懐かしのAutoBoyです
先日、梅田に出たついでに八〇富のジャンクを覗いてみたら100円でCanonのAutoBoyZoom105が売られてました。
自販機のジュースより安いので買う気満々で手に取ってみたんですが、どうも鏡筒が長すぎる気がします…
近くに同型機が500円で売られていて、ソイツはそれほどレンズが出っ張ってなかったので、どうもこの個体が故障してるだけみたいです。
でもまあ、バラシて組み直したら治りそうなんて、やりもしない妄想に頭を支配されちゃったのでお持ち帰り。
なかなか楽しい機械に心はウキウキです。
CanonのAutoBoyといえば、フィルムに慣れ親しんだオッサン世代以上には大変懐かしいカメラ。
ファーストカメラがこの系列だったって人も多いんではないでしょうか?
このAutoBoyZoom105が発売されて1991年は、コンパクトカメラにも多機能化が推し進められていて、同時にレンズもズームが当たり前になっていた時代。
但しコンパクトカメラの筐体にズームレンズを組み込むとあまりに肥大化する上、無理しても一眼レフ用みたいな口径は用意できないので矢鱈暗くて中途半端な焦点距離のレンズが付いたカメラが次々と発売されてました。
さらに色々欲張った為にボディはで描くかだばるようになったので、どこが「コンパクト」カメラなのか首を傾げたくなるようなモノが多かった気がします。
で、このAutoBoyZoom105ですが、レンズは35-105㎜の3倍ズーム。F値は3.5-8と二段以上暗くなるという恐ろしい代物。
デジタルカメラならISO感度はある程度自由が利きますが、フィルムだと撮り切るまでISO100は100のまま、ISO400は400のままで36枚撮りきらないといけません。
高感度フィルムは普通の感度のヤツの2倍以上する時代なんで、105㎜F8なんてピーカン時しか使えないんですよね。
なかなか不便ですが、当時の余りカメラに興味の無い層は「105㎜の3倍ズーム」って字面だけで買っちゃったんでしょうね。
そのほか、このカメラには日付だけでなく五種類の文字を入れ込める機能が付いてます。
I💛youとかthank youとか通り一遍の文言ですが、これは使う場面が限定されるなぁ…
作品撮りしたいって時にこの辺の文字入れ機能がONになってたらトリミングする以外での回避方法が見つかりませんね。当時なら…
色々と挑戦的なんですが、結構スベリ気味な自動少年でした。
近いうちにバラそう…
↓良かったらポチってやってください