ちのαボディがイマイチなのしかないので、気合入れて撮るならそれなりに良いカメラを調達する必要があるんですよね。
いつの時代も趣味にはお金がかかるもんです。
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