雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

KONICAの一眼レフ FTA(初代)を落としてみました

毎度のヤフオクなんですけどね…

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今回は諸事情により写真が汚めです。ごめんなさい…

入札したつもりが無かったんですが、知らないうちにポチってしまっていて落札してしまいました。

今回はKONICAの一眼レフ、FTAです。

KONICAといえば、今は亡きフィルムメーカー。MINOLTAと合併したかと思えばあっという間にコンシューマー向け市場から撤退していたのは記憶に新しいところ。

色々と拗らせてしまっていた20代の頃は、FujiFilmやらKODAKやらのメジャーどころを忌避してしまう癖が付いていて、ポジもモノクロもKONICAのフィルムを愛用していた時期がありました。ボヤっとした感じが何となく好みだったんですよね。

因みにネガカラーはFujiFilm一択です。会社の支給フィルムがKODAKを経てKONICAのセンチュリアになった時は本当にガッカリしました。あの色調の差は何処から来るんでしょうね。FujiFilm恐るべしです。

フィルム会社の…

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標準レンズを中途半端な焦点距離にするのがフィルムメーカーの習わし?

そういえば一時「フィルム会社の作るレンズは素晴らしい」なんてことが実しやかに喧伝されていましたが、そこそこ真実なんじゃないかと今は思います。

実際、DIGITALだとFujiFilmのカメラは発色に関して結構な高評価を得てます。これにはレンズの性能も大きく寄与していると考えられます。デジタル化以前も8×10や4×5インチの大型カメラ用やテレビカメラ用、中判カメラのGX680等々で光学性能の高さは実証済みです。

ただ問題は35㎜サイズのFUJICAが売れなかったことなんですよね。

良いモノなのに残念です。

因みにKODAKのピークはレチナで終わってる気がします…

さてKONICAです

KONICAの一眼レフと言えば、キー坊のCMで有名な「市場コニカ」Acom-1と、ワインダー内蔵のFT-1モーターですよね。

実際、この二つはフィルムカメラはジャンクコーナーや中古カメラ店でもちょくちょく見かけます。

なので、全くマイナーな存在ではないはずなのですが、小西六の広大な販売網に乗っかてた割には売れてない気もします。この辺りはFujiFilmも同じなんですが、自社の息がかかったDPE店を全国展開しておきながらも一眼レフだけは売れなかったってのは何だか不思議ですね。

因みにKONICAの一眼レフはFujiFilmのFUJICAよりも古くからあって、1960年の「KONICA F」が最初の一眼レフです。「Nikon F」よりも高値かったんで、ほとんど売れなかったとか。マーケティングって大事ですよね。

それにしてもKONICAは戦前からカメラを作ってる割にはほとんどの機種がパッとしない感じなのはなんでなんでしょうね。デザインかな?

FTA

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ブラックペイントが精悍な感じです

そして、今回落としちゃったのは前述の通りFTAって機種。

1969年発売でシャッター速度は1~1/1000。TTL露出計が付いた当時としてはスタンダードなカメラです。

この時代はブラックの塗りが奇麗でイイ感じ。使い込まれたNikonCanonみたいに真鍮の地金も出ていないので、とてもきれいです。

届いた個体はカビも無くてきれいなんですが、残念なことに巻き上げに持病があるらしくて、ちょっと様子見中です。

奇麗なだけに使ってやりたいのですが、修理代とか考えると…

 

 

 

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